フィンランドの通信機器メーカーであるNokia Siemens Networksは11月23日、1万7,000人の人員削減を行い、年間10億ユーロ(約13.3億ドル)のコスト削減を目指すことを明らかにした。業績不振の同社は、モバイル・ブロードバンド製品およびサービスに重点を置く方針だ。
フィンランドのNokiaとドイツのSiemensの合弁会社であるNokia Siemens Networksは、2007年の設立以来、利益確保に苦戦してきた。通信事業者の支出引き締めや、中国のHuawei、スウェーデンのEricssonとの激しい競争が背景にある。
Nokia Siemens Networksの第3四半期の売上高は34億1,000万ユーロ(45.3億ドル)、営業利益は600万ユーロ(798万ドル)だった。
Nokia Siemens Networksは9月下旬に親会社から、リストラ資金として10億ユーロを調達した(NokiaとSiemensからそれぞれ5億ユーロ)。Nokia SiemensのCEO、ラジーブ・スリ(Rajeev Suri)氏は、現段階では、追加資金調達を行う必要はないと述べた。
NokiaとSiemensは、Nokia Siemens Networksの独立性を高めたい意向を示しており、数年以内に同社を上場させることを選択肢の1つと考えている。
スリ氏は声明で、「独立企業としての将来を視野に入れて、われわれは今、収益性と現金創出力を向上させなければならない」と述べている。
Nokia Siemens Networksは、モバイル・ブロードバンドに重点を移すことに伴い、主に固定通信に関連するいくつかの小規模な事業から撤退する。
スリ氏は、Nokia Siemens Networksは、大規模に手がけている事業に注力すると語り、「われわれは、モバイル・ブロードバンド分野の強力なナンバー2だ」と付け加えた。
(スタッフ/CFO World英国版)
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フィンランドのNokiaとドイツのSiemensの合弁会社であるNokia Siemens Networksは、2007年の設立以来、利益確保に苦戦してきた。通信事業者の支出引き締めや、中国のHuawei、スウェーデンのEricssonとの激しい競争が背景にある。
Nokia Siemens Networksの第3四半期の売上高は34億1,000万ユーロ(45.3億ドル)、営業利益は600万ユーロ(798万ドル)だった。
Nokia Siemens Networksは9月下旬に親会社から、リストラ資金として10億ユーロを調達した(NokiaとSiemensからそれぞれ5億ユーロ)。Nokia SiemensのCEO、ラジーブ・スリ(Rajeev Suri)氏は、現段階では、追加資金調達を行う必要はないと述べた。
NokiaとSiemensは、Nokia Siemens Networksの独立性を高めたい意向を示しており、数年以内に同社を上場させることを選択肢の1つと考えている。
スリ氏は声明で、「独立企業としての将来を視野に入れて、われわれは今、収益性と現金創出力を向上させなければならない」と述べている。
Nokia Siemens Networksは、モバイル・ブロードバンドに重点を移すことに伴い、主に固定通信に関連するいくつかの小規模な事業から撤退する。
スリ氏は、Nokia Siemens Networksは、大規模に手がけている事業に注力すると語り、「われわれは、モバイル・ブロードバンド分野の強力なナンバー2だ」と付け加えた。
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