ハナアブの羽化
庭の植物の葉に見たことのない不思議な物が付いているのを見つけた。
長さと言うか体長と言うか6~7ミリで、全体が茶色で黒い縞模様が付いた不思議な形をした物だ。
良く見ると先端の細くなった部分に目玉の様な物が見える。
何かは分からないが何かの蛹ではないかと、観察して見る事にした。
外では観察が難しいので、枝を切り取り花瓶に挿して室内で観察することにした。
蛹だとしても何時羽化するのか全く分からない。
とりあえず、身近な所に置きいつでも見る事が出来るようにし、カメラをセットして置いた。
一時間置き位に観察することにして他の仕事をする。
その夜10時ころまでは異常なしで、羽化は明日になるかな?と思い就寝する。
翌朝起床してすぐに蛹らしき物がどうなったかと見ると、何と早やくも羽化が終わり、成虫になって抜け殻の上に止まっていた。
しまった!と思ったが後の祭り。
かと言って一晩中見ているわけにもゆかない。
ハナアブのようだ。
抜けた殻に確りとつかまるようにして、完全に成虫になるのを待っているようだった。
成虫になり飛び去った後の抜け殻。
暫くする内に完全に成虫になり、飛び立った。
不思議な物体から素晴らしい形の昆虫が生まれると言う事は実に不可思議な感じだ。
しかも蛹の大きさに比べて成虫の大きさは何倍かになっているのも不思議。
自然界のもたらす奇跡というか営みの素晴らしさを実感する事が出来た。
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