ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

 エドワーディアンの午後のお茶

2008年02月11日 16時49分14秒 | else
これは徹子の部屋の模様替え?・・・いえいえ(笑)、これは、テーブルフェスの続き、テーブルセッティングによる食空間提案の、黒柳徹子さんのブース作品です。
前年度は、ポンパドールピンクの優美な空間でした。今回も美しい優雅なピンクで、ご来場客の誰しもの目に留まり魅入ってしまう作品でした。

今回は、英国最後の古き良き時代とも言われるエドワード7世の時代(エドワード7世は20世紀初めに国王の地位にあった)、エドワーディアン時代をイメージして出来上がった、”明るく楽しい午後のお茶”の空間だそうです。
ほんの短い間の時代でしたが、黒柳さんはロンドンのとある骨董屋さんに「この時代は、芸術性に優れた時代でございます」と教えられたそうです。そんなところに着眼点を置き、今回のブース作品が完成したそうです。


ある時黒柳さんが、ロンドンの骨董屋さんで、典型的なエドワーディアン時代の指輪と出会った事がきっかけで、エドワーディアンと言う時代に興味を抱き、この作品が生まれました。
私もロンドンのとあるホテルに泊まった時、エドワーディアンと言う言葉が気になり記憶の隅に置いていたのでした。黒柳さんも「エドワーディアンって?」とこの骨董屋さん以来気になり、少し調べたりしたようです。

エドワーディアンに由来するエドワード7世は、ビクトリア女王の次男。ビクトリア女王が1901年になくなり、エドワード7世が即位し、1901年~1910年在位なさいました。
ビクトリア女王が長生きなさったので、エドワード7世は、60歳になるまで皇太子だったそう。ビクトリア女王君臨の64年間は、大英帝国絶頂期時代と言われる。この時代英国は、かつてないほどの宗教熱が高まり、かつ社会道徳的に厳格な時代でもあった。そんな時代でしたが、エドワード7世は、皇太子時代プレイボーイであったと黒柳さんはコメントされています。
ビクトリア時代に、女王はご主人を亡くされ、長い間喪服をお召しになっていた事は有名な話ですよね。
女王のそんな姿や厳格なキャラクターが影響してか、そして、社会の宗教熱等も手伝い、少々重苦しいイメージがビクトリア時代にはあったようです。

でも次のエドワード7世の時代には、そんな重苦しさが取り払われ、気楽で明るく豊かな時代へと移り変わったようです。


そんなことを頭に浮かべながら、この空間はグリーンルームのようなしつらえにしたそうです。その時代の人々皆が草花を愛する心を持っていた事を考えてのイメージのようです。そしてテーブルクロスやお茶のセットもエドワーディアン時代のものだそうです。
海外の・・・しかも話題に取り上げられる事が少ない時代だけに、作品作りはかなり難しかったことと思いますが、のびのびした開放感のある、明るい豊かな雰囲気が伝わってきます



素敵な作品と出会えて、優雅な気分を味わえました。
そして今回このブースの記事を書くことで、色濃く君主のキャラクターが、時代の空気に影響することを再認識させられました



コメント (8)
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