青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

続・ベニシジミ物語 18【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-04-01 13:53:32 | チョウ



雲南高黎貢山百花嶺⑧「植物Ⅱ」


まずは愚痴から。日本(東京)に帰ってくれば、じっくりと植物名の同定が出来る、と思っていたのです。国外にいる時は、インターネットでの検索だけが頼りだったのに対し、図鑑などの文献での照合が出来ます。でも考えが甘かった。図鑑類の大半は、二束三文で古本屋に売りっぱらってしまっていて、手元にはほとんど残っていません。そして度々報告してきたように、クレジットカードも携帯電話も持っていない僕には、日本に戻ってくると、自分のパソコンでのインターネット通信が叶わなくなってしまう(日本という国は何とセコイのでしょうか)。ということで、国外(や沖縄)にいる時以上に同定が困難になってしまい、結局うろ覚えの知識に頼るしかなく、正確な同定は後ほど、、、、という次第なのです。







↑全体のイメージはショウガ科に見えるのだけれど、花が違います。ヤブミョウガ(ツユクサ科)の近縁種、ということで、どうでしょうか。やはり滝壺の近くでの撮影。









↑これはもう、ツユクサ属(ツユクサ科)で間違いなし。草丈が極めて高く、1m以上あります。滝壺脇にて撮影(下写真の右側に、滝の飛沫が2条見えます)。






↑こちらはより日本のツユクサに似ていますが、茎頂に総苞と上部の葉(?)が集まって、特異な印象を醸し出しています。






↑コンロンカ属の一種(アカネ科)。屋久島で撮影を始め出した頃、最も感銘を受けたのが、渓流に咲くコンロンカの純白の花(正確には花は黄色で白いのは上部の葉)。ツマベニチョウが吸蜜に訪れる様は、南国の自然をたっぷりと感じたものです。でもその後、中国の南部やインドシナ半島をうろつくようになると、あちこちで見かけることになります。道端に貧相に生えていたりすると、ちょっとガッカリした気分にもなる。でも、今もとても好きな花なのには違いありません。





↑ノボタン属の一種(ノボタン科)。熱帯アジアの花を代表するのがノボタンの仲間でしょう。花の種類が少ない場所や季節でも、この仲間の花だけは必ず見かけます。何よりも鮮やかな花色が、








↑ゼンテイカ属(ワスレグサ科)の一種。ニッコウキスゲやノカンゾウの仲間です。ベニシジミ2種の飛び交う、中腹林内の草地に咲いていました。









↑ネジバナ(ラン科)。ランには興味がない、と書いたけれど、ネジバナとかシランとかシュンランとか、身近に見られる花は大好きです。日本のものとはどこが違うのかな?捩じる向きは同じだと思います。ベニシジミ2種が舞う草原にて。






↑ベニシジミ2種の舞う草原での写真をもう一枚。葉っぱはサトイモ科でしょうね。写っているのは、表面張力で卵型になった、ただの水適です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2006.11.6 屋久島モッチョム... | トップ | 2006.11.6 屋久島モッチョム... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

チョウ」カテゴリの最新記事