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0506 多言語かな

2014-05-06 | 日記
0506 多言語

多言語表示に乗り遅れ? JR東海は英語のみ 「文字小さくなる」 中日新聞トップ記事、見出しである。20140506   リードには、
日本を訪れるアジア圏の旅行者が増える中、JR東日本や私鉄では、鉄道の駅名や乗り場などの案内表示を中国語や韓国語で示す取り組みが広がる、とある。
記事の中見出しには、中韓ポルトガル語…整備進む 中部の主要鉄道 とある。記事には、
JR東海を除く中部の主要な鉄道会社では、二〇〇五年の中部国際空港開港や愛知万博を機に英語以外の多言語表示化が進んだが、会社によって言語の種類などの対応は分かれている、とある。   

トップ左には写真記事で、「絶対また来るもん」 Uターン始まる とある。20140506  記事には、
ゴールデンウイークを故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが五日始まり、高速道路は名古屋方面へ向かう車で渋滞した、とある。   

その下には、日仏が防衛装備交渉へ 首脳合意 高速炉研究も協力 とある。20140506  記事には、
フランスのオランド大統領とパリの大統領府で会談し、防衛装備品の共同開発に関する政府間協定締結に向けた交渉入りで合意した、とある。









中日春秋
2014年5月6日

 政治記者は朝、政治家の自宅を訪問し、情報を得る。十数年前、保守系政治家が日経新聞の記者を大切にするという現象があった。スクープを許すかもしれない。こちらとしては放置しておけない

なぜ日経新聞の記者をかわいがるのか。噴き出しそうな理由だった。この政治家は日経連載の『失楽園』の続きを一刻も早く読みたくて、この記者に相談していた

作家の渡辺淳一さんが亡くなった。どちらかといえば女性ファンが目立っていた渡辺さんだったが、不倫をテーマにした『失楽園』で男性層にまで人気を広げた

主人公が最後の晩餐(ばんさん)に選んだ「カモとクレソンの鍋」に男たちは熱狂した。政治家の話はともかく、新聞の連載小説がこれほど話題になることは当時珍しく、新聞小説の新たな可能性を認識させられた

渡辺さんの描く男は、どちらかといえば、社会的な成功者や屈強なタフガイではなく、繊細で思慮深く、女性を喜ばせる「男性」だろう。新しい男性像は、高度成長を終え、「深み」を求める時代の空気にうまく合っていた

後年のテーマは老い。その理想は「年甲斐(としがい)のなさ」である。「地味な格好をして、恋愛もせず、庭いじりと孫の相手をして死んでいく。そんなもったいない話はありません」。時代に敏感だった流行作家の死。勇気とエールをもらったシニアたちは「年甲斐もなく」嘆いてもいいか。

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