崖の上のポニョ

2008-07-21 22:40:35 | Amime&Manga&SF etc.
昼前、家の者が急に映画観に行きたいと言い始めたので休息する予定がどんでん返し。

宮崎駿の崖の上のポニョが観たいそうな。

ちょっと離れた郊外のシネマへ行くことにし、すぐさまネットにて座席予約。

予想通り日中の回はほとんど満席で夕方の階がまだ指定とれそうだったのでネット押さえ。

夕方前シネマコンプレックスの入ったショッピングモールへ。

案の定、モール内は家族連れやカップルだらけ。

特に映画館前は夏休み突入したばかりだから子供連れで溢れかえっていました。
こちらは事前に予約してあるのでチケット売り場に並ぶ事もなく余裕で待機。

それでも家族の世話しなきゃいけないから結構大変;

10分前に入場開始。シネコンは305席で満員御礼。
さすが夏休み&宮崎アニメである。
客層はほとんどが親子と子供の家族連れ。
それからなぜか20代や30代のカップルが観に来ているのには驚いた。
多分女性の方が観に来たかったのでしょう。

10分ぐらいのCMやってから本編スタート。

事前に内容を知ろうとしない私はまっさらのまま映画鑑賞。
だから稚拙な感想だけを列挙します。

最初にクラゲがたくさんでてきたシーンでなぜか越前クラゲの大発生を思い出す私

最初にわけわからん男が魚と色々とやってるシーンはちょっと集中できず。
ポニョ登場してなぜか男から隠れるように逃げ出すポニョ。

その辺から次第にアニメにのめり込んでいく私。

ポニョは人のいる港まで辿り着きそこで瓶にはまってしまい
そこで宗介がポニョを金魚だと思い助ける。

ポニョを奪還しようとする男。ポニョは連れていかれる。

しかし宗介との出会いで人間になりたいと思ったポニョは
また脱出して宗介の元へ。
その際に生命の水を解放してしまい世界は大混乱に陥る。

そんでもって紆余曲折あって最後ポニョは晴れて人間になれましたとさ。

・・・途中からは端折っちゃったけどそんな粗筋でしたよ。

パンフから引用すると
>海に棲むさかなの子ポニョが、
>人間の宗介と一緒に生きたいと我儘をつらぬき通す物語。
>同時に、5歳の宗介が約束を守りぬく物語である。

ですって。

最近の宮崎アニメは難解で筋道が?なカンジがあったので
シンプルなこの作品は良かったんじゃないでしょうか。

私は特に心には残らなかったがそれでも101分ずっと集中できたし
家の者も眠くならずに良かったよと言ってました。

まあポニョを見ても気味悪く思わずに対応する宗介を含む街の人達。
魔法や不思議な現象にも動じず物語が進んでいく。
セル画は全て手書きという話だし唐突にデボン紀や水没する街並み。

屁理屈ばかり、理論づくめの、心が病んでいるこの世の中に
何も考えずにシンプルに観れるアニメーションというか宮崎式童話があっても
いいんじゃないかと思いますね。

>少年と少女、愛と責任、海と生命、
>これ等初源に属するものをためらわずに描いて、
>神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである。

というメッセージが書いてあったのも後から見てうなづけます。


映画終わるまで子供達は泣いたり愚図ったりせずにいたので
静かに観ていたのか飽きて眠りこんでいたのかはわかりません。

終了後、良かったね~感動したね~と感嘆の声は上がりませんでしたが
つまらなかったとか不満だった感想をあげる子供達の声もありませんでした。

私は子供達の心に何か残っていればいいな~と感じましたが
実際はどんな感想か聞いてみたかったですね。

小さい子供連れで観にくるには良い映画だと思います


鑑賞後パンフレットを見て人魚姫がベースの作品。
ネモ船長や夏目漱石がかけてあったと今更気づいた私はお馬鹿さん

でもあの街並みや家族関係、陽気な街の人達、生活感溢れる描写、
荒波をかき分ける軽自動車、昔懐かしいポンポン船等々・・・・
久しぶりにホンワカした日本風宮崎作品が観れたから
やっぱり心の中に何か感じるものがあった私でありました










最新の画像もっと見る