徳島市にある「眉山」の一角の万年山(阿波藩主・蜂須賀家の墓所の区域を指す)の近くに「万年山文庫」というしっとりと落ち着いた感じの素敵な茶房がある。
上記ホームページに“長年、京都の協同組合で働いていましたが、団塊世代の茶房マスターの定年退職を機に、妻の実家である徳島へ「Uターン」して万年山文庫をひらきました。”と書かれている。
「団塊世代」に惹かれて一度行ってみたいと思っていたら、前々回の「勉強会」の会場がここだった。しかし、そのときは旅行の日と重なっていたので欠席した。残念に思っていたら、今回もここでやることになった。
テーマは、なんと、「普天間基地問題」。本日の担当の塾長さんらしく、日本の将来を真剣に見据えた堅い(重要な)問題である。
しかし、今は、サッカーの思いもかけない(嬉しい誤算)善戦で、普天間基地どころか、国政選挙の参議院議員選挙まで霞んでしまっている。こんなときに塾長さんの骨太で中身のある話をじっくりと聞くのもいいものだ。
在日米軍海兵隊の公式ホームページに以下のように書かれている。
“普天間基地の任務は、施設の維持と運営そして役務や物資を提供して海兵航空団やその部隊の運営を支援することです。 さらに海軍作戦部長と連携して、海兵隊総司令官からの指名によりその他の活動や部隊に
施設を提供して地上軍支援の為に艦隊海兵部隊航空機運営の支援を行います。 また組織的航空機整備施設の提供、同基地内の部隊に対しての作戦、兵站、管理支援を提供しています。 普天間基地はさらに、
第三海兵遠征軍と在沖海兵隊バトラー基地の支援も行っています。”
実際、普天間の問題は重要な問題ではあるが、普天間基地は、単に米国の第4軍である海兵隊の一基地にしか過ぎない。しかも海兵隊は、自分たちの輸送手段である大きな艦船とか大型飛行機を所有していないのである。
このため、本当は、基地は沖縄でなければいけないなどという話ではないのだ。
また、ウイキペディアによると、“日本にいる第3海兵師団は、他の海兵師団と比較して戦力が少ない。戦車大隊が配備されていないほか歩兵連隊も1個少なく、多くの部隊が編成に入っていない。さらに、同師団には
他の師団に見られない特徴として、部隊配備プログラム通称UDPを実施している点が上げられる。これは、師団隷下の部隊の中でも、歩兵大隊、砲兵中隊などの部隊を普段は本土に展開させておき、その中から必要な部隊を
適宜6ヶ月程度の周期で沖縄へ展開させるプログラムの事である。そのため、編成上は沖縄に主力がいるように見えるほか、多くの将兵が沖縄に在住しているのは事実だが、ほとんどが本土からローテーションで派遣されてくる
部隊である。そのため、沖縄に常駐している部隊は、この編成表の中でもさらに少数の部隊に限られるほか、展開している海兵隊員のほとんどは、沖縄の文化に馴染む間もなく交代していくため、地元民とのトラブルの一因に
なっているとも思われる。”
駐留海兵隊の総数は、約17,000人だが、他の3軍(陸軍、海軍、空軍)と違い、抑止力の面でそれほど力はないのである。(沖縄のこの基地を他の場所に移すことは、米国にそれほど不利益になる話でもないのだ。
移転費用の大半を日本が負担することになるだろうから)
しかし、保守の自民党から革新の民主党政権になったのことで、この普天間基地以外も次から次へと基地を移転させられたら困ると思い、鳩山首相を突き上げたのでないか。
自民党と中枢にいて裏の裏まで知っている小沢氏が、「日本には第7艦隊だけいればい。」と発言していたのは、そういう事情を総て分かった上での発言である。
日米安保条約を破棄して、基地を撤去するなど言っていないに、参議院議員選挙を控えてという事情はあるにせよ、こういう問題で一国の首相が内閣をほっぽり出したのは情けない。(沖縄県民を裏切った格好になった今回の
措置に対する県民感情の話はまた別の問題としてである。)
上記ホームページに“長年、京都の協同組合で働いていましたが、団塊世代の茶房マスターの定年退職を機に、妻の実家である徳島へ「Uターン」して万年山文庫をひらきました。”と書かれている。
「団塊世代」に惹かれて一度行ってみたいと思っていたら、前々回の「勉強会」の会場がここだった。しかし、そのときは旅行の日と重なっていたので欠席した。残念に思っていたら、今回もここでやることになった。
テーマは、なんと、「普天間基地問題」。本日の担当の塾長さんらしく、日本の将来を真剣に見据えた堅い(重要な)問題である。
しかし、今は、サッカーの思いもかけない(嬉しい誤算)善戦で、普天間基地どころか、国政選挙の参議院議員選挙まで霞んでしまっている。こんなときに塾長さんの骨太で中身のある話をじっくりと聞くのもいいものだ。
在日米軍海兵隊の公式ホームページに以下のように書かれている。
“普天間基地の任務は、施設の維持と運営そして役務や物資を提供して海兵航空団やその部隊の運営を支援することです。 さらに海軍作戦部長と連携して、海兵隊総司令官からの指名によりその他の活動や部隊に
施設を提供して地上軍支援の為に艦隊海兵部隊航空機運営の支援を行います。 また組織的航空機整備施設の提供、同基地内の部隊に対しての作戦、兵站、管理支援を提供しています。 普天間基地はさらに、
第三海兵遠征軍と在沖海兵隊バトラー基地の支援も行っています。”
実際、普天間の問題は重要な問題ではあるが、普天間基地は、単に米国の第4軍である海兵隊の一基地にしか過ぎない。しかも海兵隊は、自分たちの輸送手段である大きな艦船とか大型飛行機を所有していないのである。
このため、本当は、基地は沖縄でなければいけないなどという話ではないのだ。
また、ウイキペディアによると、“日本にいる第3海兵師団は、他の海兵師団と比較して戦力が少ない。戦車大隊が配備されていないほか歩兵連隊も1個少なく、多くの部隊が編成に入っていない。さらに、同師団には
他の師団に見られない特徴として、部隊配備プログラム通称UDPを実施している点が上げられる。これは、師団隷下の部隊の中でも、歩兵大隊、砲兵中隊などの部隊を普段は本土に展開させておき、その中から必要な部隊を
適宜6ヶ月程度の周期で沖縄へ展開させるプログラムの事である。そのため、編成上は沖縄に主力がいるように見えるほか、多くの将兵が沖縄に在住しているのは事実だが、ほとんどが本土からローテーションで派遣されてくる
部隊である。そのため、沖縄に常駐している部隊は、この編成表の中でもさらに少数の部隊に限られるほか、展開している海兵隊員のほとんどは、沖縄の文化に馴染む間もなく交代していくため、地元民とのトラブルの一因に
なっているとも思われる。”
駐留海兵隊の総数は、約17,000人だが、他の3軍(陸軍、海軍、空軍)と違い、抑止力の面でそれほど力はないのである。(沖縄のこの基地を他の場所に移すことは、米国にそれほど不利益になる話でもないのだ。
移転費用の大半を日本が負担することになるだろうから)
しかし、保守の自民党から革新の民主党政権になったのことで、この普天間基地以外も次から次へと基地を移転させられたら困ると思い、鳩山首相を突き上げたのでないか。
自民党と中枢にいて裏の裏まで知っている小沢氏が、「日本には第7艦隊だけいればい。」と発言していたのは、そういう事情を総て分かった上での発言である。
日米安保条約を破棄して、基地を撤去するなど言っていないに、参議院議員選挙を控えてという事情はあるにせよ、こういう問題で一国の首相が内閣をほっぽり出したのは情けない。(沖縄県民を裏切った格好になった今回の
措置に対する県民感情の話はまた別の問題としてである。)