50 「苗字」といいますが、「苗」とは何、「名字」が正しい
苗字とは、苗字帯刀の用語で知られるように、家名の中でも特に領知の名前に由来し、一種の領主階級であることを示す苗字を公称する事、とウイキペディアの解説にある。
同じく、私称とは異なる、また源氏などの姓、本姓の名乗りを含む、というものだ。
その後に、
>明治維新後の1872年、明治5年に平民苗字許可令が出され平民の苗字の名乗りが公的に許される
苗字の語が一般庶民にも定着する。
表記の違いで、名字については、名田とのかかわりで言えば、
>名田という用語は、田堵や名主が自らの経営する土地を明示するために、その土地へ名称をつけたことに由来する
>平安中期ごろ、特に東国の発祥当初の武士層の間で、朝廷との関係において名乗る姓名とは別に、自らの所領(名:みょう)に通称名(字:あざな)を並べる通称が広まっていった
とある。
名字・苗字(みょうじ) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「み」から始まる言葉
元来「名字」と書いた。 平安中期頃から、武士などが「名田(みょうでん)」にちなんだ「字(あざな)」を作るようになったことから、「名田の字」で「名字」となった。 「苗字」の表記は江戸時代以降で、「苗」の字は苗裔(びょうえい)の意味からである。 江戸時代には「 ...
姓・氏・名字の雑学
氏と姓と苗字
http://www.harimaya.com/o_kamon1/seisi/sei_uda.html
>発生的には、名字が先だろう。荘園制度によって土地を所有した名主は、土地の所有を表明するため、土地に自分の名をつけ、所有地を名田と称した。氏から分かれて独立派生駿時代になると、所有地の字名(azana)を家名とする風習が生まれて、この家名を名字とよび、広大な領域を持った者をのちに大名とよぶようになった。苗字のほうは、平安時代になって子孫が繁栄することを期待して、吉祥を意味する文字を選んで家名とする風習が生まれ、これがのちに苗字と呼ばれる語源になった。