聴く力と選択決断の力
〜啓発から傾聴へ
( 画像は 秋の若い芽 11/14 )
聞くことは 受動的行為だが
同調的行為ではない
「聞くこと」は
知識を広げ、判断の資料や材料となる
話し相手と向き合うことにより
五感を使っての体感、体験ともなる
話す方も
いろんな悩みやモヤモヤを
他者に 特に政治に携わる人に
吐き出すことで 不安や不満が
幾らかでも解消される効果もある
もちろん 支持や共感の思いで
話す場合もあるだろう
車座になり 視線・目線を
水平に合わせることによって
相手の警戒心を和らげ
安心感や信頼感を育み 生じ
場合によっては お互いに
人として共感し合う面もあろう
ただ 言えることは
相手の話に耳を傾けるときは
自分の立場や考えは保持して
しかし 話が終わるまでは
バイアスをかけることなく
虚心坦懐に
相手の話を聞くことが大事だと思う
また 「話を聞く」ことは
相手の主張を 丸ごと認め
相手の言いなりになることではない
あくまで
一つの考えや主張として傾聴し
その先の理解や判断は
聞く側が決めることである
そこのところは
考え違い(思い過ごし)を
しないように気をつけたいし
また 全てを相手に任せたり
何もかもを聞いてくれたと
あるいは了解してくれたと
勝手に思い込まないことだ
話したことは あくまで
話す側の希望と要望であり
その要望などに全て従うことが
相手の義務や仕事でもないのだし
聞く側の立場としては
是々非々で対応していくと思う
新型コロナウイルス感染者の
第五波が通り過ぎようとする今
政府は コロナ禍による困窮者や
子育て支援策として
給付金や支援金の施策を
模索していて かなりの方策が
固まってきている
何らかの施策を始める場合
多かれ少なかれ
いろんな人たちの考えや思いを
聞くだろうと思う
そして 最終的には
その施策の遂行責任者が
決めることになる
いかに多くの人に会い
目標の実現に向けて
いかにまとめていくか
その手腕が問われる
だけども
多くの人が納得し
多くの人が賛成して
立ち上げた施策や
行政の手立てに対して
多くの人が協力してくれる
そんな解決法は
中々見つからないのではないか
無私になって
粘り強く 熱意をもって
しかし 合理的に
それなりのデータを示して
わかりやすい例を挙げたりして
相手(国民など)を説得し
納得してもらわなければならない
ps 2021.11.7 草稿 12.6 追記
人は皆
それぞれの育ちや経験は違うのだし
ましてや
考えや行動は違って当たり前だろう
とりわけ
多様性を尊重しようとする時代に
なってきた今こそ
お互いの主張や考えなどは
尊重されなくてはならないし
その基盤の上に立って初めて
真の傾聴の効果が
発揮されなくてはいけないだろう
啓発を好み 言葉や主張で
他者を動かそうとする者は
相手の共感や支持を得ることは
なかなかに困難だろう
汗をかき 時には泥まみれになる姿を
相手の人たちに見せることも
場合によっては 必要だと思う
( 何かを立案して実行しようとすると
必ずその言動の評価をされ 時には
批判や妨害もされるだろう
でも それでも そのプロジェクトを
遂行しなくてはいけないこともある
結果が分かっていても 予測不能でも
大きな批判や妨害などが起きる時は
今までのことを振り返り 修正し
場合によっては 中止するという
勇気と責務をも 求められよう
あらゆる要素から 的確な判断をし、
いろんな立場の人たちが
納得するような施策を決断するには
とてつもないエネルギー(活力、力量)を要するだろう
追記⑵ 12.6 11/10 岸田文雄氏
第101代 内閣総理大臣に指名される
その後 第二次岸田内閣発足
コロナ禍の第五波の鎮静化の今
次のオミクロン株というウイルスが
まだ正体を明かさない(まま)で
世界の主な国々で 拡散中である
これからも 世界の為政者は
コロナウイルス(変異株を含む)の
感染蔓延の抑え込みと
万全な医療体制の構築と継続、
そして ワクチンや治療薬の開発と
供給、検査キットの普及、それに
企業への支援と経済の立て直しも
並行しておこなっていかなければ
ならないという 何とも難しい
方程式を解くが如きだ と思う