ギャグ回。真司と蓮がセールスマンコスプレとか、罵り合いながらの三人同時変身とか、普段は見られない姿が見られた。
真司ってメガネに七三分けだと冴えない青年にしか見えないな。予告で見たときこれが真司って全然気づかなくて新キャラかと思った。
髪型とメガネで印象ってだいぶ変わるよな。島田さんって不美人でモテないって設定みたいだけど、変な髪型と黒縁メガネで隠してるだけで、顔をよく見ると美人なんだよね。多分令子さんよりも。
今回の犠牲者に対する真司の反応のドライさにはちょっと違和感があった。誘拐犯とは言えついさっきまで近くにいた人を助けられなかったのに、この人が死んだことについて特になんとも思ってなさそうだったのが、なんだかな。人を守るために危険な戦いに身を投じたはずなのに、それでいいのか? 真司ってそういう人だっけ?
第29話はまだ良かったけど第30話はちょっと……馬鹿馬鹿しすぎてついていけなかった。井上敏樹の溢れんばかりの北岡愛は十分伝わったけど。
浅野めぐみの棒読みが結構キツかった。そして、すごく強い設定なのはいいんだけど、アクションシーン、思いっきりカメラワークで誤魔化してたよな。もっとアクションできる女優はいなかったのかな。演技が下手なら、せめてアクションくらいはさあ。と思って見てたら、レギュラーになっちまったか。
テコ入れだったのかな。女性陣がみんな男性視聴者に受けが悪いからとか。だったら映画だけじゃなくて本編にも女ライダー出してほしかった。
唯一良かったのは、シールドボーダー(モンスター)のデザイン。かっこいい。防御力高そう。ラーメンぶっかけられてる姿にも萌え。このモンスターと契約しているライダーが見てみたかったな。
今回は犠牲者が多すぎる。フェリーの乗客みんないなくなるって、大惨事じゃないか。逃げ遅れた人の殺される直前の叫びとか、子供の頃に見たらトラウマになってたかもしれない。
「ジュラシックパーク2」を思い出してしまった。船に肉食獣が乗り込んで、船員全員食われるシーン。ジュラシックパークみたいに食われた人の手が落ちてたりはしないけど、あんな感じでみんな食われてるんだよな、ミラーモンスターの犠牲者たちも。
例によって、これだけ大勢いる犠牲者はただの背景に過ぎず、浅倉と生き残った少女がメインの話なわけだが。要するに浅倉のキャンペーン回。実加ちゃんの回想シーンで浅倉の乳首がチラチラ見えていたりするのも、人によってはサービスシーンなのかもしれない。
2話も費やして本筋には関係ないこんなエピソードを入れてくるとは。愛されてるね制作側に。私は全然愛していないが。
このエピソードの罪深いところは、浅倉が女の子を意図的に助けたという誤解を一部の人に与えてしまったこと。実際、女の子を助けたんだから浅倉も根は悪い奴じゃないんだとか、少しは人間的な一面もあるんだとか、そういう感想を見かけることも少なくはない。実加ちゃんと同じで、浅倉に幻想を抱いている状態なのかな。
助けるわけないだろ。弟のエピソードを見ればそんなのわかるだろ。本人が言っていたとおり、囮に使っただけだ。あれはツンデレでも照れ隠しでもなんでもなく、言葉通りの意味だぞ。
真司が浅倉を助けたことについては、私は肯定できないかな。真司の人の良さは基本的には好きなんだけど、度が過ぎるのも問題だ。モンスターの命はなんの躊躇もなく奪えるのに、どうして浅倉にはこんなに甘いんだ。浅倉も人間だからってことなんだろうけど、殺人鬼の命と他の人の命を同等のものとして見ることは私にはどうしてもできない。
浅倉を慕う少女がいるから、って真司は言うけど、とりあえず実加ちゃんを傷つけずに済んだとしても、結果的にはもっと沢山の人を傷付けることになるだろう。浅倉はこれからも人を殺す可能性が非常に高いのに、それを野放しにすることが正しいのか?
それに、実加ちゃんは本当に浅倉を必要としているわけじゃなくて、幻影にすがっているだけのように思えるんだが。あれは恋愛感情なんかでは決してないと思う。あのくらいの年の子からしたら、浅倉なんておっさんにしか見えないからな。