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フランシスアリス展
ベルギー生まれの元建築家アリスは、20年近くも移住しているメキシコシティにおいて、一貫して旅行者,異邦人としてのスタンスを取り続けています。そこから見えてくる連続する日常性,反復性の無為さと意味を問いかけているような作品たち。
1時間もあるドキュメンタリーフィルムに見入ってしまいました。
アリスのパフォーマンスは、結構シンプルです。大きな氷を1日かけて溶けるまで市中動か . . . 本文を読む
しとしと雨が上がったことだし、見てきましたMOT(12/22のこと)。
メディア露出も高かった「館長 庵野秀明 特撮博物館」の次の展示ということでタイトルは幾分地味ですが、共通券で両方覗いてみました。
「アートと音楽」、坂本教授監修とのこと。聴覚表現と視覚表現は不可分なアートである、というコンセプト。
カンディンスキーやクレーのような先駆者から、ジョン・ケージ、そして現代のメディアアートに至るま . . . 本文を読む
2怪獣を連れていってきました、メディアアートの殿堂ICC。企画展「アノニマス・ライフ」の入り口には、"匿名の,名前のわからない,個性のないもの.アノニマス(anonymous)とは,そのような意味を持っています"とあります。
テクノロジーの進展に応じて“生命“の定義も変わってきているのでしょうか。人工臓器などのように傷病をサポートするもののみらず、限界を超える身体性能や”不死”など身体の進化は、 . . . 本文を読む
写真家篠山紀信氏の初の美術館での展示会が開催されてます。
紀信氏のいう「写真力」のある120点で構成された展示。
「写真力」とは「写された方も、撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真」とのことです。
世界的に有名なジョン&ヨーコ「ダブルファンタジー」ジャケ写のキスショットを見ながら展示会場に入ると…
これは、凄い。その「写真力」に圧倒されます。
写真の迫力は、ある意味暴 . . . 本文を読む
怪獣どもの許しを得て、ひとり行ってきました府中まで。
お目当ては、ベルギーの巨匠、ポール・デルヴォーの日本10年ぶりの個展。
美術館に着くや否や、まず度肝を抜かれます。なにがって、展示会コピーに。
「夢に、デルヴォー。」
…だじゃれです。しばし入館をやめて、その情景を眺めていました。
デルヴォーは、1897年生まれ。マグリットと並び、ベルギーのシュルレアリズム絵画の代表的なアーティ . . . 本文を読む
Chim↑Pomの個展が、渋谷のパルコミュージアムで開催されています。
これならダイジョブだろうと、2怪獣を連れて行ってきました。
5月のワタリウム美術館でのキュレーション展から、半年経たずでのパルコミュージアム個展。これは期待して参戦。
◇2012-05-27 ワタリウム美術館「ひっくりかえる展」
お休みの渋谷はまたエラい人だかりで…。
PARCOについてそうそう、謎の大きなゴミ袋が。 . . . 本文を読む
(見出し画像)ハリーム・アル・カリーム「無題1(「都会の目撃者」シリーズより)」2002
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
ちょっと前ですが…行ってきました、アラブの現代美術展。
「アラブ」と言われても、ぱっとイメージできない。
アジアという枠組みの中で意識するのはワールドカップ予選の時くらいで、非常に遠い。
. . . 本文を読む
写真家・鋤田正義氏の写真展がパルコミュージアムと写真美術館で開催されてます。
お名前は存じ上げなかったが、展示会リーフレットをみてびっくり。デヴィッド・ボウイの「HEROS」、YMOの「SolidStateSurvivor」、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」など、音楽好きなら一度は見たことのある名盤の数々のジャケット写真を撮られている方でした。これは行かねばと、はしごして。
ヒーローズ . . . 本文を読む
19-20世紀初頭ロシアの巨匠、レーピンの展示会に行ってきました。Takさんのブログ「弐代目・青い日記帳」のチケットプレゼントでいただきました、ありがとうございました^^
写実的絵画で批判的な視点も含めて市井を描く「移動派」に属し、後年は歴史画に主題を移し、ロシアでは非常に著名なアーティストとのこと。パパはその存在を、中野京子氏著「怖い絵」で知りました。
肖像画家としても著名で、ドストエフス . . . 本文を読む