毎月28日は不動明王の縁日。不動明王は大日如来の命を受け、忿怒の相で右手に剣、左手に縄を持ってすべての厄災から衆生を守り、煩悩を断ち切り、諸願を成就させる密教の重要な仏である。
自宅近くのハチが眠る真言宗普光寺で、今年最後のお不動さん護摩焚きに参列して1年の無事を感謝した。護摩木に書いたのは「身体健全」。
不動明王のご真言は「ノウマク サンマンダ バザラダン センダンマカロシャダヤ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」。
真言とは秘密の言葉とされ、私たち衆生には意味が分からない。密教では意味が分からなくてよいそうで、唯ひたすら唱えるだけで仏のこころに通じると教えられている。
護摩焚きの間、参列者全員で般若心経とこのご真言を何度も何度も唱和する。ご住職が叩く大太鼓の音がお腹に響くのを感じながら、私もお腹の底から思い切り発声してすっきりした。子息の副住職が焚く護摩木の炎は、不動明王の化身となって護摩木に書かれた祈願に応える。
信仰心を持つことはとても大切なこと。仏像写真家として「一仏一心」の気持ちでみ仏に接して来た。これまでお会いした数百体に及ぶすべてのみ仏に合掌礼拝。
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