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和歌と短歌

2023-03-14 | 国語と日本語

和歌 わか を、大和歌と表記すれば、やまとうた となる。
からうた 漢詩に対して用いると、唐絵に大和絵、倭絵と見えるから、倭字に、やまと を充てる。

万葉集の和歌には長歌と反歌 ときに短歌と称され、旋頭歌があり、古代歌謡に片歌があるので、記紀歌謡などの古代歌謡の一種、この時代に和歌、倭歌としての表記に、大和の歌にも和するやり取りがある、唱和とでもいうか、その作法を入れて技法としたものであるから、和歌文芸に万葉集を見ることになる。

その後に、古今和歌集がその序文に和歌の歴史、いわば理念を見て、大和歌を勅撰することが行われるようになって、和歌の語にはいまで言う短歌形式が定着するようになる。
長歌、短歌の別に歌論では短歌をもって呼称することも起こって、古今和歌集の短歌を継承するようにもなる。和歌に次いで短歌を総称して用いることにもなったようである。
近代短歌という明治期からのジャンルには形式に古典批判のスタイルもあり、いまはその短歌の通念ができあがった。
歌人と言えば、和歌の作者であるが、現代では短歌作者となる。なお、定型詩の伝統に和歌の理念が沿うものがあったところを、自由律となって短歌の概念に揺らぎがある。


世界大百科事典内の倭絵の言及
やまと絵より
…倭絵,大和絵とも書く。〈やまと絵〉は,日本絵画史のうち宗教画を除く鑑賞的絵画,すなわち風景・花鳥画,物語・人物・風俗画などのジャンルにおける最も主要な基礎概念として,平安時代以来現代に至るまで長い間用いられてきた。



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