某日、小中同期の連中と集い、大阪市内から至近距離のリゾート、「みのお山荘 風の杜」という宿へ。ここの建物、拙宅からも山沿いに小さく見える。
メンバーは朝からドライブ、「チーノ」という明石の海辺のイタリアンでピッツァをしこたま詰め込んできた由。こっちは直前に仕事になり、一人遅れて雨の中をブルーな気分で行く。
待たせたなぁ、さぁメシに突入である。
前菜 鱚菊花和え・合鴨ロース・寄せむかご・栗渋皮煮・トビアラ・銀杏・・・ とりあえずのアンティパストだが、もう少し工夫できるような気がする。点数を絞ってグレードを上げるとか。つかみが大事なので、思わず歓声が洩れるようなものが欲しい。例えばこれから食事が始まるのにでかい(腹の膨れる)栗など外してしまって、秋の色彩をもっと出せないだろうか。
先付け 胡桃豆腐 トマト
造り 鯛・伊勢海老・よこわ・縞あじ
この日のために取っておいた竹筒入り清酒を持参。穴開けるのに電話したりしてひと苦労。チョボチョボとしか出ず、ひとに注ごうとすると肉離れを起こしそうになる。
友人Fさんからは秋鹿を差し入れいただく。来れなかったTくんからはビールが届き、箱入り安うまカリフォルニアワインをグビグビ。
吸い物代わり 土瓶蒸し 松茸・鱧・蛤・才巻海老
金目鯛 蕪・あわび茸
三田牛のすき焼き 松茸 豆腐 玉ねぎ
カマスのポワレ 根セロリのピュレ
こういう和洋折衷な料理も口が変わってオツ。
天ぷら イチジク衣揚げほか
この手の旅館系の会席料理というのは難しいなぁ。
全部が全部熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、という訳に行かない。コース料理のように一品食べたら次が出てくるわけでもない。不本意であろうが、食べ手のテンポではなく出し手(お運び、しいては厨房の)のテンポで進行するので、ついつい皿がダブついてしまい、客は一皿に集中できず、気が散ることになる。
ああ、目移りしていけねぇやぁ・・・(蟹)
もっとも多くは宴会が目的なのだから、さて真剣にメシ食う人間がどこまでいるか。冷めても美味しいものを考えなければいけないし、豪華さを感じさせるには皿数だっているだろう。僕はもう少し品数を減らして力点を明確にしたらいい気がするのだが。
胡瓜・貝柱重ね・茗荷・うど…
こういう小さな酢の物好きだけどね。
つまりは通りいっぺんの会席を排し、点数を絞り、ここへわざわざ来るに足りる個性のキラリと光る料理をドンと持ってくる。そこが勝負、印象に残る何かを。言うは易しであるが。
シメは松茸釜飯・赤出汁・三種香の物
クレームブリュレ 表面は炙ってある。
酔っ払ったので今夜の風呂はパスして明朝にまわす。
腹はいっぱいだが、明石から買ってきてもらったピッツァ・マルガリータを開こう。ピッツァは冷たいが、その気持ちが温かい。
くだらない話を肴に、一杯やるとしよう。
朝の風呂がまたいい。
ここの朝の陽光の中で入る風呂は最高!
みのお山荘 風の杜 大阪府箕面市箕面2
木々と風の匂い。
文字通り「森林浴」で癒されます。
同級生の集まりって、会社や仕事関係の宴会とは違い、心がほどけるっていうか弛みますね。
で、ついアホな話をしてしまい、翌日反省(--;
いつになったら立派な大人になれるんでしょう。
で、来年は「網タイツ」に乞うご期待!
(反省してないか・・・