機動戦士Ｚガンダム 星を継ぐ者（追記）

駄作の長文感想なので暇な人だけ付き合ってください。


ドヤドヤドヤドヤ・・・・・・・・・・・・
これが映画終了直後のシアター内の雰囲気です。

なんじゃそりゃ！はぁ～～～～～の連続で
これが最後まで完璧に続いたから
あきれるのを通り越して逆にたいしたもんだと
違った意味で驚嘆してしまった映画です。

まず導入部分から。シャアがコロニーに
侵入するシーンから始まり
最初は単なるリメイクかな～と思いつつ
うーん画質荒いなと思いつつ我慢しながら
観ているとあれっ？セリフまわしが微妙に違う？

これってアフレコし直している？
・・・と思いつつ観ていて
カミーユが黒いガンダムに搭乗する前後から
完璧にセリフ違うじゃん！
全てアフレコし直しているの？って感じで
違和感がまし始めてきました。

あれファの声質、全然ちゃうやん！
展開は多少はちょっていますが
映画版だからしゃあないか～と思いつつ
我慢していましたがガンダムが宇宙に出てからはハァ～の連続！

細かいカット・カットで新規フィルムが
入ったと思ったらまた昔のフィルム！
それがグッチャグチャに入り乱れているから
感情移入なんてできやしないっていったら
ありゃしません！

それだけでも声を出したいのを我慢していると
カミーユの母が殺されるシーン以降は
もうＴＶ版ストーリーは無視のハチャメチャな
ストーリー展開！

カミーユのかーちゃんが死んじまう戦闘で
カミーユのおやっさんまで強引に殺して
赤いリックディアスは早々にぶっこわすわ！
エマさんはすぐエウーゴに入っちゃうし
なぜかバスクが艦船移動の戦闘シーンを
あそこで盛り込むのか？

よ～わかりません！！

まっそれでも一応ガンダム奪還？したところで
シーンはクワトロバジーナ・カミーユ・エマ・レコア
４人による例のシャアアズナブルを
卑下するシーンへ。

ここでようやっと新作カットで落ち着き
会話が始まる。

いきなりカミーユくん、マザコンというか
ナヨナヨしたキャラクターに大変身！？

そんなにレコアさんにべったり身体を
預けていましたっけ！
あまりにも甘えんぼさんしすぎているぞ！

なんかスタッフの思い込みが入りすぎて
いるシーンですよ、あれは。

そしてこのシーンからもういきなりレコアさんの
地球降下作戦が怒濤のごとく始動！

もうここまでくれば何でもあり(?_?)

レコア地球降下作戦とカミーユ達のジャブロー
突入作戦がいっしょくたんにひとつの戦闘に
描かれるわ！
テンプテーション救出でブライト艦長復活に
ファの再会シーン！

もう観ている私自身が話の展開についていけないというか
すぐそこで映画観ているのに記憶が混濁してしまうくらい
ごっちゃまぜで怒濤の詰め込み展開が繰り広げています・・・

ライラが登場したと思ったらすぐ戦死させちゃうわ！
シロッコも強引に登場してしかも声質は全然ちゃうし！

もうひっちゃかめちゃかやんか！って感じです。

知らぬ間にシャアは百式に登場しているし
でもこれは仕方ないか～
この強引なストーリー展開じゃあって感じかな？

そしてカミーユ達が地球降下作戦が
うまくいっているにもかかわらずジェリドは
ライラが死ぬシーンを見ていないもんだから
ジャブローについてもライラ・ライラって
すげ～うるさいし。

そしてジャブローにいきなり突入する
エウーゴ勢だがもう展開はいきなりティターンズが
ジャブローを放棄して脱出するシーンになっている。。。

もちろんレコアとカイの牢獄＆救出シーンはあるのだが
例の辱めを匂わせるセリフまわしはさすがになかったな～

そしてジャブロー脱出～核爆弾大爆発のシーンで一段落したと
おもいきやいきなりアムロレイ登場！

ここでも新旧カット入れ乱れてもううんざり状態(--;;
結局ここでもいきなりアムロとカツが空港で監視の目から
脱出するシーンはちゃんと？描かれていますが
もう観ていて話の流れがつかみ切れません。。。
っていうかストーリー展開を知っている私が観ていて
大変なんだからＺガンダム知らない人には酷すぎる
ストーリー展開です。

ジャブローを脱出したエウーゴ達はすぐにカラバのハヤトと接触。
しかしなんでハヤトがひとりだけガルダ（だったけ？）に
空中浮遊なんて危険な技で乗り移ってくんの？
その後の展開のつじつま合わせとしては理解できなくなくはないが
あそこのシーンも強引やな～って感じです。

その辺のシーンからまた新しいシーンが頻繁に使われており
カイとハヤトのシャア暴露シーンやアムロの特攻シーン
そしてシャアとの再会シーンなどをみると
映画版だからしゃあないけどカミーユが物わかりが早すぎて
シャアとかアムロとかの存在に気が付くのが早すぎます！
っていうかあまりに観客に対して説明口調だから
あからさますぎまっせ！て感じです。

しかしアムロの特攻シーンということでもうロザミヤやブランまで
登場する有様。
もうＴＶ版の主要キャラクターは端折らないでここでもかと
登場させるという意図がありありの展開です。

最後は金色？の夕焼けの中、シャアとアムロの再会シーンで
この映画は終了しましたがこの約１時間３０分強の映画、
最初から最後まで走り続けた映画でした。
無理矢理詰め込みすぎたって作品です！

もううんざりって感じかな？
最後のエンディングロールの後、次回Ｚガンダム２の予告が
間髪なく映画内でやっていましたが今度は愛するものがテーマ
みたいっすよ！

・・・もう疲れ切っちゃいました！！！！！！！！

映画館がドヤドヤするのもよくわかりますよ。
よく映画の最中に話し声や退席する人間がいなかったと思います。
あの訳わからない怒濤の迫力？に圧倒されたというのが
正解のようですかね。

これでは多分評価する云々以前の問題でしょう。
映画を観終わってから初めてパンフレット見ましたが
パンフに使われている絵は全て新作のキャラデザインばかり。

これであの新旧、というかほとんど旧作の絵を見せられたら
だまされたといっても過言じゃありません。

場内の客層をみるとてっきりＲ２９ぐらいからＲ４０代の人間
だけしか来ていないのかな～と思いきや
結構Ｒ１０代やＲ２０代前半の年齢層が集まっていたのには
驚きました。

Ｚをタイムリーで観ていない人間も多分大勢いたでしょう。
そういった人達にはこのぐちゃぐちゃなガンダム映画は
どう目に映ったのでしょう？すごく興味があります。

それはさておきパンフの中に「エイジングの秘密」という解説が
載っていましたが映画を観た後にマジマジと読んでみると
言い訳としか理解できない説明としか受け取りようがありません。

そりゃ約２０年も前の作品だからあ～したこ～したっていう
理論はわかりますがそれでも正直いってヘタの一言。

そういう手法を使わざるおえない点がおかしいでしょう。
正直新作カットのように内容はそのままに全編新作カット・
新作ＣＧでやった方が結果論的に良かったでしょう。

それに昔のカットの掘り起こし作業が下手すぎ。
最初のＨＤテレシネの時点でまず失敗でしょう。
色の発色ミスは全体的になかったとはいえ
カラコレ自体は変にやりすぎ！
どんなフィルターいれたかしんないけど粒子荒すぎです！
おまけに新作カットとの整合性をとるためにワザと
粒子を粗くしたりエイジング処理をおこしたりしているから
単純に３００インチぐらいの大型スクリーンでみたら
単純にフォーカスボケボケのアニメ映画になっちゃった
だけじゃない！
強引な例えで言えばＸＧＡ(1024*768）の液晶デバイス領域で
ＶＧＡ(640*480)の解像度に設定してボケボケの動画を
再生しているようなもんです。

本来フィルムの解像度はハイビジョンより優れているんだよ～！

そりゃ最初のガンダム映画三部作時代の頃の
技術レベルのようなフィルムの発色と質感にはなっているかも
知れないけど現代のニューマスタープリンティングを
見慣れている現代っ子というか観客には汚いフィルム作品としか
映らないんじゃないかと思います。

これがちゃんとした新しいシネコンの映写システムで観たから
私はまだ良かったけどまだ地方で古い映写システムで観た
観客にはダメダメなクォリティーに評価されてもおかしく
ありませんよ。

今のアニメ映画はスタジオジブリを始め、春や冬の子供向け
アニメまで綺麗なフィルム作品で堪能している観客が
多いんだから正直逆効果な作り方でしたね。

非常～に残念です。おまけに個人的には乱視が酷いもんだから
最後の方には自分の目が痛くなって眼精疲労で気持ち悪く
なっちゃいましたよ(T^T)

最後のテロップみると今度の機動戦士Ｚガンダム２は
恋人たちがサブテーマだそうで要はパート１の続きで
エマシーンやフォー達の人間模様が中心になるんでしょう。

２００５年１０月公開という事はもう大筋で映画の編集校正は
決まっている段階でしょう。
また１０月にあんなボロボロな映画がやると思うと
情けなくなってきます・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうこの時期だと新作カットだけでいってよ！といっても
間に合わないのはわかりきっていますからなるべく大筋の流れで
新旧のカットを織り交ぜるだけの構成になっていることを
切に願います。

最初から２作目以降はＡＬＬ新作カットでがんばっているなら
いいいんですが予告編を観た分だとそんな期待は水の泡って感じ(tot)

あとは正直今回のフィルムのエイジング処理は大失敗だから
誰か他の人がやってほしいと思うけどな～
質感はともかくあのフォーカスがぼやけたフィルム処理だけは
やめてほしい！シャッキとした輪郭がぜひほしいです！
決して私の目が悪いわけではないですよ！
あとでパンフレットの画像処理の例を見ても一目瞭然です。

・・・これがＤＶＤ化されるときはどんな映像になっているか
違った意味ですごく興味が湧いてきました。
大幅修正をかけるのか、映画館のイメージのままマスターリング
するのか、すごく楽しみだな～

ジブリのあの映画の真っ赤なＤＶＤのようは大失敗だけは
やめてほしいものです。

正直今の放映しているガンダムシリーズを初めて観ている
世代の人達にはこの映画をみたら駄作に感じるかも知れませんね。

だって素直に作画のレベルがカットカットで全然違うんだもん！
うんざりして当然でしょう。
当時ＴＶでタイムリーに観ていた人達はなんだかんだ文句をいっても
またパート２以降見に行く人が結構いると思うし
私ももう騙されて前売り券買っちゃった人間ですから
それなりに観客は入るでしょう。。。

しかし純粋に考えて￥１，８００払って観るアニメ映画では
ありませんね。これならドラえもんやクレヨンしんちゃん、
ガッシュベルとかの子供映画の方が何倍も感動があると思うし
お金を払う価値があると思います。

単純にＺガンダムファンの回顧録と映画のあら探し作戦に
なっちゃっただけだと思います。
新規ファンの取り込みは？？？？？かなと考えます。

この映画を観にいった他の方々はどう映ったのか
非常に楽しみなので暇なときにネットでも巡回してみますか！

・・・私は目が疲れ切っちゃってこの後マッサージに
いっちゃいましたよ・・・・・・・・・・

あっそういえばガクトが主題歌・エンディング曲を歌っていたっけ？
すっかりアウト　オブ　眼中になってしまいましたm(_ _)m


でもこれでＺガンダムの原作というべき過去のＴＶ作品が
駄作だと勘違いされ評価が下がってしまうこと。
それが一番悲しい出来事だと思いますね。

やっぱりこの時代にＺガンダムをやろうという発想自体が
間違いだったでしょう。それよりも今のＴＢＳでやっている
ガンダムを映画化しなきゃダメだよ～！

話がつきませんのでここでお開きをば致しますか・・・

追記：ブログをみるとけっこう良い評価をされている方が
多いようです。私の見方がおかしいかも知れないかな？
・・・でもやっぱり違和感ありありＢＡＮＫありありの
映画だと思いますよ！