米中合意のフェーズ1は大筋として「中国が米製品の購入を増やすことで12月発動予定の追加関税を取りやめること」だと認識しています。少し過熱しすぎてたのですかね米市場は。
トランプは合意前に「関税のロールバックはしない」と言っていました。関税のロールバックはフェーズ2以降の交渉ですし米市場もそれは理解していたと思います。
なのでモルガンJPやシティバンクが好決算だった割に上値が重いというのは「関税のロールバックが無い」ことよりも、「大統領選後までない」ということに反応したのだと思います。大統領選で共和党が勝つとは断定できませんがトランプが再選しようと民主党が勝つことになろうと「対中姿勢」は厳しくなるものと予想されます。また「大統領選後」というのはとてつもなく抽象的で極端な話、10年後でも20年後でも大統領選後になるわけです。
中国による通信網覇権を阻止すること、経済だけではなく政治も民主化にならないならば、関税の撤廃は無いと思います。
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