尊厳死に対する造語で、尊厳生というのを見た。そんげんい と読むらしい。尊厳生の事前指示書というのがあって、 ＞１ 人間としての尊厳を保ちながら最期の時を生きるため、最期の時に延命治療を受けながら生きたいか、あるいは、受けないで生きたいかという自己決定を行う。２ 水分補給拒否の自己決定を行わない場合、生きるために必要な水分補給が行われる。
３ 最期の時を人間らしく生きた「尊厳生」（そんげんい）の後にある死は、自然死である。 という考え方が示されている。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 913 愚痴を言っているところを側聞した を例第にしている。仄聞ではないかと、この例題の表記に意味内容がかかわるように思ってしまう。その意味が、ほのかに かすかに というものであったから、伝わってくる様子、伝聞のことになるようである。表記の制限で、仄聞を、側聞と書き続けることで、その意味も変化してしまうだろう。愚痴を聞く、愚痴を側聞する、というような連想であろうかと思われるが、コラムはいつものようにその用例の出典を示さない。この、愚痴を言っているところ について、文字表記からすれば、かならずしも場所を表しているとも限らない。また説明がいつものように、側聞したところでは という慣用句の言い方を指摘しているわけでもないので、この、～のところでは のような言い回しの表現上の初歩的な問題かもしれない。 . . . 本文を読む
暮らしより「強い日本」 14年度予算案 防衛費2年連続増 20141225中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、政府が二十四日に決定した二〇一四年度予算案は、防衛費を2年連続で増やし、安全保障体勢を増強するなど、政権の意図がにじむ予算となった、とある。一般会計は95兆8823億円、歳入新規国債43.0％、税収52.1％、その他収入4.8％、歳出政策経費75.7％、国債費24.3％となる。防衛関係費は5.1％である。消費税率引き上げと法人税の景気回復による税収増を見込んだ、前年度比7兆円多い予算となった。税収は50兆円になる。消費増税は4月から8％になる。この影響はいまのところ不透明だが、いままで、消費税が上がって企業の中小が倒産を増やした。庶民の生活を圧迫し2014年は苦しい生活となりそうだ。 . . . 本文を読む
敬語とはなにか。その定義を求めることは困難である。敬意を表す表現として定着した、させようとしたのであるが、その敬意とはなにかについて議論があっってからのことである。敬意と敬意表現と、言葉遣いの違いを持つ。文化庁から、敬語の指針が出されて、敬意表現がどのようなものかを、これからの敬語にさかのぼって、敬意表現を知るようになる。1952年から2007年までの半世紀のことである。しかし、いまだに敬語の言葉遣いに、人物間の上下関係が表されるとの定義は、それが、人物との社会的関係、親疎、権力の大小と、態度というようなことがらが示されるという説明なのであろうか。それはまだ、次のようにひきつがれている。相手との立場や役割の異同を示す、相手との関係が親しいか否かを示す、と言うことを述べているのである。コミュニケーションを円滑に行うための敬語であるので、敬意のことについては、尊敬、謙譲、丁寧にかかわる所がみられなくなっている。 . . . 本文を読む