インフレと金融政策懸念で一時ダウは600ドル安。しかし新たな材料が出たわけではないので下げ渋りを見せると一気に買い戻しが入る。
米株3指数はほぼ変わらずの横ばい。ダウはプラス、ナスダックは続落となった。
夜間に系も26300円台まで売られたが買戻しが入り26750まで買い戻された。
米株は週足で見るとNYダウは世界大恐慌以来の8週連続下落。
ナスダックとS&Pは大恐慌時はまだ算出されていない。こちらは2000年~2003年のITバブル崩壊時以来の連続週足下落となっています。
ダウは年初来安値を更新した。今年最大の下げ幅。米小売り大手「ターゲット」の決算が嫌気された。
前日は米4月小売売上高が堅調で米株は買われたが、売上高はインフレで高い数値が出ただけだと解釈された。
インフレによる企業収益圧迫懸念が強まった。
ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「6月と7月に0.50%の利上げを見込む」
「その後は抑制されたペースでの利上げを予想」
「今年の米GDP成長率を3%前後と予想」
これは材料視されてはいないか?
夜間日経大証mini6月限
日経225
終値 26840 +210 +0.79%
高値 26870
安値 26640
CME日経
現値 26835 +335 +1.26%
高値 26870
安値 26435
終値 前日比 %
NYダウ 32655.05 +431.63 +1.34
NASDAQ 11971.71 +308.92 +2.65
S&P500 4085.33 +77.32 +1.93
SOX指数 3064.92 +144.86 +4.96
VIX指数 26.19 -1.28 -4.66
米小売売上高受け市場心理が改善.これは予想通りの結果でそれに対するFRB要人のコメントが警戒されたのですが
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「振り返ればもっと早い利上げが適切だった可能性」
「ウクライナ戦争の影響は当初の予想より長引きそうだ」
「インフレは高すぎる」
「必要であれば中立以上に金利を引き上げることを躊躇しない」
と結構、タカ派的なコメントを述べています。
しかし株価は反発したまま、日柄通りに動きそうな反応でした。
日経225
終値 26460 -20 -0.08%
高値 26660
安値 26430
CME日経
現値 26465 -210 -0.79%
高値 26870
安値 26420
先週末は中国のコロナ封じ込めが達成された報道で買われたが、この日はそれが少し先送りになることと4月の中国経済指標が悪化していたことで売られた。
終値 前日比 %
NYダウ 32223.42 +26.76 +0.08
NASDAQ 11662.79 -142.21 -1.20
S&P500 4008.36 -15.53 -0.39
SOX指数 2920.06 -50.31 -1.69
VIX指数 27.51 -1.36 -4.71