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みなさま、こんにちは。
みなさまは毎日何時頃に夕食を食べていますか?
仕事などの関係で21時以降に食事を召し上がる方もいらっしゃるかと思います。
平成18年度の厚生労働省が行った国民栄養調査で、
21時以降に食事を摂る方が多いことが明らかになりました。
年代別に見ると、
20代女性 20%
同男性 30%
30代の女性 10%
同男性 35%
が21時以降に食事を摂っているそうです。
当クリニックでもダイエットにおいて就寝前の食事は体脂肪の増加や、太りやすくなるということは分かっています。
しかし、20代・30代にとって「仕事などの関係でやむを得ず遅い時間の食事は避けられない」という方々が多く、
また、それらが原因で肥満を引き起こしている場合が多いように思います。
そこで当クリニックでは朝食と昼食を重視し、夕食は「分食」という方法を取り入れています。
分食とは、1回分の食事を分けて食べる方法で、夕食を2回に分けるというイメージで行い、食べ過ぎを防止します。
早めの分食(18時頃)では、夕食に必要なカロリーの大部分を摂取し、
遅め(2回目)の分食時は、消化の良いカロリーの少ない食事(野菜や大豆食品・温かい食べ物)を摂ったり、
分食が必要でなければ摂取しないことによって、
夜遅くの食事が避けられない場合でも、ダイエットに成功されている方は多くいらっしゃいます。
夕食の量と摂取する時間を工夫することが、ダイエットを成功する上で大切ということが分かりますね。
では。
みなさん、こんにちは。
みなさんは野菜や果物に含まれている「フォトケミカル」をご存知でしょうか?
「フォトケミカル」とは、野菜や果物に含まれる化学成分の総称で、植物自身が紫外線や害虫から身を守るためにつくりだした、「色素」「香り」「苦味」「あくの成分」とも言えます。
近年ではフォトケミカルは、5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)、食物繊維に続く「第7の栄養素」として注目されています。
また近年は研究が進み、アンチエイジングやメタボの改善においても、抗酸化力・免疫力上昇・炎症抑制効果が期待されています。
ちなみに、フォトフェイシャルの「フォト」はファイトともいわれており、ギリシア語で「植物」を意味します。
代表的なフォトケミカルには、
・赤いトマト、スイカのリコピン(抗酸化力)
・橙色のにんじんやカボチャのプロビタミン(がん予防)
・黄色の玉ねぎ、レモン、バナナのフラボノイド(高血圧予防)
・紫色のナスやブルーベリー、ブドウのアントシアニン(視力低下予防)
・大豆のイソフラボン(抗酸化作用)
などがあります。
また、「有色野菜」はアンチエイジングやダイエットにとても有効な成分が含まれていますので、積極的に摂取しましょう。
では。
みなさん、こんにちは。
最近話題のスーパーフードである「ココナッツオイル」や「チアシード」がダイエットに効果的であると先日お話をしましたが、なぜダイエット効果があると言われているのでしょうか?
ココナッツオイルやチアシードに含まれているものとして、「中鎖脂肪酸」があります。
一般的な植物油に含まれている「長鎖脂肪酸」は、身体に取り込んだ後、血液やリンパ管によって肝臓まで運ばれ、体内に蓄積されますが、
「中鎖脂肪酸」は分子がより短いため近道をし、肝臓まですぐに運ばれ、分解・燃焼されます。
また、「中鎖脂肪酸」は「長鎖脂肪酸」に比べ、消化吸収が約4-5倍速く、代謝は約10倍と言われているため、脂肪が体内に蓄積されにくく効率よくエネルギーに分解されます。
さらに「中鎖脂肪酸」は、肝臓でケトン体生成を促進し、脂肪が燃焼しやすくなることから、ダイエット効果があると言われています。
「中鎖脂肪酸」は、ダイエット効果だけでなく、アンチエイジング効果など様々な効果があると言われていますが、
肝臓でケトン体に変換された後、脳の代謝を改善する効果があるため、認知症の予防が報告されています。
おすすめの摂取方法としては、
「ココナッツオイル」は、すぐに体のエネルギーになるため、1日大匙2杯を目安に朝起きて摂取するのが良いそうです。
「チアシード」は、水を含むと約10倍に膨らむという特性を持っているため、1日大匙1杯を夕食30分前に取ると、暴飲暴食が防げるそうです。
しかし、摂取し過ぎはよくないので、そのことは心にとめておいてください。
みなさん、こんにちは。
最近よく「スーパーフード」という言葉を耳にしますが、一体どのようなものが「スーパーフード」かご存知ですか?
一般的に抗酸化力のある自然生まれの食品が「スーパーフード」といわれており、
下記の4つの条件を兼ね備えていないと、スーパーフードとは呼ばないそうです。
【スーパーフードの条件】
1. 単体で12種類以上の有効栄養成分を含んでいる
2. 低カロリーであること
3. 食品とメディカルハーブの両方の要素を兼ね備えている
4. 人間の体内で作り出せない「必須栄養素」を程よく含んでいる
代表的なスーパーフードは、アサイー・カムカム・マカ・チアシード・ココナッツオイル・カカオ・クコの実(コジベリー)
等です。
また、上記の中で、ダイエット効果があるのは「チアシード」「ココナッツオイル」でしょう。
「チアシード」とは、植物でオメガ3の含有率が高く、水分を含むと膨らむため、おなかの中で膨張しダイエット効果が期待できるということです。
「ココナッツオイル」は脂肪を燃焼する効果があるため、ダイエット効果が期待できるといわれています。さらに母乳にも含まれるラウリン酸がたくさん含まれていることから、免疫力を高めてくれるといわれています。
ちなみに前回ブログで取り上げたキヌアは、スーパーフードではないそうです。
普段の食事にこれらスーパーフードをうまく取り入れることについては、良いと思いますが、摂りすぎには注意しなければいけません。
では。
みなさん、こんにちは。
みなさんは最近注目されている「キヌア」はご存知でしょうか?
最近ダイエット治療の中で美意識の高い患者様からの「キヌアを摂取した方がいいですか?」と質問を受けることがあります。
私は「キヌア」という言葉を全く知らなかったため、戸惑うことが多々ありました。
そこで「キヌア」について調べてみたところ、
NASAも注目する注目の食材であったことを知りました。
キヌアはペルーやボリビアが原産のヒユ科アカザ亜科の植物で、ほうれん草やトウモロコシの仲間です。また、穀物のような見た目から「擬穀物」と呼ばれています。
キヌアの栄養価を白米と比較すると、
たんぱく質が2倍以上、それに対してカロリーは白米の半分と非常に健康的にたんぱく質を摂取することができます。
さらにビタミンB/D/E・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを多く含み、特に鉄分は白米の5倍で、カルシウムは6倍、食物繊維はなんと10倍と言われています。
日本人にとって食べやすくするためには「白米と一緒に炊くこと」がダイエット効果もあり、おすすめです。
ただしカロリーはかなりありますので、主食にするとダイエット効果はなくなりますが、鉄欠乏性貧血や便秘に悩んでいるダイエッターには良い食材かと思います。
さらに女性ホルモンと似た働きをする「フェトエストロゲン」という成分を含んでいるため、更年期障害や骨粗しょう症の予防にも良いといわれています。
早速試してみたのですが、キヌア単体では決して美味しいということはありませんでしたが、みなさんも是非一度試してみてはいかがでしょうか。
では。
みなさん、こんにちは。
みなさんは毎日朝食を食べていますか?
「朝はぎりぎりまで寝ていたい」
「朝はバタバタしていて朝食を食べる時間がない」
「ダイエット中のため食べない」
等の理由から、朝食を食べない人もいらっしゃると思います。
朝食を抜く人ほどの脳卒中(脳出血)を発症するリスクが高まるとの研究結果を国立がん研究センターと大阪大の研究チームが2月4日に発表しました。
この原因としては、朝目が覚めると同時に血液は上昇しますが、朝食を取らない空腹感などのストレスから更に血液が上昇するためです。
脳出血を発症する危険度は、
朝食0~2回/週 は毎日朝食を取る人と比べ、36%高い
〃 3~4回/週 〃 22%高い
〃 5~6回/週 〃 10%高い
つまり朝食のを取る回数が少ないほどリスクが高まります。
ダイエットのために朝食を抜く人が多いようですが、我々は以前から朝食の必要性を重視しておりました。
朝食を取ることがダイエットにも必要で、朝食べることは日中の基礎代謝量アップにも繋がり、意外にもカロリーは消費するため太りにくいことも分かっております。
今回の研究結果から、朝食を取ることは脳卒中の予防にも大切であることを痛感いたしました。
では。
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