■レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》
『現代アートとは何ぞや』と言う問いに一言で答えることは、作者の制作意図が
其々ゆえに、簡単では無いがレアンドロ・エルリッヒの作品に限れば
『ありきたりの景色に隠された意外性及びその作品との触れ合いと
空間の共有に重きを置いた芸術である』と云えるのでは無いだろうか。
このスイミングプールも見事に作者の狙いというか、創作目的を具現化している。
私はそうでも無かったが、人によってはプールに入って泳いでみたい衝動に
かられるかもしれない。
そのような緊急事態に、たった一人のおばさん監視員で適切な対応が可能なのか
甚だ心許ないが、プールの強度的には想定の範疇であろうと思われる。
せいぜい服が濡れる位でしょうか(笑)
地階、即ちプールの内部に入って、思ったより狭いと感じたのはその時刻
その空間を共有していた人数の多さ故だったかもしれない。
出来ればもう少し少人数で、鑑賞したいところだったが、逆に他人様の反応が
見えて面白かった。単純に異空間を映像として捉える者(こういうシチュエーション
ではカメラの自分撮り機能は必須である)
壁を這い上がる、溺れたパフォーマンスをする女の子なんてのはお約束かな。
ともかくも、天気が良く晴天のブルーが撮れて良かったです。
OM-2N+Zuiko MC Auto-W 28mm/F2.8(ILFORD FP4 Plus125)
OM-2N+Zuiko MC Auto-W 28mm/F2.8 (Kodak Ektar 100)
--Museum data--
施設名:金沢21世紀美術館(公式HP)
所在:石川県金沢市広坂1-2-1(Yahoo!地図)
電話:076-220-2800
開館時間:(展覧会ゾーン)10:00~18:00(金・土曜は20:00まで)
開館時間:(交流ゾーン)9:00~22:00
入場料:一般1,000円(個別設定料金あり)※交流ゾーンのみは無料
最寄駅:JR金沢駅よりタクシーで10分