へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

日本の学力低下     2

2007年10月26日 04時07分02秒 | Weblog
学力調査に対して、様々な意見が出ている。
その中に、「競争をあおる事になるのでは?」と言うものがある。
心配する気持ちはよく解るのだが、これも「日本人らしい考え方」ではないだろうか?。
日本国内だけのことを考えれば、競争は無い方がよいかもしれないが、「そうは問屋が卸さない」のである。
「その様なのんきな事」を言っていたら、国際社会から取り残されてしまうであろう。
「弱肉強食」と言う言葉は、自然界だけのものではない。
「自国の経済発展」の為に、新興国が「虎視眈々と」日本の市場(国内だけでなく輸出先も含めて)を狙っているのである。
国内の競争など「問題外」と言わざるを得ない。
「格差の拡大」が議論される事も有るが、「弱肉強食の競争社会」では仕方ない事なのである。
「国際社会の格差」を無くさなければ、日本国内の「格差を無くせ!」などと言う論議は、「無意味」な事ではないだろうか?。
日本だけを、「特別扱い」はしてくれはしないのだから。
この様に考えてゆくと、日本人の「国際性の無さと島国根性」ばかりが際立ってしまう。
「政治が悪いからだ!」と言う人もいるだろう。
しかし、よく考えて見て欲しい。
「親を見れば、子供がわかる」「子供を見れば、親がわかる」と言うではないか。
この言葉の、「親と子供」を「政府と国民」に置き換えてみればいい。
昔、ある人に聞いた言葉に、「金を儲けたかったら頭を使え、頭が使えなかったら体を使え、どちらも使えなかったら諦めろ」と言うのがある。
少々乱暴な言い方では有るが、「真理」を衝いていると思う。
「競争も格差も無くす」と言う事は、別な考え方をすると、かつて問題になった「護送船団方式」と同じ事になってしまう。
国際社会を生き抜くためには、「弱肉強食と言う競争社会」を勝ち抜かなくてはいけないのだ。
新興国ばかりではない、世界中の国々が「ガチンコ勝負」をしているのである。
日本だけが「のん気な事」を言っていられる状態ではないはずである。
非常に残念なことでは有るが、日本人に限らず「都合の悪い事は後回しにする」と言う癖が有る。
「尻に火が着いて慌てる」と言うのが、毎度の事ではないだろうか?。
「格差も競争も無い社会」とは、「共産主義の基本理念」ではないだろうか?。
基本理念から見ると、「理想的な社会」のように感じるが、共産圏が縮小している事を考えると、「理想と現実の違い」を感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする