ハングルの日がある。ニュースによるとその日の記念に日本語を撤廃しようという運動があるそうだ。もとよりハングル発音では外来語をどうするかだけれど、日本語の外来語が標的らしい。ハングルの日は1韓国と北朝鮮の記念日で、韓国は10月9日、北朝鮮は1月15日とするようだ。ハングルの日、한글날、ハングルラル、李朝第4代王である世宗大王がハングルを創り、訓民正音として公 . . . 本文を読む
日本語教育に興味を持ったのは、どのようなきっかけであったか。
35年の生涯教師にと、その駆けだしたころを思い出してみる。
20代のこと、日本語教師については何も知らなかったが、大学時代のアルバイトに日本語教師をしたことがある。
と言っても、それは、帰国子女の小学生であった。
エルサルバドル共和国、サンサルバドルから、赴任していた親子が帰国後のこと、日本語を教えてほしいと言ってきた。
その向かい側の家で中学生の高校受験を家庭教師として行っていたときのことである。
それは何をどうするのか、小学生児童の国語教育の手助けであるが、困っているようだったので、引き受けた。
姉弟の末っ子で、帰国して友達がほしい、兄替わりでよいから、日本語を相手してくれというので、一計を案じた。
それが日本語教育に当たるかどうか、発音と文字だと思い、ろうそくの科学、と、吾輩は猫である、をテキストにした。
あとは相撲を取ったりゲームをしたり、口の重い、おとなしくしていたのを、鼓舞すべく、あの手この手であった。
その経験からか、大学院に進んで、国語学国文学の一方にある日本語研究に目を開かれることになる。
研究会の主宰にあったのは、恩師、日本語教育学会の副会長の薫陶があったのである。 . . . 本文を読む