歴史戦争と銘打ち、標記の副題が、勝利なき不毛な戦いである。国際化する歴史論争とは時代である、世界に飛び火する南京と慰安婦とあって、表紙の真ん中には、新たな歴史戦争とどう向き合うか、と見える。ニューズウイーク日本版、特集:歴史戦争 勝者なき不毛な戦い 2015年10月27日号である。Cover Story、そこには、「東アジアにくすぶって来た歴史問題は戦後70年にして収束するどころか地域の枠を超え、世界を舞台にした『歴史戦争』に突入したようだ」と述べる。記事は、歴史戦を連載し出版して英訳版を出した産経新聞社の動きであるが、>いくら英語で発信しても 国際社会から「歴史修正主義者」と 認識されたら敗北は避けられない というふうに、その主張を歴史戦を、いわばどう戦うか、その不毛から脱出する模索を書いている。その前号には、世界最悪の危機 絶望のシリア を取り上げ、この次には、国連の限界 を今の情勢に見ている。
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