夕暮れの散歩3
夕焼雲の撮影を終え、帰路に向かい歩く。
東の空にはうっすらと色付いた雲が漂っていたていた。
恋ヶ窪駅のホームを見ながら踏切を渡る。
恋の字が付く駅が日本に3駅あるそうだ。
このあたりは恋ヶ窪と言うロマンティックな地名が付けられている。
恋ヶ窪駅前。
恋ヶ窪駅周辺には商店街と言われるものが無い。
どこの駅前にも大小にかかわらず商店街があり、夕方などは人出が多いのが普通だと思うが、この駅周辺は薄暗く、人出も全くなく寂しい。
駅前を一歩横に入った路地から西空を見ると、夕日の残照が棚引く雲にかすかに赤みをさしていた。
暫く歩きふと西空を見ると、船底のような不思議な形をした雲が民家を押し潰すかのように、すごい重量感を持って棚引いていた。
こんな雲を見たのも初めての事だ。
今日の散歩は天体の不思議を見せつけられたような散歩だった。
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