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0410 小保方論文

2014-04-10 | 日記
0410 小保方論文


小保方氏「STAP、200回以上作製」 捏造否定、不備は謝罪  20140410中日新聞トップ記事、見出しである。 
リードには、新たな万能細胞とされる「STAP細胞」論文に不正があったとされる問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)が九日、大阪市内のホテルで会見し「STAP細胞は存在します」と明言、研究不正はなく論文の撤回にも同意していないことを強調した、とある。   

下の見出しは、旧一色町長、秘密契約承認か 調査決裁欄にサイン とある。
記事には、愛知県旧一色町(現西尾市)の土壌汚染調査の結果に関する秘密契約問題で、二〇一一年三月に契約を結ぶため町が作成した起案文書の町長決裁欄に、「都」の字が書かれていることが、西尾市に情報公開請求して開示された資料で分かった、とある。4/10     

トップ左の見出しは、トヨタ、29車種639万台をリコール とある。
記事には、 トヨタ自動車は九日、小型車「ポルテ」のエンジン始動装置の不具合など三件のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届けた、とある。4/10
さらに続けて、次のようである。

>対象は国内で十三車種、百九万台。海外を含めた全世界では二十九車種六百三十九万台に及ぶ。トヨタとしては二〇一二年十月に国内外で十四車種七百四十三万台をリコールしたパワーウインドースイッチの不具合に次ぐ過去二番目の規模となった。

 三件の内訳は、(1)ハンドル内部の配線不具合が「マークX」など国内三車種十五万台(〇四年十月~一〇年三月生産)(2)運転席レールの強度不足が小型車「ヴィッツ」など四車種九十二万台(〇五年一月~一〇年八月生産)(3)エンジン始動装置の空回りがポルテなど七車種一万九千台(一二年三月~一三年八月生産)。





中日春秋

2014年4月10日


 <ひとに見えない山をみつけたら、ぼくは早く登りたい/そんな山があるかしら/ひとにも見える山に登るなら、ぼくはゆっくり登りたい/おもわぬ花や小石があるだろう/たのしみながら登りたい>

日本の生命科学を牽引(けんいん)した江上不二夫博士の詩「研究のこころ」だ。その薫陶を受けた笠井献一さんは『科学者の卵たちに贈る言葉』(岩波書店)で、こう読み解いている

誰も気付かぬような研究課題を見つけられるなら急ぎ頂点を極めたいが、天才ならぬ身には難しい。競争が激しい分野に挑むなら、みながあわてて登った後で道端に残る見過ごされたものを研究したい。そこに大事なものが必ずあるから

万能細胞の研究は腕自慢が未踏峰制覇でしのぎを削る世界だろう。小保方晴子さんはSTAP細胞という峰に確かに登ったと言っている。だが他の登山家がその記録に沿って再登頂しようとしても、道は霧の中だ

「パブリッシュ・オア・ペリッシュ(論文を発表するか、死か)」の言葉に象徴される科学界の過度の競争主義が、登山のありようを歪(ゆが)めているのか

「実験が失敗したら大喜びしなさい」と江上博士は教えたそうだ。「結果が期待外れであっても決して失望しない。自然は人智では計り知れない。先入観を捨てて…自然が教えてくれようとしていることをつかもう」。道に迷った時、思い出したい言葉だ。

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