さて、我がメディアは口を開けばさも偉そうに「政治と金の問題」と吹聴する昨今であるが、言ってしまえばこんなものは我々の社会の本質を故意に捻じ曲げ覆い隠す「蒙昧主義」的愚論・暴論である。その辺りを言いたいなら「政治と金の問題」ではなく「金と政治の問題」と言うべきところである。元より資本制社会の主役は政治ではなく資本即ち金である。この社会に住まう我々の抱える全ての問題は、曰く「金と生産の問題」「金と分配の問題」「金と物流の問題」「金と庶民性の問題」「金とメディア・報道の問題」「金と人権・生活権の問題」「金と・・の問題」と全ては畢竟金に絡む問題なのである。当たり前のことである。我々に係る全ての問題は「資本即ち金」が主体となって惹起されて来るのである。
============
だいたいが検察もメディアも今半狂乱状態である。
小沢の4億円がどうした!?
そんな「端た金」など「天下り・渡り」どものうちのたった一人二人が一回りして来れば捻出出来てしまう額に過ぎないではないか。
前原ちゃんではないが、自民党政権が半世紀に亘る施政を通じて作りに作った
800兆円という借金の話はしないでいいのか!?
「往くも地獄、退くも地獄」という我が国民一般の現況を招聘したその「責任追求」はどうなる!?これもしないでいいのか!?
鳩ちゃんがお母さんから小遣い貰ったからって、だからどうした!?
「一億総中流化」をアホなメディアが吹聴している間に我が国の貧富の格差はますます膨張・増大の一途を辿ったのではなかったか。それを決定づけた「小泉・竹中」の路線を強力にサポートしたのがメディアである。我々をかくまでの窮状に追い込んだアホメディアの責任はどうなる!?
竹中みたいなペテン師をテレビはいまだに重宝して呼びまくっている。この和製ラスプーチンが我が国に齎した損害は4億円程度のものではない。『兆』の単位である。
小沢も鳩も、どうしても追及したいというのなら、自民党を撲滅してからの話にしろ!だ。
諸悪の根源は自民党である。その応援団が検察でありメディアであるのは明白である。奴らこそ恥知らずな連中であり『亡国の徒』そのものである。
金に纏わるメディアのタブーは幾らでもある。民放は一般にスポンサー(及びその『虎の威を借る』広告代理店)の意向に背いての番組作りなど出来ないし、拝金主義の風潮に一番どっぷり浸かっているのが放送・報道の業界ではないのか。局のアナウンサーもゲストのコメンテーターも、一部駆け出しを除けば小銭を摑んで離さない「セレブ」ばかりだから、彼らが例えば釜ヶ崎の住民等生活困窮者についてさもわかったような口ぶりで言及したりするのを見ると、私などは(鳩ちゃんが庶民生活を慮って見せる以上に!)一種とてつもない違和感が拭えないのである。
平野官房長官を見ればわかるように『連合』とそこから排出された『民主党議員』など凡そ信用に値しないことはいつも言っている通りである。
若い人たちのために簡単に触れておくと、戦後の労働運動を領導して来たのが『総評』であり、この組合が反・資本の色彩が強過ぎるとして作られたのが『同盟』即ち資本と妥協的な『第二組合』である。やがて「所得倍増」だ、「バブル」だと好景気に弾けて戦後の労働運動も斜陽となり、行き着いた先が「総評」と「同盟」の合体=「連合」なのである。労働組合が一本化していいようなものだが、その実態たるや官公労+民間大手組合ら「労働貴族」どもの覇権そのものの下に置かれ、他方組合がまさに必要な中小零細の労働者たちは蚊帳の外におかれ、せいぜいのところ「組合」ならぬ「社員会」で一杯飲ませてもらえればいい方なのである。
財界・大企業・メガバンクがそれほど有難いものかどうか、私には疑問である。国内の雇用を創出するどころか維持すら出来ない彼らに存在理由があるだろうか。これが「革命政権」だったら彼らの財産はことごとく凍結~没収して国家管理の下に置き、国際的な包囲網によって非難の嵐を浴びるだろうが、幸か不幸か、我が民主党政権は自民党政権と大して変わらない保守政権なのである。笑。
去年中国高官が「10年後に日本なんて国あるかどうかわからない」と言ったとかで、このままではほんとにヤバイと私も思うぜよ。経済問題ではアメリカを始めとして他所の国々が続々リーマンショックから立ち直り、或いは復旧の兆しを見せているのに、日本は「まだ2、3年かかる」などと言っている。
沖縄米軍基地の問題では鳩山はアメリカから相当脅しつけられているようだ。そのアメリカは世界中に軍隊を送り込んで局地戦に余念がない。とんだ「パクス・アメリカーナ」だ。
(もうちょっと書く予定だったがこの辺で止めておく。ぁそ。)
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小沢氏再聴取、見送りへ=関与捜査は継続-政治資金規正法違反事件
1月28日2時33分配信 時事通信
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部が、小沢氏への2度目の事情聴取を見送る方針を固めたことが27日、関係者の話で分かった。小沢氏は23日の聴取に、政治資金収支報告書の虚偽記載への関与を全面否定していた。
特捜部は、小沢氏の供述内容に疑問点はあるものの、事件に対する同氏の主張をまとめた供述調書を作成したことで、任意聴取による最低限の目的は果たせたと判断したもようだ。引き続き、同氏の事件への関与の有無を捜査する。
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2010年01月30日 『日刊ゲンダイ』掲載
小沢捜査を斬る!「弁護士が同席しない日本の取り調べは信用できない」
在日50年の米国人ジャーナリスト サム・ジェームソン氏
政治とカネをめぐる「小沢VS.検察」の攻防は、在日50年の知日派米国人ジャーナリストの目にも異様に映っている。大マスコミが小沢幹事長を犯人のように扱う現状や日本の取り調べ手法を、元ロサンゼルス・タイムス東京支局長で現在はフリーのジャーナリスト、サム・ジェームソン氏(73)が、バッサリ斬り捨てた。
●だから「地位協定」も改定できないのです
戦争の時や昭和30年代は、日本には全く民主主義がなかった。人が逮捕されても国民に知らされない。そんな時代があった国なのに、検察の言い分を全部信用するなんて、とうてい理解できません。日本国憲法には、有罪判決が出るまでは有罪ではないという法律の基本がある。それがなかったら裁判がいらなくなってしまう。
日本では、逮捕された後22日間、朝から晩まで寝る時間もほとんど与えず取り調べる。そのうえ弁護士が同席しない。これは大問題ですし、日米関係にも影響しています。個人的な意見ですが、最近も、沖縄で米兵のひき逃げ事件がありました。米軍側が「起訴までは身柄を渡せない」というのは、取り調べに弁護士が同席しないなら、容疑者の段階では引き渡せないということです。つまり、日本の取り調べのやり方は信用できないということ。だから「地位協定」は改定できないのです。
検察は、裏でリークするのではなく、自分の名前を語ってテレビカメラの前で小沢さんの容疑を明確にすればいい。無責任極まりない状況です。責任ある発言は記者会見なんです。それ以外はウワサの域を出ない。新聞の政治記事に、「腹が固まったようである」という言い方がありますが、それを見た瞬間に、「この記事は読む価値がない」と判断しています。
●小沢さんは理屈に合う質問には答える人です
小沢さんとは、細川政権の時、外国人記者のグループで毎月懇談していました。非常に論理的で、どんな質問にも答え尽くそうとしていたのが印象的でした。日本のプレスは「いつ説明責任を果たすのか」と、表面的なことばかり何度も何度も繰り返し質問するので、我慢強くない小沢さんが怒るシーンが(記者会見などで)撮影されていますが、本来、理屈に合う質問をする人には理屈に合う返事をする人です。
(マリナーズの)イチローも同じじゃないですか。シアトルに渡った最初の頃、日本の記者は「けさ、何を食べましたか」といった質問をした。イチローは職人的な野球人なので練習したいし、そんな邪魔な質問には耐えられない。小沢さんも同じタイプですよ。
小沢さんは自分なりの政策や考え方を持っている。その意味では、日本では新しい政治家です。昔の派閥の領袖はムードと触れ合いだけだった。日本人は強い指導者が欲しい、と言いながら、本音では強い指導者が嫌いなんです。矛盾していますよ。
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09年衆院選 1票の格差 また違憲
2010年1月26日 『東京新聞』朝刊
「一票の格差」が最大二・三〇倍となった昨年八月の衆院選は違憲だとして、広島市の有権者が広島1区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁の広田聡裁判長は二十五日「格差が二倍を超える選挙は憲法違反」との判断を示した。
昨年十二月の大阪高裁判決に続く違憲判断。政府・国会は格差解消に向けた早急な対応を迫られそうだ。
判決理由で広田裁判長は、人口に関係なく全都道府県に最低一議席を配分する現行の「一人別枠方式」について「投票価値の格差を生んだ大きな原因で、格差を助長したのも明らか」と指摘。
また、投開票日当日で二倍を超える格差があった選挙区が四十五区あったことを挙げ「憲法の基本理念から容認できない不合理の是正を怠ってきた」と国会の不作為を厳しく指摘した。
原告は選挙無効も求めていたが、広田裁判長は「無効にすれば公の利益を大きく害する」と請求を棄却した。
この衆院選では、有権者数が最多の千葉4区と最少の高知3区との間に二・三〇倍、広島1区と高知3区との間には一・四七倍の格差が生じた。
広田裁判長はこの点にも言及し、「小選挙区選挙は制度として不可分で、格差二倍を下回る選挙区の選挙も違法だ」と判断。選挙全体が違法と認めた。
東京の弁護士らを中心とするグループが七高裁と一高裁支部で起こした訴訟の一つ。原告となった六十代の男性は「一人に一票を保障する選挙権の平等に反している」と主張し、被告の広島県選挙管理委員会側は「国会の裁量権の範囲を逸脱しない」と反論していた。
公選法は、国政選挙の効力に関する訴訟の一審を高裁と規定している。
============
*雨風呂を見ていて出会ったのだが、『意味のわからない昭和語ランキング』というのがあった。この『gooランキング』というのは結構人気らしく、他所のブロガーたちもしばしば引用している。で、引用されていたベスト5は以下の如くだった。↓ ↓
1位 キモサベ
意味:信頼できる友人
2位 可取り専攻
意味:合格さえすればいいという考え方
3位 ウニる
意味:頭が混乱する
4位 BG
意味:ビジネスガールの略
5位 カイワレ族
意味:管理社会の中でしか生きられない中・高生のこと
・・ということで、私が即答出来たのは4位の「BG」(即ちビジネスガール)だけである。
これは今で言う「OL」の意味の一種和製英語だったが、米国か英国か知らないが本場では『商売女』即ち『売春婦』という意味で常套的に使われていることが発覚して、これを「女性会社員一般」の呼称とするのはすこぶるよろしくないということになり廃止されたのである。w
1位のキモサベだが「インディアン嘘つかない。キモサベー」というフレーズはよく流行ったので記憶にあったが、生の原典がわからないのではなく、この言葉が何か別の意味に転用され、それがわからないのかと思った。
「ローンレンジャー」も「トント」もこの言葉と直結して直ちに私の脳裏に浮かんで来ることもなかった。
当時アメリカ直輸入の30分ものテレビ映画は我々子供たちに大変人気があった。その辺を詳しく知りたい人はとりあえず『三丁目の夕日』でも熟読して下され。ぁそ。その中の一つ「ローンレンジャー」は私にとっては「はよー、シルバー!」である。これは時代劇で言えば鞍馬天狗(白馬童子?)に当たる主人公が愛馬に跨って拍車をかける際の常套句で、バックに流れるのは彼のオッフェンバッハの『天国と地獄』序曲だった。w
「3位ウニる」は「脳みそがウニのようにグチャグチャになる」から来ていて、言われてみればそういう言葉もあったなという感じで、「2位可取り専攻」と「5位カイワレ族」に至っては全く記憶にない。「戦後っ子」たる私がわからないのだから、昭和はますます遠くなっているのだろう。ぁそ。
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*以下はCHEZ SUGIさんのblogからの全文引用です。↓ ↓
キモサベうそつかない sugi (2004年10月19日)
Q
"インディアン、うそつかない"と言われて、誰もが本当にそうだと信じたに違いない伝説的なフレーズも、このテレビ映画(「ローン・レンジャー」)の中で使われたものでした。ローンレンジャーの相棒であるインディアンのトントが、自信をもってそう言うたびに話しは大きく展開することに・・。
また、トントがローンレンジャーのことを「キモサベ」と、意味不明な名前で呼んでいたのも密かな流行語になっていたり・・相棒ではあっても、白人とインディアンという背景を考えれば、ご主人さま、に近い意味ではなかったのかと改めて想像するのですが、これもSAQ?(笑)(ダリさんの質問)
A
実はこのテレビ映画のことはまったく記憶に残っていなかったのですが、「インディアン、うそつかない」だけは聞き覚えがありました。でも、ぼくの記憶にあるのはこの番組ではなく、1973年頃に放映されていたフレンドホルダーSというたばこの脂取りパイプのCMのようです。「インディアン、うそつかない」というのは、昔から「善良なインディアンはうそつきな白人たちにだまされ続けてきた」という意味を込めて、よく使われた言葉のようです。さて、閑話休題。
キモサベ "kemosabe"は『ローン・レンジャー』独特の言葉です。その由来はいくつか説があります。
* Tewaインディアンの方言でKemoは「友達」、Sabeは「アパッチ」を意味します。つまりキモサベとは「アパッチの友達」です。
* Yavapaiというアリゾナの方言で「白い人」を意味します。
* James Smartというコラムニストによれば「ずぶぬれの茂み」です。なんだか卑猥。
* Tontoはスペイン語で「まぬけ」。それに対応するようにkemosabeはスペイン語の"qui no sabe"つまり「何も知らない人」を意味します。
* ある漫画の中でローン・レンジャーがアパッチ語の辞書をみていて、そこにはkemosabeは「馬の尻のはじ」だと書いてありました。
* ラジオで『ローン・レンジャー』の放送が開始されてからしばらくディレクターを担当したJim Jewellは、"Kamp Kee-Mo Sah-Bee"というミシガンにあるボーイスカウト用のキャンプ場の名前からとったといっています。その意味はインディアンの言葉で"trusty scout"、つまり「信頼の置けるやつ」です。
Kamp Kee-Mo Sah-Beeの写真もあるそうなので、おそらく最後の説が正解でしょう。Kee-Mo Sah-Beeの原義をたどると、trustyという意味はほとんど含まれておらず、単に「こそこそ人をかぎまわるやつ」というような意味のようです(scout は通常「偵察兵」を意味する)。
参考:
* The Straight Dope: In the old Lone Ranger series, what did "kemosabe" mean?
* What does Kemo Sabe really mean?
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2010年01月25日 『日刊ゲンダイ』掲載
発覚!国交省がヒ素データをひた隠し
八ツ場ダムは死のダムになる!?
●これが首都圏の水ガメになるのか
前原国交相は24日、八ツ場(やんば)ダムの建設予定地を訪れ、水没予定地区の住民らと初の意見交換に臨んだ。建設続行を求める住民。中止をにおわせながら、付け替え道路など関連施設の建設をやめない前原。どうもJALみたいに先行きが不透明だが、そうこうしている間に国交省の“重大犯罪”が明るみに出た。八ツ場ダムのヒ素汚染について、国交省が重大資料を隠していたのだ。国会の質問王だった保坂展人元衆院議員が言う。
「この問題を追及しているうちに、内部告発があり、役人に問いただすと、『H20ダム湖堆積物など調査分析業務 地質調査・分析結果報告書』なるものが出てきたのです。この資料には八ツ場ダムの上流にある品木ダムの湖底の堆積土のヒ素濃度が記されている。最新データ(2009年)では最高値は1キロ当たり5.3グラム。環境基本法に基づく土壌環境基準の350倍でした」
八ツ場ダムが建設される吾妻川は強酸性の水質で「死の川」と呼ばれる。このままだとダムを造ってもコンクリートが溶けてしまう。そこでダム官僚は46年前から川の中和作業に乗り出した。吾妻川上流の湯川に石灰を投入することにし、そのために品木ダムを造ったのである。国交省が作る品木ダムの定期報告書には中和作業によって、ダム下流の湯川にイワナやヤマメが確認できるようになったと誇らしげに書いている。その一方でダムにはとんでもないヒ素がたまっていたわけだが、昨年8月に開かれた吾妻川水質改善対策検討委員会の資料にも89年の計測値しか出てこない。当時のヒ素汚染度は今の半分で、意図的な汚染隠しと言うしかない。これが八ツ場ダムにどういう影響を及ぼすのか。
「品木ダムはいまや、大量のヒ素貯蔵庫になり、堆積土はダムの容量を超えてしまった。そこでダム湖の湖底をパワーショベルで浚渫(しゅんせつ)し汚泥を周辺の山間に捨てています。対策は待ったなしだし、当然、上流の品木ダム周辺に堆積したヒ素が下流の八ツ場ダムにもたまっていくだろうという懸念がある。問題はこうした状況が地元住民にまったく知らされなかったことです。八ツ場ダム建設を期待する地元住民はダム湖を観光の目玉にしようとしている。ダムは首都圏の利水にも有効とうたっている。ヒ素は大丈夫なのか。マズイと思った国交省は数字をヒタ隠しにして密室の議論をしていた。とんでもない話です」(保坂氏)
八ツ場ダムはますます、呪われてきた。
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だいたいが検察もメディアも今半狂乱状態である。
小沢の4億円がどうした!?
そんな「端た金」など「天下り・渡り」どものうちのたった一人二人が一回りして来れば捻出出来てしまう額に過ぎないではないか。
前原ちゃんではないが、自民党政権が半世紀に亘る施政を通じて作りに作った
800兆円という借金の話はしないでいいのか!?
「往くも地獄、退くも地獄」という我が国民一般の現況を招聘したその「責任追求」はどうなる!?これもしないでいいのか!?
鳩ちゃんがお母さんから小遣い貰ったからって、だからどうした!?
「一億総中流化」をアホなメディアが吹聴している間に我が国の貧富の格差はますます膨張・増大の一途を辿ったのではなかったか。それを決定づけた「小泉・竹中」の路線を強力にサポートしたのがメディアである。我々をかくまでの窮状に追い込んだアホメディアの責任はどうなる!?
竹中みたいなペテン師をテレビはいまだに重宝して呼びまくっている。この和製ラスプーチンが我が国に齎した損害は4億円程度のものではない。『兆』の単位である。
小沢も鳩も、どうしても追及したいというのなら、自民党を撲滅してからの話にしろ!だ。
諸悪の根源は自民党である。その応援団が検察でありメディアであるのは明白である。奴らこそ恥知らずな連中であり『亡国の徒』そのものである。
金に纏わるメディアのタブーは幾らでもある。民放は一般にスポンサー(及びその『虎の威を借る』広告代理店)の意向に背いての番組作りなど出来ないし、拝金主義の風潮に一番どっぷり浸かっているのが放送・報道の業界ではないのか。局のアナウンサーもゲストのコメンテーターも、一部駆け出しを除けば小銭を摑んで離さない「セレブ」ばかりだから、彼らが例えば釜ヶ崎の住民等生活困窮者についてさもわかったような口ぶりで言及したりするのを見ると、私などは(鳩ちゃんが庶民生活を慮って見せる以上に!)一種とてつもない違和感が拭えないのである。
平野官房長官を見ればわかるように『連合』とそこから排出された『民主党議員』など凡そ信用に値しないことはいつも言っている通りである。
若い人たちのために簡単に触れておくと、戦後の労働運動を領導して来たのが『総評』であり、この組合が反・資本の色彩が強過ぎるとして作られたのが『同盟』即ち資本と妥協的な『第二組合』である。やがて「所得倍増」だ、「バブル」だと好景気に弾けて戦後の労働運動も斜陽となり、行き着いた先が「総評」と「同盟」の合体=「連合」なのである。労働組合が一本化していいようなものだが、その実態たるや官公労+民間大手組合ら「労働貴族」どもの覇権そのものの下に置かれ、他方組合がまさに必要な中小零細の労働者たちは蚊帳の外におかれ、せいぜいのところ「組合」ならぬ「社員会」で一杯飲ませてもらえればいい方なのである。
財界・大企業・メガバンクがそれほど有難いものかどうか、私には疑問である。国内の雇用を創出するどころか維持すら出来ない彼らに存在理由があるだろうか。これが「革命政権」だったら彼らの財産はことごとく凍結~没収して国家管理の下に置き、国際的な包囲網によって非難の嵐を浴びるだろうが、幸か不幸か、我が民主党政権は自民党政権と大して変わらない保守政権なのである。笑。
去年中国高官が「10年後に日本なんて国あるかどうかわからない」と言ったとかで、このままではほんとにヤバイと私も思うぜよ。経済問題ではアメリカを始めとして他所の国々が続々リーマンショックから立ち直り、或いは復旧の兆しを見せているのに、日本は「まだ2、3年かかる」などと言っている。
沖縄米軍基地の問題では鳩山はアメリカから相当脅しつけられているようだ。そのアメリカは世界中に軍隊を送り込んで局地戦に余念がない。とんだ「パクス・アメリカーナ」だ。
(もうちょっと書く予定だったがこの辺で止めておく。ぁそ。)
============
小沢氏再聴取、見送りへ=関与捜査は継続-政治資金規正法違反事件
1月28日2時33分配信 時事通信
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部が、小沢氏への2度目の事情聴取を見送る方針を固めたことが27日、関係者の話で分かった。小沢氏は23日の聴取に、政治資金収支報告書の虚偽記載への関与を全面否定していた。
特捜部は、小沢氏の供述内容に疑問点はあるものの、事件に対する同氏の主張をまとめた供述調書を作成したことで、任意聴取による最低限の目的は果たせたと判断したもようだ。引き続き、同氏の事件への関与の有無を捜査する。
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2010年01月30日 『日刊ゲンダイ』掲載
小沢捜査を斬る!「弁護士が同席しない日本の取り調べは信用できない」
在日50年の米国人ジャーナリスト サム・ジェームソン氏
政治とカネをめぐる「小沢VS.検察」の攻防は、在日50年の知日派米国人ジャーナリストの目にも異様に映っている。大マスコミが小沢幹事長を犯人のように扱う現状や日本の取り調べ手法を、元ロサンゼルス・タイムス東京支局長で現在はフリーのジャーナリスト、サム・ジェームソン氏(73)が、バッサリ斬り捨てた。
●だから「地位協定」も改定できないのです
戦争の時や昭和30年代は、日本には全く民主主義がなかった。人が逮捕されても国民に知らされない。そんな時代があった国なのに、検察の言い分を全部信用するなんて、とうてい理解できません。日本国憲法には、有罪判決が出るまでは有罪ではないという法律の基本がある。それがなかったら裁判がいらなくなってしまう。
日本では、逮捕された後22日間、朝から晩まで寝る時間もほとんど与えず取り調べる。そのうえ弁護士が同席しない。これは大問題ですし、日米関係にも影響しています。個人的な意見ですが、最近も、沖縄で米兵のひき逃げ事件がありました。米軍側が「起訴までは身柄を渡せない」というのは、取り調べに弁護士が同席しないなら、容疑者の段階では引き渡せないということです。つまり、日本の取り調べのやり方は信用できないということ。だから「地位協定」は改定できないのです。
検察は、裏でリークするのではなく、自分の名前を語ってテレビカメラの前で小沢さんの容疑を明確にすればいい。無責任極まりない状況です。責任ある発言は記者会見なんです。それ以外はウワサの域を出ない。新聞の政治記事に、「腹が固まったようである」という言い方がありますが、それを見た瞬間に、「この記事は読む価値がない」と判断しています。
●小沢さんは理屈に合う質問には答える人です
小沢さんとは、細川政権の時、外国人記者のグループで毎月懇談していました。非常に論理的で、どんな質問にも答え尽くそうとしていたのが印象的でした。日本のプレスは「いつ説明責任を果たすのか」と、表面的なことばかり何度も何度も繰り返し質問するので、我慢強くない小沢さんが怒るシーンが(記者会見などで)撮影されていますが、本来、理屈に合う質問をする人には理屈に合う返事をする人です。
(マリナーズの)イチローも同じじゃないですか。シアトルに渡った最初の頃、日本の記者は「けさ、何を食べましたか」といった質問をした。イチローは職人的な野球人なので練習したいし、そんな邪魔な質問には耐えられない。小沢さんも同じタイプですよ。
小沢さんは自分なりの政策や考え方を持っている。その意味では、日本では新しい政治家です。昔の派閥の領袖はムードと触れ合いだけだった。日本人は強い指導者が欲しい、と言いながら、本音では強い指導者が嫌いなんです。矛盾していますよ。
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09年衆院選 1票の格差 また違憲
2010年1月26日 『東京新聞』朝刊
「一票の格差」が最大二・三〇倍となった昨年八月の衆院選は違憲だとして、広島市の有権者が広島1区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁の広田聡裁判長は二十五日「格差が二倍を超える選挙は憲法違反」との判断を示した。
昨年十二月の大阪高裁判決に続く違憲判断。政府・国会は格差解消に向けた早急な対応を迫られそうだ。
判決理由で広田裁判長は、人口に関係なく全都道府県に最低一議席を配分する現行の「一人別枠方式」について「投票価値の格差を生んだ大きな原因で、格差を助長したのも明らか」と指摘。
また、投開票日当日で二倍を超える格差があった選挙区が四十五区あったことを挙げ「憲法の基本理念から容認できない不合理の是正を怠ってきた」と国会の不作為を厳しく指摘した。
原告は選挙無効も求めていたが、広田裁判長は「無効にすれば公の利益を大きく害する」と請求を棄却した。
この衆院選では、有権者数が最多の千葉4区と最少の高知3区との間に二・三〇倍、広島1区と高知3区との間には一・四七倍の格差が生じた。
広田裁判長はこの点にも言及し、「小選挙区選挙は制度として不可分で、格差二倍を下回る選挙区の選挙も違法だ」と判断。選挙全体が違法と認めた。
東京の弁護士らを中心とするグループが七高裁と一高裁支部で起こした訴訟の一つ。原告となった六十代の男性は「一人に一票を保障する選挙権の平等に反している」と主張し、被告の広島県選挙管理委員会側は「国会の裁量権の範囲を逸脱しない」と反論していた。
公選法は、国政選挙の効力に関する訴訟の一審を高裁と規定している。
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*雨風呂を見ていて出会ったのだが、『意味のわからない昭和語ランキング』というのがあった。この『gooランキング』というのは結構人気らしく、他所のブロガーたちもしばしば引用している。で、引用されていたベスト5は以下の如くだった。↓ ↓
1位 キモサベ
意味:信頼できる友人
2位 可取り専攻
意味:合格さえすればいいという考え方
3位 ウニる
意味:頭が混乱する
4位 BG
意味:ビジネスガールの略
5位 カイワレ族
意味:管理社会の中でしか生きられない中・高生のこと
・・ということで、私が即答出来たのは4位の「BG」(即ちビジネスガール)だけである。
これは今で言う「OL」の意味の一種和製英語だったが、米国か英国か知らないが本場では『商売女』即ち『売春婦』という意味で常套的に使われていることが発覚して、これを「女性会社員一般」の呼称とするのはすこぶるよろしくないということになり廃止されたのである。w
1位のキモサベだが「インディアン嘘つかない。キモサベー」というフレーズはよく流行ったので記憶にあったが、生の原典がわからないのではなく、この言葉が何か別の意味に転用され、それがわからないのかと思った。
「ローンレンジャー」も「トント」もこの言葉と直結して直ちに私の脳裏に浮かんで来ることもなかった。
当時アメリカ直輸入の30分ものテレビ映画は我々子供たちに大変人気があった。その辺を詳しく知りたい人はとりあえず『三丁目の夕日』でも熟読して下され。ぁそ。その中の一つ「ローンレンジャー」は私にとっては「はよー、シルバー!」である。これは時代劇で言えば鞍馬天狗(白馬童子?)に当たる主人公が愛馬に跨って拍車をかける際の常套句で、バックに流れるのは彼のオッフェンバッハの『天国と地獄』序曲だった。w
「3位ウニる」は「脳みそがウニのようにグチャグチャになる」から来ていて、言われてみればそういう言葉もあったなという感じで、「2位可取り専攻」と「5位カイワレ族」に至っては全く記憶にない。「戦後っ子」たる私がわからないのだから、昭和はますます遠くなっているのだろう。ぁそ。
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*以下はCHEZ SUGIさんのblogからの全文引用です。↓ ↓
キモサベうそつかない sugi (2004年10月19日)
Q
"インディアン、うそつかない"と言われて、誰もが本当にそうだと信じたに違いない伝説的なフレーズも、このテレビ映画(「ローン・レンジャー」)の中で使われたものでした。ローンレンジャーの相棒であるインディアンのトントが、自信をもってそう言うたびに話しは大きく展開することに・・。
また、トントがローンレンジャーのことを「キモサベ」と、意味不明な名前で呼んでいたのも密かな流行語になっていたり・・相棒ではあっても、白人とインディアンという背景を考えれば、ご主人さま、に近い意味ではなかったのかと改めて想像するのですが、これもSAQ?(笑)(ダリさんの質問)
A
実はこのテレビ映画のことはまったく記憶に残っていなかったのですが、「インディアン、うそつかない」だけは聞き覚えがありました。でも、ぼくの記憶にあるのはこの番組ではなく、1973年頃に放映されていたフレンドホルダーSというたばこの脂取りパイプのCMのようです。「インディアン、うそつかない」というのは、昔から「善良なインディアンはうそつきな白人たちにだまされ続けてきた」という意味を込めて、よく使われた言葉のようです。さて、閑話休題。
キモサベ "kemosabe"は『ローン・レンジャー』独特の言葉です。その由来はいくつか説があります。
* Tewaインディアンの方言でKemoは「友達」、Sabeは「アパッチ」を意味します。つまりキモサベとは「アパッチの友達」です。
* Yavapaiというアリゾナの方言で「白い人」を意味します。
* James Smartというコラムニストによれば「ずぶぬれの茂み」です。なんだか卑猥。
* Tontoはスペイン語で「まぬけ」。それに対応するようにkemosabeはスペイン語の"qui no sabe"つまり「何も知らない人」を意味します。
* ある漫画の中でローン・レンジャーがアパッチ語の辞書をみていて、そこにはkemosabeは「馬の尻のはじ」だと書いてありました。
* ラジオで『ローン・レンジャー』の放送が開始されてからしばらくディレクターを担当したJim Jewellは、"Kamp Kee-Mo Sah-Bee"というミシガンにあるボーイスカウト用のキャンプ場の名前からとったといっています。その意味はインディアンの言葉で"trusty scout"、つまり「信頼の置けるやつ」です。
Kamp Kee-Mo Sah-Beeの写真もあるそうなので、おそらく最後の説が正解でしょう。Kee-Mo Sah-Beeの原義をたどると、trustyという意味はほとんど含まれておらず、単に「こそこそ人をかぎまわるやつ」というような意味のようです(scout は通常「偵察兵」を意味する)。
参考:
* The Straight Dope: In the old Lone Ranger series, what did "kemosabe" mean?
* What does Kemo Sabe really mean?
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2010年01月25日 『日刊ゲンダイ』掲載
発覚!国交省がヒ素データをひた隠し
八ツ場ダムは死のダムになる!?
●これが首都圏の水ガメになるのか
前原国交相は24日、八ツ場(やんば)ダムの建設予定地を訪れ、水没予定地区の住民らと初の意見交換に臨んだ。建設続行を求める住民。中止をにおわせながら、付け替え道路など関連施設の建設をやめない前原。どうもJALみたいに先行きが不透明だが、そうこうしている間に国交省の“重大犯罪”が明るみに出た。八ツ場ダムのヒ素汚染について、国交省が重大資料を隠していたのだ。国会の質問王だった保坂展人元衆院議員が言う。
「この問題を追及しているうちに、内部告発があり、役人に問いただすと、『H20ダム湖堆積物など調査分析業務 地質調査・分析結果報告書』なるものが出てきたのです。この資料には八ツ場ダムの上流にある品木ダムの湖底の堆積土のヒ素濃度が記されている。最新データ(2009年)では最高値は1キロ当たり5.3グラム。環境基本法に基づく土壌環境基準の350倍でした」
八ツ場ダムが建設される吾妻川は強酸性の水質で「死の川」と呼ばれる。このままだとダムを造ってもコンクリートが溶けてしまう。そこでダム官僚は46年前から川の中和作業に乗り出した。吾妻川上流の湯川に石灰を投入することにし、そのために品木ダムを造ったのである。国交省が作る品木ダムの定期報告書には中和作業によって、ダム下流の湯川にイワナやヤマメが確認できるようになったと誇らしげに書いている。その一方でダムにはとんでもないヒ素がたまっていたわけだが、昨年8月に開かれた吾妻川水質改善対策検討委員会の資料にも89年の計測値しか出てこない。当時のヒ素汚染度は今の半分で、意図的な汚染隠しと言うしかない。これが八ツ場ダムにどういう影響を及ぼすのか。
「品木ダムはいまや、大量のヒ素貯蔵庫になり、堆積土はダムの容量を超えてしまった。そこでダム湖の湖底をパワーショベルで浚渫(しゅんせつ)し汚泥を周辺の山間に捨てています。対策は待ったなしだし、当然、上流の品木ダム周辺に堆積したヒ素が下流の八ツ場ダムにもたまっていくだろうという懸念がある。問題はこうした状況が地元住民にまったく知らされなかったことです。八ツ場ダム建設を期待する地元住民はダム湖を観光の目玉にしようとしている。ダムは首都圏の利水にも有効とうたっている。ヒ素は大丈夫なのか。マズイと思った国交省は数字をヒタ隠しにして密室の議論をしていた。とんでもない話です」(保坂氏)
八ツ場ダムはますます、呪われてきた。
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