マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

京の老舗小屋&お近く洋食

2010-06-16 00:50:49 | 





京都最古のライブハウスである“拾得”。その名は寒山拾得に由来する。

元は酒蔵だか醤油蔵だったと聞いた。





アングラ全盛時代から、サブカルチャーの殿堂として、その名は東京でも
知られたものだが、何故か縁がなく、今まで訪れたことがなかった。





フォーク&ブルース、ジャズ系ミュージシャンで出たことのない人はいないんぢゃないか。
階段の上は、ミュージシャンの控室になっている。
かつてはきっと蔵人たちの休憩や寝間になっていたのだろう。





この雰囲気・・・いかにもでしょう。新しい店にはこの感じ出せっこないね。

過日、友人のミュージシャンが出演するので、おっとり刀でお手伝いしに行った。





サウンドチェックを済ませて、食事に出かけた。

この辺り、街の真ん中ながら住宅地であって、酒食できる店が少ないのなんの。
ここしかない、と北村謙さんに連れてってもらった、「キッチン・ゴン」。
その名前は以前から聞いていた。でも不便でやっぱり縁がなかった。
一度に二度も、行ったことのない場所に行けるなんて。仏縁でござる。





迷わず、オリジナルメニューのピネライスにしてみた。





チャーハンの上に薄い(これを仏語でピネと称するとの説)カツを乗せて、カレーをかけてあるという、
一度で何度も美味しい、ある意味節操のないメニュー。
カツは牛・豚選べるので、トンカツ仕様にしてみた。
カレーソースは優しい味。もっとピリリとパンチを効かせてもいい気がする。





謙さんのツアーマネージメントをしているTさんが頼んだのはハーフピネ。
カレーとハヤシソースが半々でかかる、合い掛けってぇヤツですな。

冷静に考えると、ソースの個性がキツいので、チャーハンの持ち味が死んでしまう。
ここはプレーンな白飯でもいい気がするのだけど、ちょっと小銭を持った客がいい気になってああせえ、こうせえ言うたんでしょうね。
なんつうのか、貧しき贅沢とでも申しましょうか。もちりん、美味いんですがね。





さぁ、外もとっぷりと暮れました、演奏会の幕開きです・・・。



            拾得   京都市上京区大宮通下立売下ル菱屋町
            キッチンゴン   その近所




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