現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

文章論のゆくえ

2022-08-02 | 日本語文章論

文法単位に語、文、文章を分析した学説は、学校文法の教科書にもその単位を載せるものがあった。教科書の国語文法は品詞論、構文論を文法のふたつの分野にしておおくは品詞論の説明をおこなって、構文論は文の成分、語の係り受け、文節の文における働き、文の種類などを挙げていた。構文論は文論としての範囲に文と文との関係を接続などで明らかにし文章を単位に説明する議論はなかった。国語文法の構文は言語におけるシンタクスにその解析をゆだねることになる。


https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784254510119
文章論総説 文法論的考察
永野賢
発売日: 1986年05月
著者/編集:永野賢
出版社: 朝倉書店
目次
第1章 総論
(第1節 文章の概念
第2節 私の立場-言語観・文法観・文章観)
第2章 文法論的文章論の成立
(第1節 語論・文論・文章論に共通な概念とそれぞれに特有な概念
第2節 文法論的文章論における基礎的概念
第3節 文章における連接・連鎖・統括の観点)
第3章 文章構造の解明
(第1節 文の連接および段落の連接からみた文章構造
第2節 主語の連鎖からみた文章構造
第3節 陳述の連鎖からみた文章構造
第4節 主要語句の連鎖からみた文章構造
第5節 統括という観点からみた文章構造
第6節 文章構造の総合的解明)
第4章 文法論的文章論の展開
(第1節 国語教育と文章論-文法論的文章論にもとづく学校文法の改編
第2節 読解・鑑賞指導と文章論
第3節 作文指導と文章論)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。