決算期待銘柄

　高シェアの船舶用ハッチカバーなど舶用機器、産業機器を主体とする機械関連事業や、

結晶質石灰、ハイシリカなど資源関連事業のほか、不動産賃貸事業でも展開している。
 
 　１５年３月期連結の営業利益は４億２０００万円（前期比２．８倍）、純利益は３億３０００万円（同３５．０％増）の見通しで、配当は中間期２．５円（前中間期２．５円）、期末２．５円（前期末２．５円）の計画だ。なお、第１四半期（１４年４－６月）の決算発表は３１日の予定。
 
 　今期の概況については、資源関連事業のハイシリカ部門はパソコン関連など全般に需要の低調推移を予想。一方、機械関連事業の舶用機器部門は、円高是正などを背景とする国内造船所における受注環境の改善に伴い、バルカー関連の需要回復が見込まれる。また、産業機器部門も引き続き需要拡大が予想される。そのほか結晶質石灰石は２月中旬の大雪被害により、２カ月弱の期間、生産停止を余儀なくされたが、この生産も正常化する。
 
 　大手海運会社が北米のシェールガス革命などからＬＮＧ（液化天然ガス）船の大量建造計画を打ち出すなど、今後の事業環境は明るく推移しそうだ。
 
 　株価は前週末２５日に１９０円台のもみ合いを上放れ、年初来高値２０７円（１月２１日）を抜いてきたが、１３週移動平均線に続いて２６週線が上向き転換、１３週線が２６週線を抜くゴールデンクロス（ＧＣ）形成も見えつつある。月足を見ると、０９年以来続いてきた低位もみ合い相場から脱しておらず、出遅れ感も目立つ。ＰＢＲは０．４倍台前後と割安感も光る。
 
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