へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

国会議員の世襲について

2009年05月03日 22時52分10秒 | Weblog
国会議員の世襲の是非が問題になっているようだが、多くの意見は「世襲のマイナス面」にばかり焦点を当てているように思えるが、果たして本当にマイナスばかりなのだろうか?。
何事によらず「功罪相半ば」と言うように、マイナス面ばかりではないと思うのだが、そんな事より「世襲議員が当選する理由」の方を問題にするべきだと思うのだが・・・・。
全ての国民は「一定の年齢になれば議員に立候補する権利を有する」のだが、仮の話し、右も左もわからない状態で議員になったとして「一体何が出来る?」と言わねばならないだろう。
一つの例として「小泉チルドレン」と呼ばれた議員たちが一体何をしたか考えてみればわかるように、「組織票の中の一票」としての役割が殆どで、多くは「泡沫」のように消えてゆくのではないだろうか。
しかしながら、それ以上に問題なのが「世襲議員を当選させる有権者の存在」ではないだろうか。
西松建設の企業献金が問題になっているが、そもそも「見返りを求めない企業献金など有りえない」のとは多少の違いがあるかもしれないが、「有権者の殆どは何らかの見返りを求めて投票する」のが至極当然の事であるから、「出来るだけ自分に都合のよい結果を求めやすい世襲議員に投票する」と言うことになってしまうのである。
過去に何度も書いているのだが、「政治が悪いから世の中が悪くなった」のではなく「私利私欲で議員を選ぶ有権者の側に問題がある」と考えるべきだろう。
「民意を政治に反映させる」と言うことが悪い事だとは言いたくないのだが、何事によらず「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うように、「民意に左右されているような政治では、ろくな事は出来ない」と思うのだが・・・・。
コメント
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