盆は字通によると、盆は底が狭く口が広い鉢をいう、と見える。したがって、訓義に、[1] はち、ほとぎ。[2] 水器、また量器。[3] かしぐ器。[4] ゆあみする器。[5] ひたす、おおう。[6] わが国で、ぼん。 を挙げる。古辞書の訓に、比良加 ひらか と見え、また、ヒラカ・ホトキ が見える。ぼに と表記して盂蘭盆をさす例、ぼに 【▽盆】《「ぼん」の撥音「ん」を「に」と表記したもの》 盂蘭盆(うらぼん)。ぼん。 日本国語大辞典では、用例に、十五、六日になりぬれば、―などするほどになりにけり〈かげろふ・上〉がある。盆踊りには、虫送り、豊年踊り、歌垣の習俗と、その由来に説がある。 . . . 本文を読む
盆は祖先供養である。どのように祖先を敬うのか。墓を作るか、仏壇に供えるか、宗教行事と結びついた年中行事となった。そもそもに盂蘭盆会があると解説をしてみても、それは冥界でさまよう祖先を弔うためであった。盂蘭盆経を読む。盂蘭盆は、ullambana ウラムバナ、その意味はサンスクリット語源にして、手足を逆さ吊りにされる、というようだ。この語源をたどれば盂蘭盆経の教えとなる。日本人の祖先供養に当てはまったのは、また、なぜか。7代親を遡つて供養せよ、人数は、1代目前は2人、2代目前は4人、3代目前は8人、4代目前は16人、5代目前は32人、6代目前は64人、7代目前は128人となる、というふうに、論理なのかどうかわからないが、その解説を見ると、計算すれば、▽ 逆さ吊りであることは即座に想像ができることだろう、とあって http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n107165。 . . . 本文を読む