へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ある日突然テレビがやってきた     その5

2016年05月11日 23時16分40秒 | 昔話?
近所中にテレビのことが知れ渡ると・・・・。


普通の家ならそれ程大騒ぎにもならないだろうが、商人の家となるとそうも行かない。

店に来るお客さんはひとしきりテレビの話しで持ち上がり、商売そっちのけになることも。


が・・・・。

昼間はその程度なのでまだよいが・・・・。




折りしも、プロレスの人気が非常に高くなっていた時代である。


かの有名な「力道山」が活躍した時代である。

なので、プロレスの放送がある日は大変なことに。


プロレスの放送がある日は、放送開始のだいぶ前から「見れてください」と言う人が次々とやってくるのです。




その数、5人や10人ではない。


50人以上はやってきたかも。



商売をしているのでむげに断ることも出来ず、テレビの置いてある部屋は人だらけ。

勿論、その部屋だけでは収まりきれないので、隣りの部屋まで人であふれるのである。



大人の男が大半なので、熱中したときの声はすさまじいものである。


私も一緒に見てはいたが、正直なところ「ウンザリ」と言う感じであった。



そして・・・・。


熱中して大騒ぎをしている大人たちを見ていて、ふとある疑問を持つようになった。




その疑問に関してはまた改めて。



つづく。
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ある日突然テレビがやってきた     その4

2016年05月09日 22時51分39秒 | 昔話?
売れ残った分のクジに当たりクジが有った事は前に書いたが、ついにそのテレビが我が家にやって来た。


持ってきたのは、製造元の大手電機メーカーの社員である。



早速家の中に入れ、慎重に梱包を開け、待望のテレビが姿を現す。

取り扱い説明書が入っているのは当然だが、それ以外のものも入っている。


その中に「149,000円」と印刷された値札まで入っていたのである。




当然かもしれないが、電気屋の店頭に貼る「宣伝用ポスター」のようなものまで入っていたのです。


149,000円。





今ならそれ程驚かないかもしれない金額だが、大卒サラリーマンの初任給が1万円に満たなかった時代なので、それはとてつもない金額なのです。



放送開始当初は「25万円」位したらしいが・・・・。


それが「14インチの白黒テレビ」の値段なのだから。


カラーテレビもリモコンなども無い時代で、チャンネルは手で回して替えるのです。



そして・・・・。




このころはテレビのある家などほとんど無かった時代です。





我が家は酒屋だったので、テレビが手に入ったことは「アッ!と言う間」に近所中に知れ渡ります。






さあ大変です。



このあととんでもない騒ぎが起きるのだが・・・・。


つづく。
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ある日突然テレビがやってきた     その3(今では信じられないようなことが)

2016年05月09日 04時09分49秒 | 昔話?
今なら500万円くらいに相当するような景品がもらえるクジ。


さぞかし厳正な抽選によって決められると思うだろうが・・・・。



それが、とんでもない話しなのである。

今でもその場てアタリハズレがわかるクジもあるが、これはそれよりもっと原始的な方法でアタリハズレがわかるのです。



????と思う人も多いだろうが・・・・。


実は・・・・。

抽選も何も無いのです。


更に????と思うだろうが・・・・。



実は・・・・。

今ではとても信じがたいことではあるが、1本1本のお酒の瓶に、テレビジョンが当たる「三角クジ」が輪ゴムで止められているだけなのです。





そう、三角くじを開くだけでアタリハズレがわかるのです。


今なら、警察官立会いの下で厳正に抽選が行なわれるだろうが、そのころは至ってのんびりとしていたのです。




と言う事で、売れ残った大量のお酒の瓶には、当然のこと、それぞれに1枚ずつ三角クジが付いているのです。


早速売れ残った分の三角クジを回収し、半ばやけくそで開いたのです。




私も何枚か開いたのだが・・・・。


半分くらい開いた時だったと思うが、突然「当たった!」と父が叫んだのです。





そう、売れ残った分に当たりクジがあったのです。



父は儲かると思って大量に仕入れたが・・・・。


獲らぬ狸の皮算用で、大量の売れ残りが発生する。



が・・・・。

その中に当たりクジがあった。



「人間万事塞翁が馬」「災い転じて福と成す」と言ったところか。





売れ残ったお酒の行方はいかに。


今では殆んどないと思うが、当時は店頭での「立ち飲み」と言うシステムがあり、多くはそこで使われたが、一部は策好きな父のお腹に。



なので、実質的には何ら損はしていないのです。





それにしても・・・・。


今なら高級乗用車が買えるほどの金額に相当する景品が当たるというクジが、子供だましのような「三角クジ」だったとは。





何とものどかな時代であったのです。


つづく。
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ある日突然テレビがやってきた      その2(突然訪れた幸運)

2016年05月08日 23時30分44秒 | 昔話?
突然訪れた幸運とは。


大卒サラリーマンの初任給1年分でも買えないほど高価だったテレビがやってきたこと自体が幸運なのだが、それにはある伏線があるのです。



今でも高価な景品がもらえる機会は多いだろうが、この場合は、ある予想外(悪い方の予想外です)の結果によってもたらされたのもで、「禍転じて福と成す」の典型のような話かも。


昭和30年。

我が家は酒屋である。

なので、至極当たり前の話ではあるが、お酒を売っている。


酒問屋からお酒を仕入れるのも当たり前の話だが、ある酒造会社が「テレビジョンが当たるクジ付きのお酒」を売り出したと言う話しが問屋から舞い込む。




そこで父は考えた。


「これはかなり売れそうだ」と。

すぐさまかなりの量を仕入れ、店の棚にずらりと並べた。


お酒を買いに来たお客にも精一杯勧めるが・・・・。



あまり名の知れていないメーカーのお酒だったこともあって、「どうせ当たりっこない」と言ってなかなか買ってはくれない。





父も予想外の結果で機嫌が悪い。


結局のところ、そのほとんどが売れ残ってしまった。




景品付きの特別販売のため、返品も出来ないと言う。





正に「泣きっ面に蜂」「獲らぬ狸の皮算用」と言ったところなのである。



つづく。
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ある日突然テレビがやってきた    その1

2016年05月08日 04時18分44秒 | 昔話?

NHK総合で「トットてれび」と言う番国が放送されているが、これは昭和30年ころの我が家での話である。 


昭和30年と言えば、日本でテレビ放送が始まって2年くらい経ったころのことである。




本放送が始まったのが昭和28年で、このころのテレビジョンの値段は「25万円」もしたらしい。


それから2年経って値段もだいぶ下がったが、それでも「14万9千円」と言う値札が付いていた。




今なら14万9千円と言ってもそれほどたいした金額ではないと思うが、そのころは大卒サラリーマンの初任給が「1万円以下」だったことを思うと、とてつもない金額である。

今なら「500万円」と言ったところだろうか。


今なら「超大型テレビ」が買える金額である。



何故そんな高価なものが我が家にやってきたのか。







今ではとても考えられないような幸運によりやって来たのだが・・・・。


今回はこれで終わりです。



この続きはまた改めて書きます。

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五月病

2016年05月06日 22時35分52秒 | ブログのお題に関連すること
私が若かりし頃は、「ゴールデンウイーク」と言う言葉自体が存在しない時代で、当然のことではあるが、「五月病」と言う言葉も存在しない。



が、似た様な症状に陥る人はいなくもなかったが・・・・。


だいたいは「根性がない」、「意気地がない」、「腰抜けだ」、「甘ったれている」などと馬鹿にされたものです。




また、上下関係は非常に厳しかったので、五月病になっている暇もなかったと思うのだが・・・・。





それが日本の経済発展を支えていたと思うのだがね。
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今日は立夏

2016年05月05日 23時20分12秒 | とりとめのない話
今日から本格的な夏が始まるのだが・・・・。


ゴールデンウイークは今日でお終いである。



最も、まだ続いている人もいるだろうがね。





秋にはシルバーウイークなどと言うものも創設されたので、そのうち「ブロンズウイーク」も出来る?。


私は一年中シルバーウイークだが、肝心なゴールド(お金)がない。

なので、ゴールデンウイーク中は何処にも出かけなかった。


買い物にも行っていない。




普通の人であれば、一週間も買い物に行かないと食べるものに事欠くようになるだろうが、私は大丈夫。



が・・・・。


庭仕事にも少々飽きてきた。





やることはまだいくらでもあるのだが、そろそろ気分転換が必要である。


明日は久しぶりにボーリングにでも行って来るとしようか。





昨日今日の暑さを利用して油抜きもしたことだし。


それにしてもすごい油の量である。




以前(ミナミの時)は1年に3回か4回くらい油を抜いていたが、今は毎月である。


それでも浮いてくる油の量は以前より多い。



何とも困ったものである。
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絶世の美女?

2016年05月04日 23時32分14秒 | ブログのお題に関連すること
クレオパトラ、楊貴妃、小野小町などが有名だが・・・・。


実物を見たことがないので、「絶世の美女」と言うものがどんなものかわからない。





どんなものかわからなければ・・・・。


決めようもないのである。




絶世の美女。


美女自体に関心がないので、まるで思い浮かばない。





自分好みのかわいい女なら思い浮かぶが・・・・。







美女と言うには少々無理があるかも。
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夏が来た・・・・

2016年05月04日 23時23分24秒 | とりとめのない話
夜中に大粒の雨が降り出したので、今日は水遣りの手間が省けると思っていたのだが・・・・。


朝起きるころにはすっかり晴れている。

気温もかなり高くなっている。



が・・・・。



雨は気休め程度にしか降らなかったようで、一部の鉢植えは水切れを起こしかけている。


気温も、お昼過ぎには30度を超えていて、明日の立夏を前に、早くも真夏日である。




が、空気が乾いていたのか、気温の割には暑く感じない。



が・・・・。


さすがに日差しは強く、日が当たる場所は暑い。




明日5月5日はこどもの日であるが、今年は立夏の日にも当たる。







「冬来たりなば春遠からじ」



待ちわびていた春も今日で終わり、明日からは夏である。


と言うことは・・・・。





鬱陶しい梅雨もあと少しで始まる。


そして、またあのクソ暑い夏になるのである。





4年後の東京オリンピック。


東京オリンピックは、そのクソ暑いさなかで開催するのだという。




とても正気の沙汰だとは思えないのだが・・・・。







熱中症対策は?。


日本人ではなく、オリンピック目当てで来日した外国人が熱中症で倒れたらどうするのであろうか。



老婆心ならぬ、老爺心で心配しているのだが・・・・。
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雨が降り出した

2016年05月04日 04時01分07秒 | とりとめのない話
昨日は昼間から風が強かったが、夜になって更に強い風が吹き始めていた。

が、雨は降らなかった。


それがここに来て大粒の雨音が聞こえ始めた。



天気予報ではかなりの雨量になるらしいが、今のところはそれ程強くは降っていない。


が、風は相変わらず強く吹いている。





雨は午前中に上がるらしいが、風は収まってくれるのであろうか。






最近風の吹き方が以前とは少し違うような気もする。


気分的なものではなく、安定性の悪い鉢植えが、今までとは違う方向に倒れることが時おりあるのです。




この風でまた幾つか倒れているかも。
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