米下院は29日の本会議で、人民元相場の上昇を抑制する中国に対する制裁法案を賛成多数で可決した。今後、上院での採決や大統領の署名が必要だが、成立すれば、中国製品に対する相殺関税の導入が可能となり、既に貿易摩擦が顕著な両国間の緊張がさらに高まりそうだ。
中国は6月に人民元相場の弾力化を表明したものの、これまでの上昇幅は2%程度にとどまっている。米議会では、中国が大規模な市場介入によって人民元の上昇を抑えている結果、貿易で不利になる米国の産業や景気に大きな打撃が及んでいるとの批判が高まっている。この日の採決では野党共和党の議員の多くも賛成に回った。(2010/09/30-07:34)時事通信
中国は6月に人民元相場の弾力化を表明したものの、これまでの上昇幅は2%程度にとどまっている。米議会では、中国が大規模な市場介入によって人民元の上昇を抑えている結果、貿易で不利になる米国の産業や景気に大きな打撃が及んでいるとの批判が高まっている。この日の採決では野党共和党の議員の多くも賛成に回った。(2010/09/30-07:34)時事通信
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