たまにしか書かないので話が重複すると思うが、そこは年寄りのたわごととご容赦のほどをお願いします。
「日本人の9割が中流意識を持っている」というが、本当の中流社会がどんなものか知っている人がどれだけいるのか。
多くの人は、戦後の貧しい暮らしから脱したので「中流になった」と勘違いしただけで、本当の中流家庭を知っている私から見れば「とんでもない勘違い」としか言いようがないのです。
ところが・・・・。
政府(国)はこれを逆利用(深慮遠謀)して「経済発展」をもくろんだのだろう。
メディアもこれに同調した。
このころ言われた言葉に「所得倍増論」があるが。
この言葉を聞いた時私がすぐ思いついたのは、「物価も倍増する」である。
現実の話、高度経済成長で所得は確かの増えたが、それを追うように物価も上がっている。
所得がいくら増えても、それを追うように物価も上がれば・・・・。
「プラスマイナスゼロ」ということに。
それでも、常に右肩上がりで成長していれば問題は起きないのだが・・・・。
世の中そうそう思いどうりにはゆかないのである。
そう、山があれば谷もある。
谷も浅ければ何とかなるだろうが、深い谷ではどうなるのか。