マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

泉州兄弟寿司仁義! 地の巻

2009-06-26 00:06:35 | 

寿司屋での正しい過ごし方は、次々出てくる寿司を端から
口に入れて行く。それにとどめをさす。
よって、寿司屋で1貫ずつ写真を撮るなんて、愚の骨頂。承知の上で撮らせていただいている。空気をよんでカメラをそっと出す。
寿司とはテンポのもの、職人の仕事の邪魔立てしないのは最低限の掟。職人を待たせてはいけない。
話に夢中になると目の前の寿司はどんどん乾いてゆく。よってパカパカ食うのが正しい。


たい  昆布〆だったか。

マグロ赤身



マグロ大とろ 腹身



小肌  小肌が泉州で食べられるなんて、昔は考えられなかった。
昔、堺では一番安い盛り合わせの寿司に、そっくり返ったコノシロがあって、それはもう数合わせのような哀しい存在だった。



クルマエビ  寿司種の女王だと思う。



ウニ  淡路



炙りからすみ 大根  まだ呑み続けているので。
ここは、そんな呑み助も迫害を受けない寿司店。



絶対に泉州で食べた方が旨い、水茄子!



泉州のお客の舌はかなり保守的で、活かってる魚を至上とする。
はたしてそれだけだろうか。シメたりヅケにしたりして寿司めしに
合うように下仕事されたものは間違いなく旨い。
それを知らず狭い味覚世界に生きたってつまらないぢゃないか。
ここは地魚を中心にしている。うれしい!地元のよく知った魚がどんな風に工夫されて出てくるのか。未知の味に出合うのは旅のようなものだ。そう、エイヤッ・・・と旅に出ようではないか。


サバ寿司


玉子   あ、寿司飯はもう少し塩をきかせてほしい。寿司っ食いには酢ももう少し強めがいいのだが。



シメの前に、にゅうめん
温かいひとくちがうれしいもん。


ここではシメにおかゆを出すこともある。
体が温まって、消化にもいいことだろう。



牛乳のソルベと白玉  青豆のきなこ


鄙にもまれな、というと失礼か。ぜひ隠れ家寿司に。いつものヤツ・・・ばかり求めてくる頑固な泉州人(そんな人ばかりぢゃないとは思うけどさ)相手に、頑張ってください。そうして、沈滞気味の泉州の街に、気合のくさびを撃ち込んでおくんなさい!





           「鮨 一二郎」   大阪府泉大津市昭和町10




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