寿司屋での正しい過ごし方は、次々出てくる寿司を端から
口に入れて行く。それにとどめをさす。
よって、寿司屋で1貫ずつ写真を撮るなんて、愚の骨頂。承知の上で撮らせていただいている。空気をよんでカメラをそっと出す。
寿司とはテンポのもの、職人の仕事の邪魔立てしないのは最低限の掟。職人を待たせてはいけない。
話に夢中になると目の前の寿司はどんどん乾いてゆく。よってパカパカ食うのが正しい。
たい 昆布〆だったか。
マグロ赤身
マグロ大とろ 腹身
小肌 小肌が泉州で食べられるなんて、昔は考えられなかった。
昔、堺では一番安い盛り合わせの寿司に、そっくり返ったコノシロがあって、それはもう数合わせのような哀しい存在だった。
クルマエビ 寿司種の女王だと思う。
ウニ 淡路
炙りからすみ 大根 まだ呑み続けているので。
ここは、そんな呑み助も迫害を受けない寿司店。
絶対に泉州で食べた方が旨い、水茄子!
泉州のお客の舌はかなり保守的で、活かってる魚を至上とする。
はたしてそれだけだろうか。シメたりヅケにしたりして寿司めしに
合うように下仕事されたものは間違いなく旨い。
それを知らず狭い味覚世界に生きたってつまらないぢゃないか。
ここは地魚を中心にしている。うれしい!地元のよく知った魚がどんな風に工夫されて出てくるのか。未知の味に出合うのは旅のようなものだ。そう、エイヤッ・・・と旅に出ようではないか。
サバ寿司
玉子 あ、寿司飯はもう少し塩をきかせてほしい。寿司っ食いには酢ももう少し強めがいいのだが。
シメの前に、にゅうめん
温かいひとくちがうれしいもん。
ここではシメにおかゆを出すこともある。
体が温まって、消化にもいいことだろう。
牛乳のソルベと白玉 青豆のきなこ
鄙にもまれな、というと失礼か。ぜひ隠れ家寿司に。いつものヤツ・・・ばかり求めてくる頑固な泉州人(そんな人ばかりぢゃないとは思うけどさ)相手に、頑張ってください。そうして、沈滞気味の泉州の街に、気合のくさびを撃ち込んでおくんなさい!
「鮨 一二郎」 大阪府泉大津市昭和町10
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