予約席の味気ないプレートではなく、こんな愛嬌のある人形が
ゲストをウェルカムと待ち構えている。
屋号のトラットリア・パッパのパッパとはイタリア語で幼児語の
「まんま(ごはん)」のこと。
一品目は、「サツマイモとヒシの実の冷製ふわふわスープ」。
PACO JETでソルベ状になった冷たいデザートのような前菜。
それでいてスパイスが効いている。爽やかな滑り出し…
二品目は「カルパッチョの盛り合わせ」。
魚料理をテーマとするPappa、カルパッチョ(刺身)には一際気合が
入る。サワラ、鯛(加太)、ホッキ、ツブ貝、4種ちがったソースで。
目の前の魚ケースにウチワエビ(長崎産)があったので所望。
殻は塩焼き、身はトランペット、ネギなどとタスマニア・マスタードを
乗せて、味を違えた2種類。
最もいま食べるべきは?と問うと、シェフ松本氏即座に「さんま」と
答えた。4品目は「秋刀魚の塩焼き」。これが…という意表のつき方。
ワタを使ったソース、カリカリに揚げた身は骨ごといける。
パスタは松本氏の、「リングイネ・たら白子のトマトソース」。
かつて料理長を務めた、レストラン・ピノのヒットメニュー。
トロリとした白子とトマトソースが抜群に合う。
今夜のメインともいうべきは、「白甘鯛と牡蛎のサフランソース」。
多めの油でウロコのまま焼き揚げにしたグジ。食べた一瞬、メコン川で食べ、ウロコが逆立ちグロテスクだった象耳魚を思い出した。こういう体裁は松本氏が日本料理から得たヒントなのだろう。
ギンナン、枝豆、小蕪、紫山芋。
これにデザート。ラズベリー・メロンのソルベ。ピスタチオのジェラート。
エスプレッソというコース。相当なお値打ちである。
魚ばかりなのが面白い。肉好きならば、隣り合うバールの方へ。こちらで牛肉の煮込みなどを取り、安ワインをグビグビやるのは大正解!
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