米労働省が6日に発表した12月雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比20万人増となり、市場予想(15万5000人増)を大幅に超過。また、失業率は8.5%(前月比-0.2pt)低下し、約3年ぶりの低水準となった。三菱UFJMSでは、12月雇用者数、労働時間、賃金、失業率は申し分ない内容ながら、年末商戦期は過去2年の小売業の採用抑制やネット販売急増で季節調整が困難と指摘。12月は小売業と配送業で前月比7万人増となったが、逆に1月は11~12月の小売業と12月の配送業の増分(計10.9万人)が一気に吐き出される公算が大きいとみている。FRBの失業率低下予想実現には月15万人超の雇用増3年持続が必要であり、当局が安心しているとは思えないとの見解を示した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます