誰もが、病気やケガ、そして予期せぬ失業のリスクと隣り合わせです。
「もしも、自分が働けなくなったら…」
そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?
実は、そんな時に備えて、国が用意しているセーフティネットがあることをご存知ですか?
それが、 傷病手当金 と 失業保険 です。
今回は、この2つの制度について、 それぞれの特徴や利用方法をわかりやすく解説していきます。
傷病手当金:病気やケガで休業するときの頼もしい味方
病気やケガで会社を休まざるを得なくなった時、 収入が途絶えてしまうことに不安を感じる方も多いでしょう。
そんな時に役立つのが、傷病手当金です。
傷病手当金は、健康保険に加入している方が、 病気やケガで会社を休んでいる間、生活費を補填してくれる制度です。
例えば、
- 風邪をこじらせて1週間会社を休んだ
- 交通事故に遭い、入院・リハビリのため3ヶ月間休職することになった
- 精神的な病気で、しばらく休養が必要になった
といった場合に、傷病手当金を受給できる可能性があります。
支給額は、標準報酬月額の3分の2で、最長で1年6ヶ月支給されます。
傷病手当金があれば、治療に専念し、安心して休養することができますね。
失業保険:再就職を支援する心強いパートナー
会社を辞め、次の仕事を探している間も、生活費の心配は尽きません。
そんな時、頼りになるのが失業保険です。
失業保険は、雇用保険に加入していた方が、失業した後、再就職するまでの間、生活費を保障してくれる制度です。
失業保険を受給することで、経済的な不安を軽減し、落ち着いて求職活動に取り組むことができます。
受給期間は、雇用保険の加入期間や離職理由によって異なります。
傷病手当金と失業保険:知っておきたい違い
傷病手当金と失業保険は、どちらも「働けない期間の生活を支える」という目的は同じですが、利用できる条件が異なります。
簡単にまとめると…
- 傷病手当金: 病気やケガで会社を休んでいる時に利用できる
- 失業保険: 会社を辞めて失業している時に利用できる
注意点
- 傷病手当金は、会社によっては申請を嫌がるケースもあるようです。
- 失業保険は、自己都合退職の場合、受給までに3ヶ月の待機期間があります。
まとめ
今回は、傷病手当金と失業保険について解説しました。
どちらも、私たちが安心して暮らしていく上で、非常に重要なセーフティネットです。
ぜひ、この機会にそれぞれの制度について理解を深め、いざという時に備えておきましょう。
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