長ったらしいタイトルだが、これは浅草田島町のお好み焼き屋「染太郎」の壁にあった坂口安吾の色紙の文句。おそらく酔って手をついたのだろう。
ここは福島の高架下。福島OK一番街にある『かく庄』。
昭和の雰囲気を色濃く残す店だ。
使い込んだ、丸い鉄板がいい具合の鈍い光を放つ。
冷たいビールで喉を潤して・・・
ビールのお供には、いかの塩焼きなんぞを。
長閑な平日の遅い昼。見るともなく見るテレビ。ビールを開けて
いか塩でもつまめば、実にしみじみと平和を感じる。
そういえば、噺家月亭八方師の母上、寺脇ヨネさんも福島でお好み焼き屋をしていた。
主人に聞いたら、ヨネさんここへよく来てたらしい。ハハン、ここがネタ元だったか。
お母さん、ある料理番組でお好み焼きを作ってて、鉄板に手を置いてしまい、
「アツアツアツ・・・」 一同、大ウケ。息子が一番笑ってた。
イカ塩がなくなる頃合いを見て、焼きそばが到着ーー。
この花がつおってのがどうも苦手とするのだが、まぁ今回は許容範囲である。
ゆらゆら揺れて、割り箸に絡みついたりして、食べにくいことおびただしい。
生野のガキ風に、一味をパラリとかけてみた。
うんめぇ~!
麺は噛み応えのある太麺。 甘めのソース。
うどんと見間違うような太麺である方が、適当にソースも落ちる。
太麺はソースがからみやすいのかと思うと、そうではなく、細麺の方が
ソース辛くなってしまい食えないと、麺業者に聞いた。
スルスルスル・・・と吸い込み、しっかと咀嚼したい。
JR福島の高架下にある飲食店街。
その一番はずれ、野田方面にある。
ここは甘党の店だったとは知らなんだ。
お好み焼き・焼きそば 『かく庄』 大阪市福島区福島7JR高架下
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