4月になり、新年度を迎え、オババの社歴は8年目となった。
以前の会社は11年ほど在籍していた。
がんばっているな、わたし、と思うと同時に、
私を雇ってくれた今の会社には感謝しかない。
いろいろな事を感じるが、それでも雇用してくれてありがとうございます、と言うことは
常に肝に銘じている。
本当にラッキーだった。
そして、かなりの年齢になったオババは子ども達も巣立った今、
老後をどうやって生きて行くか悩んでいる。
この家をどうにかしたいが、その知恵がないので本を買って参考にしようかと考えたが、
それは、もう誰かがやっていること。
会社にもコンサルタントがいて、
『○○はどうでしょうか?』と提案してくれるのだろうが、
提案って何?と思う。
それはあなたの考えでしょう?私に合うかどうかは分らない。
確かに魅力的ではあるけれども、
誰かが考えた商品を提示されてそれに乗っかって、
いかにも私も優れた人間であるかのように生きるのは癪である。
あれこれ選んで身につけて時代の先頭を走っているつもりでも、
誰かが仕掛けたものに乗せられているだけなのだ。
それが癪。
自分で考えていないでしょ?
いつだって自分の身の回りにある誰かが作った物を提案されて『選んで』、
(この場合『選ばない』という選択はない。選ばざるを得ない)、
選ばされているのに自分が選んだと思い込んで生きている。
そこから抜け出したいけど、私は自給自足の方法を知らないから、
雇用されて賃金を貰い、お店で生きるための物を買うしかないのだ。
スーパーも提案だ。
うちの周りには何軒かのスーパーがあり、一軒にいけばすべてまかなえるのに、
気にいった一軒ですべてまかなえないからあちこち行く。
それも提案だ。
提案に勝つ方法はないものだろうか?
提案されない生き方は出来ないものだろうか。