本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

我々は猿真似文化の国民である。

2015-09-02 10:27:18 | 社会
 話題のあのパクリ屋に限った話ではなく、元々模倣・盗作は日本の御家芸であると私は言いたい。
 これは「極東離れ小島の国民に何か独創的な仕事を期待する方が間違っている」と言い換えてもいい。
 元長州藩藩士中心に構成された明治新政府は西郷隆盛の『台湾取るべし』という《征台論》を切って捨てたが、それは『時期尚早』という意味で排斥しただけのことであって「極東進出を強める欧米列強に倣って《植民地》を持たなければ日本もやがては植民地化されてしまう」という一種強迫観念は西郷同様根強く保持していた。ただ《中国という好餌》があったから日本などは当然後回しされて然るべきだったのである。この間隙を縫っての《西欧の近代を模倣した近代化》こそが目先のよく利く日本人の為せる技だったと言える。

 ことは近代化に限らない。我々が今《国字》として採用している《漢字》は中国文字の借用そのものである。韓国も力関係で漢字を使った時期はあったが、後に口蓋と舌の位置関係から独自に自国語を表記すべく《ハングル文字》を発明し、今では他国の文字=即ち漢字は寧ろ排斥している。《漢字文化》を恥も外聞も無くそっくり輸入し、漢字(即ち真仮名)から平仮名・片仮名を考案した日本とはこの点大違いである。この「一寸の虫にも五分の魂」というスタンスは我々には備わっていないド根性である。
 今中国本土では旧来の漢字文化は大きく変質して文盲撲滅の為《簡体字》が奨励されているから、旧字体が未だ採用されているのは台湾を残すのみとなった。日本も旧字体は原則使わないから、故・司馬遼太郎は日中両国の旧字体廃用を「漢字文化が失われる」と惜しんでいた。

 というわけで、佐野某に限らず《模倣・盗作は日本古来の御家芸だ》と言いたい気分も湧いて来ようというものである。あっそ。👙😠😍😡😄。

 ☆それにしても口先だけで「ご迷惑をおかけしたことをお詫びします」と言いつつ他方では「誰も悪くないし悪いことはしていない」と平然と開き直るのだからこの武藤事務総長という人間も森元総理同様大したタマである。これまでどこで何をして来た男か知らないが(⇦後註:元財務事務次官らしい)、かかる鉄面皮で無ければ役人などは務まらないということだろう。我々はもっともっと怒りまくらなければいけない。

「8月末の土日に新たな局面を迎えたから」エンブレムを再考することに決めたと言うのであるが、佐野が取り下げたのは9月1日である。
 誰も悪くないと言うのなら最後迄突っ張って裁判でも何でもやったらいいのだ。佐野自身を含め、彼らは裁判に勝てる自信が無いからこの期に及んでスタスタ逃げ出したのである。尤もベルギー側の訴訟の対象は直接的にはIOCであるから武藤や佐野が真っ先に逃げ出す必要はない筈だが、問題を長引かせても自分たちに有利な状況は何一つ導き出せ無いという計算が働いたのだろう。《自己保身》なら武藤らの得意分野である。普通のまともな会社なら森もクビ、武藤もクビだ。「小人閑居して不善を為す」訳だが、役人に好き勝手をさせて置けばろくなことはしない。年金機構を見ろ!である。

 日頃国民の視線よりも諸外国からの評価を優先させている彼らであるが、馬鹿者、外国からの評価を貶めているのは安倍であり森であり、武藤であり佐野なのである。

 ☆$¥120.26(10:25ロイター)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。