「誰のせいでもありゃしない、みんなオイラが悪いのさ」
尾藤イサオのこの歌が私は好きである。
皆がそう思えるようになれば、世の中争い事はなくなる。
今朝、こんな夢を見た。
車のエンジンをかけてから、忘れ物に気が付いて、キィを付けっぱなしにして、忘れ物を取りに行き、戻ったら、車が無い。誰かに乗っ取られた。
あわてて110番した。
「車を盗まれたんです。至急捕まえてください!」
「なんで、盗まれたのか?」
「キイを付けっぱなしにして、ちょっと部屋にもどったら・・・」
「なに!?、そりゃ お前が悪い。そんなのにいちいち出動できるかッ!」と
警察に叱られて、シュン。
今でこそ “あおり運転” は 罪になるが、かなり昔のこと。
あおられ、車を止められ、相手が降りて近づいてきた。
携帯で110番したら、
「それで? あんたは怪我でもしとるのかね」
「いえ、まだです」
「なに!? あおられるような運転をした お前が悪い。
喧嘩の仲裁などにいちいち出動できるか!」
と一喝された。
30年ほど前、アメリカでは、レイプされても、犯人はたいてい無罪放免になるとか。「ミニスカートなどはいて、セクシーに男を挑発した女が悪い」というのだ。その頃、ニューヨークに遊びに行った。
アメリカでは スカートをはいている女性は一人もいなかった。みなジーパン。色気などない。がっかり失望したものだった。
事故に遭うのも、殺されるのも、いじめられるのも、みな自分が悪い。
殺されないよう。事故に遭わないよう、いじめられないよう、努力することは
できるはず。私はそう思う。
https://youtu.be/MEZJkz3awas