今年もすでに12分の1が終わろうとしています…なんてまだ新年度は始まったばかりですよね 年末からずっと「何をしようか…」と考えていたことがあるため、なんだか(どこかの編集長じゃないですが)12月がそのまま続いているかのような錯覚に陥ります。 クリスマスやハロウィ―ンといったイベントの際、子供達と共にどんなゲームをしようか、施設での英会話のレクリエーションの時間に応用出来ないか、お風呂で湯船に浸かっている時間等に考えます。 昨年の話になって申し訳ないですが、12月の英会話の時間は利用者さん達と「ハンドベル」をしました。 毎年、職員がハンドベル演奏を忘年会で披露してきたものの、(一昨年は私も演奏しました) 利用者さんは見学者。 実際に演奏したことがある方は、聞いてみると やはりいらっしゃいません。 ぐるっと円形になり、「きよしこの夜」を即興で利用者さん達全員にハンドベルを手渡し、演奏開始。 (ただし、両手にそれぞれハンドベルを持つのではなく、各自1つずつ)
ドレミが全く分からない方でも、一応指揮者(!?)の私が 「はい!」と指揮棒で指し示すことで、度の利用者さんも 「カーン」と音をならすことができます。 初めてにして立派な 「きよしこの夜」の演奏が出来ました。素晴らしい
…で、これが先月のレクリエーション「英会話」のお話。 問題は今月です。 来月であれば、バレンタインがありますが、1月下旬に行うべき英語圏のイベントって特にないですよね。 月曜日は利用者数も多いため、30名の方と共に いかにも英会話レッスンっぽいレクは 飽きられてしまうだろうという懸念も。 昨年から悩むこと2カ月。 ECCのレッスンは基本的に1クラス6名程度の承認数がベストとされており、集団向きではありません。 集団で出来るゲームであっても子供向きなので、元気に立ったり座ったり動作が激しいものばかり。 誰でも出来るゲームを考えること自体、難しい…しかも英語で、となると尚更です。 湯船に浸かって思いついたのは、子供達にも大人気の 英語で「じゃんけん」ゲーム。 これを施設では2つのチームに分け、対抗戦にすることにしました。 グーはロック(またはストーン) チョキはシーザー、パーはペーパー。 これなら 「英語は敵国語だった」が口癖の利用者さん達にも受け入れられるかも。 ちなみに英語圏で7年暮した私でも、現地の子供達が「じゃんけん」をしている姿は唯の一度も目にしませんでした。 よって、「あいこ」に当たる英語はありませんので、あしからず。 やり方としては、「ストーン、ペーパー、シーザー、ワン、ツー、スリー!」で かかを出します。「あいこ」であれば、再び ワン、ツースリーで出す。 最後の方は皆さん、声を揃えて「ストーン、ペーパー、シーザー、ワン、ツー、スリー!」と仰って下さり、私も嬉しかったのでありました。
「私達は 初めてだから、その英語のじゃんけんを紙に書いてプリントして欲しい。 忘れるから」 という嬉しいご要望まで最後に頂き感無量。 その後、他の利用者さんの中から 「指輪のことをストーンっていう」 「ペーパーはトイレットペーパーのペーパー」という。 「だから覚えやすい」というご意見も頂戴致しました。 流石、人生大先輩の利用者様です。 これには感激。 では、はさみの「シーザーは」 ここで わたくし、とんでもないミスをやらかしました。 「沖縄にある 獅子のお人形の名前と同じです」 沖縄のお人形、正しくは 「シ―サ―ですね。 レク終了後、 他の職員からご指摘を頂きました。
おっと、もう一つ、言っておかねばならぬことがあります。はさみは左右対称にチョキチョキ刃が2枚あるため、英語では2つととらえ、常に複数形であります。 ですから シーザーズですからね。 この時のゲームでは、高齢者向けのため、分かりやすくカタカナ英語にしたため、あえてシーザーとしましたが。
英語で「じゃんけん」ゲームを終了した時点で、1時間のレク時間は残り25分。 私が悩んだのは2つ目のゲームをどうするか、でした。 そこで今回、似たような悩みを抱えていらっしゃるかもしれない皆さんにお薦めの本。 財 日本レクリエーション協会 監修 「楽しい! もりあがる! レクリエーション集 107」 ナツメ社 図書館で見つけたのですが、頭を使うゲーム、コミュニケーションのゲーム、身体を使うゲーム、つなぎのゲーム、工作ゲームと色々です。 特別に高齢者向けに考えられたものではなく、子供向けのレクリエーションの本ですが、この中からヒントを頂戴したく、借りました。 実は この日の「英会話レク」をスタートする前は、じゃんけんゲームの後、何をするか、とうとう決められずに本番に臨んだのでした しかしながら、 「では、もうひとつ、ゲームをしたいと思います」 といった瞬間、この本の中で紹介されていた、「コイン送り」というゲームが頭をよぎりました。 これだ この日は あらかじめ2つのチームに分かれ、向かい合って横2列に並んで座って頂いていたため、「コイン送り」をするにも好都合です ゲームは簡単。 一列に並んだ人の中から、どこでコインを止めるか、あらかじめチームで話し合って決めます。 隅の人から順にコインを送っていきます。 コインを途中で止めても、最後まで手渡すフリをします。 ここがポイントねっ 相手チームが 次々に誰がコインを持っているか、あてます。
では、赤チーム、スタート 2回戦目にはいった時、面白いことが起こりました。 中間地点までコインが回った時、ある利用者さんが手渡された自分の手の中を見て、とっても可愛い発言をされたのです。
「何も無いやないね」
ここで相手チームの利用者さん達や、見方チームの利用者さん達まで、一斉に どっと笑いが起こりました。 一人だけ、多少、焦っていたのは、女性に手渡したフリをした利用者さん。
「いいから、手渡したフリをして次に回すんよ」
再び あったかい空気の笑いが起こります。 途中、空気になったコインは無事、最後の方まで渡りました。
回答時間です。 先程の女性より 前の席に座った利用者さん達の内、誰かが持っている! ということで、白チームは見事に当てました
一方、白チームのコイン送りですが、皆さん、両手で同じように手渡していくので、私が見ていても、全く誰の手にあるのか、分からないくらい上手だったんですよねぇ。 結局、5~6名の利用者さんが、次々に 「○○さん!」と回答していったものの、
「せーの、パー」
と、両手を広げて頂いても、コインは無し。 中には片手だけ最初に広げ、「正解か」と期待させておいて、もう片方を広げたら何も無かった…なんてことも。 なかなかの演技者ですな。 お陰で、回答の時間も盛り上がりました。
意外と盛り上がった「コイン送り」 人数が多いほど楽しいゲームってなかなか無いのですが、これは良かったですよ。
話題は ガラッと変わり…
火曜日、高速を2時間、走ってきました。 運転者は私。 勿論、生まれて初めての体験。 (過去に経験があったとしたら、無免許運転ってことになりますが) 高速の前、セット教習で、高校3年生の男子生徒さんと20代の女性社会人サンとご一緒させて頂きました。 今回の高速も複数の筈。 しかし運良く? 一人だったので、必要以上に緊張することもなく(誰も後ろに乗っていないから、その分、リラックス) ラッキーでした。 3人で交代して運転するのではなく、一人で2時間、たっぷり高速を走り、練習できた点も良かったなと。 終わった後の疲労感が凄かったですが。 この日は あいにくの雨。 当然 晴れた日より視界が見にくい。 トンネルの中でライトを付けるときが最も焦りました。 夜間に運転したことがなかったので、ライトの付け方が分からない。 片手でハンドルを握るって、高速は怖いですね 片手で何か操作しようとして、ハンドルを持つ手がちょっと ぶれたら、それる距離が 「おおっと~」って感じ? 上手く表現出来ませぬが。 徐々に加速して高速道路に合流する… 実際に自分が合流する時は、親切なドライバーさんが、左から右に車線変更して下さったので助かりました。
そして 今度は自分が左車線を走っていて、合流地点に近付いた時。。。 トラックが交流しようとしているのが目に入りました。 サイドミラーには車が写っています。 右に車線変更しようにも車が来ている! どうすりゃいいのよ。 「アクセルを緩めて」という先生の指示通りに。 どうやらトラックの方がスピードがゆっくりに。 そのあとに続く車もいません。 「アクセルを踏んで」という指示通りにスピードを上げて通過。 最終的には 私の後ろでトラックが合流しました。 バックミラーに写っていたから。 それをみて ほっ。。。 でも 一人だったら どう判断したのか。 考えただけでも怖っ。 父が運転する車の助手席に座っていたときは、100キロでも 怖くなかったのに、自分で運転してみたら、80キロ、90キロでも ビュンビュン。 ジェットコースターに2時間乗り続けたかのようなスピード体感。 なんで!? とにかく何事も無く無事に終了し、(先生がついていたからなんですが) ほっとしました。 次のレッスンは来週火曜日。 一週間後ですね…。 卒業検定は2月。 今は仕事が終わると筆記テストの勉強中。
再び話題が変わり…
昨年秋に発売された私の絵本、『ゆうちゃんとスズメのピピ』 大変、好評でして、一冊、御家族全員でお読みになられた後、 「孫にも読ませたいのでもう一冊」 とご購入して下さった方もいらっしゃったりして。 嬉しい感想を頂き、作者冥利に尽きます。 そんな中、もう一つ嬉しいお知らせが。 第44回講談社 出版文化・絵本賞 に 版元であるgoodbook出版事務局から2年連続で推薦して頂きました。 『ボクらのこころは なないろきんぎょ』に引き続き、『ゆうちゃんとスズメのピピ』もノミネート作品の内の一冊に。 この本は、甥っ子ゆうちゃんのために書いた本なので、私にとっては特別な存在です。 その個人的に思い入れが強い絵本が 歴史ある講談社の出版文化・絵本賞に参加出来るという事は、それだけで とても有難く嬉しいことです。
『ボクらのこころは なないろきんぎょ』も 実体験を元にしたお話でして、多くの知的障がい者が就労を目指して頑張っている姿を描いたものでした。 この本の中で描いた作品が、まさか 版元であるgoodbook出版事務局によって 「形ある支援」になっていこうとは…。 当初、こちらのブログにてエッセイとして ざっと書いたお話を「誰もが読めるように」 という想いから 「童話という形」で再度、手直ししました。 あの時点では、想像もしないことでしたが、 「米のつぶやき こめせん」の障害者施設を主とした御煎餅の製造、販売を全国に広げて行くという企画によって、自分の描いた絵本の世界が更に羽ばたいて世に飛び出していったかのような印象を受けています。 熊本でスタートしたこの企画。 障害者施設に 御煎餅を焼くための機械類を無償で貸し出し、一切のロイヤルティーなし、という夢のような就労支援です。 すでに熊本の とある施設でスタートしたそうです。テレビでも放映されるのだとか。詳しくは 「goodbook出版事務局 こめせん」まで。 (左のブックマークからHPへ飛べます) 私の夢は、いつか こうした施設で御煎餅を焼き、頑張っていらっしゃる方を訪問すること。 その時は一緒に 「なないろきんぎょ」を読めたらいいなぁ、なんて思います。
スピードが何より価値あるもの、という今日の日本において、時代の流れに逆行するかのように、私は自分のペースでスローにボチボチ頑張っています。 よしもとばななさん曰く、「日本人は死に急いでいる」 強く同感!! 海外の時の流れを 生活することによって実際に知らなければ、これも仕方が無いのかもしれませんが…。 「みんなちがってみんないい」 ですよね、みすずさん。 その方が 人生、穏やかで味わい深くなる気がします。
では、夕方から英会話レッスン日ですので、今日はこの辺で♪