日本語文章の解析である。スマホの話題をテレビに託ける。テレビを愚者のランプとし、スマホを賢者の利器とし、いずれも愚かなモノを手にするか、銘ずべきは、囚(とら)われるなかれ、と結ぶ。朝日新聞コラム、天声人語、20140427、手のひらのスマホである。女子高生の携帯使用時間が7年間を経て、その3倍の時間におよび、その長さが12時間を超える生徒が1割もいるという、その報告が表わすものは何だろう。デジタルの海でおぼれないようにとの例えはまさにその通りだとしても、そこで手にするスマホが羅針盤の役目を果たすではないか、と言ってみて、おぼれるという、わらをもつかむ心境のときには、どうかと、つい、つい、韓国船で沈没した高校生のスマホの動画記録に思いをはせてしまった。 . . . 本文を読む
風邪をひくと言う。なぜ、ひく なのか。辞書に記述するように、ひく 動詞の用法が、名詞との結びつきで、多義にわたる。そのなかで、出ているものを、引き込むというような、近付けて寄せるの記述をして、 >㋒体内に吸い込む。「風邪を―・く」「大きく息を―・く」 と説明する。かぜをひく いきをひく と、同じ意味内容を持つと解釈している。これによれば、息の呼吸を示す。かぜにかかる と言う言い方をすれば、罹患という語からの用法を知る。かぜをひく かぜにかかる このふたつを解悦して、 >かぜの語源を日本語源大辞典(小学館)で調べると、吹く風と同じだった。それによると、古代中国で風は大気の動きであるとともに、人の肉体に何らかの影響を与える原因としても考えられていたという。このことから吹く風が運んでくる「邪気」を体の中に引き込んでしまうと、かぜという病になると考えられた。だから、「かぜをひく」というわけだ。 と説明するものがある。 . . . 本文を読む
日本語「誤」百科 975 熱戦に幕が下ろされた を例題にしている。コラムの解説は、熱戦の幕が下ろされた と言えばよいとし、その理由には、幕があるのは舞台であって、熱戦に幕がないからだと説明する。同様の表現に、戦いの火ぶたを切る とは言うけれど、戦いに火ぶたを切る とは、言わないからだそうだが、この、 火ぶた について、コラムはどのように理解しているのかと、辞書を引くことにすると、弾を撃つためには火蓋を開き、火縄の火を火薬に点火するため、戦いを始めることを、火蓋を切る、と言うようになった、と語源辞典にあり、その表現のままに、そこから意味が派生したとあるから、物事の着手や行動を開始する意味に例えられていて、戦いに火ぶたを切る、戦いの火ぶたを切る ともに言うことができる。 . . . 本文を読む
衆院補選、与党が勝利 鹿児島2区 首相「政策を評価」20140428 中日新聞トップ記事、見出しである。
リードには、消費税率引き上げ後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙が二十七日投開票され、自民党新人で公明党推薦の元県議会議長金子万寿夫氏(67)が民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の四野党が推薦する無所属元職打越明司氏(56)ら五人を破り初当選した、とある。
トップ左の見出しには、入学式「教職」か「家庭」か 埼玉の高校担任欠席で論争 とある。
4/28 記事には、埼玉県立の四高校で四月、新一年生の担任教諭四人が勤務先の入学式を欠席し、自身の子どもの入学式に出席していたことが明らかになった、とある。
>正規の手続きを経て休暇を取得しており、制度上の問題はないが、インターネットを中心に「職務放棄だ」と批判が集中。「家族を大事にするのは今どき当然」と擁護する意見も多く、入学式を舞台に「聖職」と「家庭」をめぐる大論戦に発展している。
ほかの見出しには、津島市長に新人の日比氏 とある。4/28
記事には、前市長の任期途中での辞職に伴う愛知県津島市長選は二十七日投開票され、無所属新人で元市議の日比一昭氏(61)が初当選を果たした、とある。
また下段に、沈没事故で韓国首相が辞意 とある。4/28
記事には、韓国南西部・珍島(チンド)沖で起きたフェリー「セウォル号」沈没事故で、韓国のチョンホンウォン首相は二十七日、ソウルで緊急記者会見し、政府対応の混乱や不手際の責任を取って辞意を表明した、とある。 . . . 本文を読む