ケイの読書日記

個人が書く書評

山田昌弘「婚活」時代

2008-09-21 11:32:34 | Weblog
 「婚活」って何?と思う人も多いだろうが、「婚活」とは「結婚活動」の略。
筆者の山田先生や白河桃子さんたちの造語らしい。

 1980年までは「出会い」が自動的に設定されていた。本人達は完全自由恋愛だと思っていたかもしれないが、職場は総合職男性と一般職女性が出会う集団見合いの場のようなものだった。
 また、お節介おばさんが激減し、昔は年頃になれば降るように縁談が持ち込まれていたが、今はあまり来ない。

 だから、結婚したければ「婚活」という狩をしなければならない、と筆者達は主張する。


 実はこういった考え方は、ずいぶん前、林真理子と酒井順子との対談で読んだ事がある。
 「私は不思議でしょうがない。あなた達は、良い学校に入ろうと一生懸命勉強し努力して入学し、良い企業に入ろうと一生懸命努力して入社するのに、結婚に関してはなぜ努力しないんだろう? ただ、ボーッと受身で、良い相手がそのうち現れると、どうして思えるのか?」
 そういった意味のことを林真理子が言っていて、さすが林真理子、賢い!!と感心した事がある。


 でもやっぱり、男も女も「運命の赤い糸」を信じていたいのよね。

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