現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「こむそう部屋」⑱一休、乞食に教えられる

2022-01-14 18:38:40 | 虚無僧日記

 

こむそう部屋⑱ 1月12日 一休、乞食から教えられる

「乞食(こじき)」は放送禁止用語ですが、ここでは、仏教の「乞食(こつじき)」という意味で使わせていただきます。日本(仏教)では、「乞食も聖(...

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「乞食(こじき)」は放送禁止用語ですが、ここでは、仏教の「乞食(こつじき)」という意味で使わせていただきます。日本(仏教)では、「乞食も聖(ひじり)」とあがめ、施しをすることで徳積になるという考えがありました。 一休さん、ある時、町で乞食を見かけた。裸なので「寒かろう」と衣を脱いで乞食に差し出すと、乞食は喜ぶどころか、「ありがとう」とも言わない。一休は「人から施しを受けて、ありがとうの一つも言えんのか」というと、乞食は「フン、お前さんは、その衣をワシにくれて、満足しているんだろう」と。その言葉に一休は、「そうか」と悟ります。すると乞食は忽然と消えてしまった。乞食が教えてくれたのは、人は他に施しをすることで“満足”を得る。徳を積む。虚無僧は、徳積をさせてあげる存在まのです。布施する方が「ありがとうございます」と云うのです。そういう文化が古来、日本にあった。


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