勘違いしやすいというのと、間違えやすいというのと、どこが違うか。
間違いではなくて、間違えやすい、ということだが、違うと違えると、このことばでいうとなると、これとあれとを違えて、これとあれとが違って、なのか、これとあれが違えて、いや、これとあれを違える、これとあれが違う、のか。
AとBとを まちがう
AとBとを まちがえる
Cが AとBとを まちがう
Cが AとBとを まちがえる
間違えやすい
間違いやすい
AとBとを まちがえやすい
AとBとを まちがいやすい
Cが AとBとを まちがえやすい
Cが AとBとを まちがいやすい
Aが Bと まちがえやすい
Aが Bと まちがいやすい
Cは Aが Bと まちがえやすい
Dは Aが Bと まちがいやすい
間違えやすいという言葉を集めたサイトがある。
がんばれ凡人のページにある、たくさんの情報があっておもしろい。
中学生の学習応援ページ、受験むけ、そして高校生とあって、一般人向けにもなったようだ。
「中学受験生のための資料や問題集が中心だった」とあるから、サイトのスタートから作り上げてきたものだと思う。
そのなかから、間違えやすい日本語を引用して感謝を申し上げる。
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/machi1.htm
間違えやすい日本語
あなたの日本語は、どこか間違っていませんか?
いっしょに、学んでいきましょう!
>
あ行
【誤】 【正】
愛苦しい⇒ 愛くるしい
愛想をふりまく⇒ 愛嬌(あいきょう)をふりまく
愛想ずかし⇒ 愛想づかし
「愛想」と「づかし」のように二語に分解できる場合は「づ」が正しい。
合槌(あいづち)を打つ ⇒ 相槌を打つ
「相槌」は、向き合った鍛冶の師と弟子が交互に槌を打ち合ったことからきた言葉。
合いの手を打つ ⇒ 合いの手を入れる
悪(あく)どい ⇒ あくどい
「くどい」に「あ」がついたもので、「度を超す」という意味。
足げりにする⇒ 足げにする
頭をかしげる⇒ 首をかしげる
足下をすくわれる⇒ 足をすくわれる
後仕末 ⇒ 後始末
後へも先へも引けぬ⇒ 後へも先へも行けぬ
アボガド⇒ アボカド
蟻(あり)の入り込む隙(すき)もない⇒ 蟻のはい出る隙もない
許婚(いいなづけ)⇒ 許婚(いいなずけ)
怒り心頭に達する⇒ 怒り心頭に発する
「心頭」とは、「心の中」。
息咳切って⇒ 息急き切って
池の中の蛙(かわず)⇒ 井の中の蛙
礎(いしづえ)⇒ 礎(いしずえ)
依存心(いぞんしん)⇒ 依存心(いそんしん)
痛い腹をさぐられる⇒ 痛くもない腹をさぐられる
やましいことはないのに疑われること。
一段落(ひとだんらく)つく⇒ 一段落(いちだんらく)つく
一同に会す⇒ 一堂に会す
一早く⇒ いち早く(逸早く)
一矢(いちや)を報いる ⇒ 一矢(いっし)を報いる
一連托生(いちれんたくしょう) ⇒ 一蓮托生
⇒同じ心で念仏を唱えれば、同じ蓮(はす)の上に生まれ変わる、という仏教の教え。
一獲千金⇒ 一攫千金
「一獲千金」は新聞独自の書き方。
いづれは⇒ いずれは
一部の隙もない⇒ 一分の隙もない
一身同体⇒ 一心同体
一睡の夢⇒ 一炊の夢
⇒粟飯を炊いているほんの短い間。
一等地(いっとうち)を抜く⇒ 一頭地を抜く
稲妻(いなづま)⇒ 稲妻(いなずま)
二語(稲と妻)に分解しにくい場合は「ず」と書く。「人妻」は二語の連用として「ひとづま」と書く。
遺髪(いはつ)を接ぐ⇒ 衣鉢を継ぐ
今だに ⇒ 未だに
いまはの際⇒ いまわの際
嫌が上にも/否が上にも ⇒ いや(弥)が上にも
⇒いよいよ、ますますの意味。
嫌気(いやけ)がする ⇒ 嫌気がさす
異和感 ⇒ 違和感
言わゆる ⇒ 所謂
印籠(いんろうを渡す⇒ 引導(いんどう)を渡す
有為(うい)の士⇒ 有為(ゆうい)の士
⇒「才能のある人」のこと。
上へ下への大騒ぎ⇒ 上を下への大騒ぎ
ウォッカ⇒ ウォツカ
後ろ足で砂をかける⇒ 後足(あとあし)で砂をかける
去り際に迷惑をかけること。
後ろ立て⇒ 後ろ盾
薄皮をはぐように回復する⇒ 薄紙をはぐように回復する
嘘ぶく ⇒ 嘯(うそぶ)く
有頂点 ⇒ 有頂天
うっとおしい⇒ うっとうしい(鬱陶しい)
うなづく⇒ うなずく
二語に分解しにくい例。ただし「うなづく」も特例的に認められている。
迂余曲折(うよきょくせつ)⇒ 紆余曲折
裏寂しい(うらさびしい)⇒ 心寂しい(うらさびしい)
恨み骨髄に達した⇒ 恨み骨髄に徹(てっ)した
うるおぼえ⇒ うろおぼえ
上前をかすめる⇒ 上前をはねる
うんちくを垂れる⇒ うんちくを傾ける
笑顔がこぼれる ⇒ 笑みがこぼれる
⇒顔がこぼれたら大変。
沿岸ぞい ⇒ 沿岸
⇒「沿岸ぞい」は二重表現。
炎天下のもとで ⇒ 炎天下
⇒誤用例は「下」と「もと」が重言。
縁は奇なもの味なもの ⇒ 縁は異なもの味なもの
お愛想してください ⇒ お勘定してください
⇒「おあいそ」は店側が言う。
置いてきぼり ⇒ 置いてけぼり
⇒由来は、江戸・本所の堀で釣った魚を、幽霊が「置いてけ、置いてけ」と言ったというもの。
仰(おう)せ ⇒ 仰(おお)せ
大番振る舞い ⇒ 大盤振る舞い
大見栄(おおみえ)を切る ⇒ 大見得を切る
⇒「見得」はもともと歌舞伎などの大事な場面で役者が見せる大げさな表情やしぐさ。
御頭付きの鯛 ⇒ 尾頭付きの鯛
お体をご自愛ください ⇒ ご自愛ください
⇒「自愛」とは自分の体を大切にするという意味なので、「お体を」は不要。
屋上屋を重ねる ⇒ 屋上屋を架す
憶病(おくびょう) ⇒ 臆病
⇒「憶病」は新聞独自の書き方。
遅れを取る ⇒ 後れを取る
押し着せ ⇒ お仕着せ
押しも押されぬ ⇒ 押しも押されもせぬ/押すに押されぬ
⇒誰からも実力を認められ、ゆるぎない地位をしめていること。
遅巻きながら ⇒ 遅蒔きながら
お話する ⇒ お話しする
おぼつかぬ ⇒ おぼつかない
⇒「おぼつかな」が語幹(変化しない)、「い」が活用語尾(変化する)。
汚名を挽回する ⇒ 汚名を返上する/名誉を挽回する
⇒「汚名挽回」では汚名を取り戻すことになってしまう。ただし「挽回」は「元に戻す」という意味があるので、「汚名挽回」は「汚名の状態を元に戻す」と考えられ、誤用ではないとする向きもある。
思いもつかない ⇒ 思いも寄らない
お求めやすい ⇒ お求めになりやすい
親不幸 ⇒ 親不孝
先生、おられますか? ⇒ 先生、いらっしゃいますか?
⇒「おる」は「居る」の謙譲語なので、「られる」をつけて尊敬の形にしようとするのは間違い。
恩を着せる ⇒ 恩に着せる
か行
【誤】 【正】
魁(かい)より始めよ ⇒ 隗より始めよ
快気炎 ⇒ 怪気炎
⇒怪しく感じるほどの盛んな意気。
外交辞礼 ⇒ 外交辞令
瓦壊(がかい) ⇒ 瓦解
掻き入れ時 ⇒ 書き入れ時
⇒帳簿の記入が忙しくなるから。
各位殿 ⇒ 各位
学舎 ⇒ 学舎(まなびや)
欠け替えのない存在 ⇒ 掛け替えのない存在
崖っ淵 ⇒ 崖っ縁
⇒「淵」は川・沼などの、水が深くよどんでいる所の意味。
傘(かさ)に懸かって ⇒ 嵩(かさ)に懸かって
⇒「嵩」は容積や体積のこと。量や大きさにたのんでふるまうという意味。
かたづを飲む ⇒ かたずを飲む
片肘(かたひじ)張る ⇒ 肩肘張る
肩を撫で下ろす ⇒ 胸を撫で下ろす
価値感 ⇒ 価値観
喝(かつ)を入れる ⇒ 活を入れる
かねてから/かねてより ⇒ かねて
⇒「かねて」は「あらかじめ」「以前から」の意味だから、「より」「から」などをつけると二重表現。
金にまかせて ⇒ 金に飽(あ)かせて
彼女に首っ引き ⇒ 彼女に首っ丈(たけ)
カムチャッカ半島 ⇒ カムチャツカ半島
彼は語学に堪能(たんのう)だ。 ⇒ 彼は語学に堪能(かんのう)だ。
⇒「フランス料理を堪能する」というような場合は「たんのう」と読む。
感違い ⇒ 勘違い
勘忍袋 ⇒ 堪忍袋
間髪(かんぱつ)を入れず ⇒ 間髪(かん、はつ)を入れず
完壁(かんぺき) ⇒ 完璧
⇒「璧」は「たま」の意味。「完璧」は「傷のない玉」。
効いたふうなことを言う/聞いたふうなことを言う ⇒ 利いたふうなことを言う
気慨を示す ⇒ 気概を示す
危機一発 ⇒ 危機一髪
気骨(きこつ)が折れる仕事 ⇒ 気骨(きぼね)が折れる仕事
⇒気苦労が多く、神経が疲れる仕事。
疑心暗鬼を抱く ⇒ 疑心暗鬼を生ずる
絆(きずな)を深める ⇒ 絆を強める
⇒「絆」はもともと「動物をつなぎとめる綱」。それが人と人との結びつきの意味に。つないでいる「もの」なので深めることはできない。
木で花をくくる ⇒ 木で鼻をくくる
⇒そっけなく冷淡な態度のこと。
木に寄りて魚を求める ⇒ 木に縁(よ)りて魚を求める
肝入り(きもいり) ⇒ 肝煎り
肝に命じる ⇒ 肝に銘じる
⇒「肝に刻みつける」の意。
キャノン
(会社名) ⇒ キヤノン
⇒「ヤ」は全角。
キューピー
(会社名) ⇒ キユーピー
⇒「ユ」は全角。
興味深々 ⇒ 興味津々
清水の欄干(らんかん)から飛び降りる ⇒ 清水の舞台から飛び降りる
綺羅星(きらぼし)のごとく ⇒ 綺羅星(きら、ほし)のごとく
⇒「綺羅」は「きれいな衣服」の意味。
極め付け ⇒ 極め付き
⇒極書(きわめがき)が付いている、という意味。
金(きん)の草鞋(わらじ) ⇒ 金(かね)の草鞋
⇒「ゴールド」ではなく「金属」の意味。
草木もなびく丑三つ時 ⇒ 草木も眠る丑三つ時
くしの歯が抜けたよう ⇒ くしの歯が欠けたよう
苦汁の決断 ⇒ 苦渋の決断
苦汁を味わう ⇒ 苦渋を味わう
苦渋をなめる ⇒ 苦汁をなめる
口先三寸(くちさきさんずん) ⇒ 舌先三寸(したさきさんずん)
口をにごす ⇒ 言葉をにごす
国敗れて山河あり ⇒ 国破れて山河あり
⇒語源(唐の詩人・杜甫の「春望」)にしたがうとこの字を使う。
首実験 ⇒ 首実検
⇒討ち取った武将の生首による本人確認。
雲を散らすように ⇒ 蜘蛛(くも)の子を散らすように
黒白(くろしろ)をつける ⇒ 黒白(こくびゃく)をつける
軽卒(けいそつ) ⇒ 軽率
気嫌いする ⇒ 毛嫌いする
原価償却 ⇒ 減価償却
⇒価値が減少するから原価ではなく減価。
喧々諤々(けんけんがくがく) ⇒ 喧々囂々(けんけんごうごう)
⇒侃々諤々(かんかんがくがく)
言質(げんしつ) ⇒ 言質(げんち)
⇒後々の証拠となる言葉。
現状回復 ⇒ 原状回復
⇒事態を元の状態に戻すこと。
剣もほろろ ⇒ けんもほろろ
⇒つっけんどんなようすを表すが、「けん」も「ほろろ」も雉(きじ)の鳴き声のこと。
言を待たない ⇒ 言を俟たない
⇒「あらためて言うまでもない」の意味。
紅顔の美少女 ⇒ 紅顔の美少年
厚顔無知 ⇒ 厚顔無恥
公算が強い ⇒ 公算が大きい
頌春(こうしゅん) ⇒ 頌春(しょうしゅん)
⇒年賀状のあいさつ言葉。
後世畏るべし(こうせいおそるべし) ⇒ 後生畏るべし
⇒「後生」は後から生まれた人。
口答試問 ⇒ 口頭試問
効を奏する ⇒ 功を奏する
声をあらげる ⇒ 声をあららげる
⇒漢字で書くと「声を荒らげる」。
心ずくし ⇒ 心づくし
古式豊かに ⇒ 古式ゆかしく
⇒「ゆかしく(床しく)」は、何となく懐かしさを感じる、上品で優れているという意味。
こじんまり ⇒ こぢんまり
ご静聴ありがとうございました ⇒ ご清聴ありがとうございました
⇒「清聴」は他人が自分の話を聴いてくれることを敬って言う言葉。
御多聞(ごたぶん)に漏れず ⇒ 御多分に漏れず
⇒「多分」は「大部分」の意味。
木っ葉微塵(こっぱみじん) ⇒ 木っ端微塵
⇒「こっぱ」は木の葉ではなく、木の削りくず。
言(こと)切れる ⇒ 事切れる
⇒「死ぬ」「命が絶える」意味。
事さら ⇒ ことさら(殊更)
こぼれ日 ⇒ 木漏れ日
コミニュケーション ⇒ コミュニケーション
(communication)
コラム欄 ⇒ コラム
⇒コラム(column)自体が新聞などの欄、段の意味。
孤立無縁 ⇒ 孤立無援
五里夢中 ⇒ 五里霧中
さ行
【誤】 【正】
才月は人を待たず ⇒ 歳月は人を待たず
最好調 ⇒ 最高潮
最少限 ⇒ 最小限
采配を振るう ⇒ 采配を振る
⇒「采配」は戦場で大将が兵士を指揮するのに使う道具。だから「振る」。
漸次(ざんじ) ⇒ 漸次(ぜんじ)
⇒「しだいに」の意。暫時(ざんじ)は「しばらく」の意。
三味一体 ⇒ 三位一体
しかめつらしい ⇒ しかつめらしい
⇒「まじめくさって堅苦しい感じがする」の意。「しかめっ面」とは全く異なる。
時機(時期)を得た~ ⇒ 時宜(じぎ)を得た~
時期早尚(じきそうしょう) ⇒ 時期尚早(じきしょうそう)
思考錯誤 ⇒ 試行錯誤
嗜好(しこう)を凝らす ⇒ 趣向(しゅこう)を凝らす
四十にして立つ ⇒ 三十にして立つ
⇒『論語』の中の言葉。「四十にして惑わず」。
獅子心中の虫 ⇒ 獅子身中の虫
⇒内部の者でありながら、属している組織などに害をあたえる者。
思想堅固 ⇒ 志操堅固
舌鼓(したづつみ) ⇒ 舌鼓(したつづみ)
舌の先も乾かぬうちに ⇒ 舌の根も乾かぬうちに
凌(しの)ぎをけずる ⇒ 鎬をけずる
⇒「鎬」は刀の背に沿い、筋を立てて小高くなっている部分。
社交辞礼 ⇒ 社交辞令
若冠(じゃっかん) ⇒ 弱冠
⇒男子20歳または年が若いこと。
射程距離内に入る ⇒ 射程内に入る
⇒「射程距離」は二重表現。
愁波(しゅうは)を送る ⇒ 秋波を送る
⇒「秋波」は、女性の色っぽい目つき。
従来からの ⇒ 従来の
⇒「従来から」は二重表現。
縮少 ⇒ 縮小
十指(じゅっし)に余る ⇒ 十指(じっし)に余る
シュミレーション ⇒ シミュレーション(simulation)
準備満タン ⇒ 準備万端
⇒これはうちの次男の勘違い
情に深い ⇒ 情に厚い
将棋を打つ ⇒ 将棋を指す
⇒囲碁の場合は「打つ」。
照準を当てる ⇒ 照準を合わせる
初期の目的 ⇒ 所期の目的
⇒「所期」は期待していること、の意。
食指(しょくし)をそそる ⇒ 食欲をそそる
食指を伸ばす ⇒ 触手(しょくしゅ)を伸ばす
食指を伸ばす ⇒ 食指を動かす
⇒「食指」は人差し指のこと。
食事療法 ⇒ 食餌療法
職人気質(しょくにんきしつ) ⇒ 職人気質(しょくにんかたぎ)
序幕式 ⇒ 除幕式
白羽の矢をあてる ⇒ 白羽の矢を立てる
素人はだし ⇒ 素人ばなれ/玄人(くろうと)はだし
⇒「玄人はだし」は、「くろうとも裸足で逃げる」ほどすぐれているという意味。
心気一転 ⇒ 心機一転
新規巻き直し ⇒ 新規蒔き直し
⇒「改めて種を蒔き直す」という意味。
心神耗弱(しんしんもうじゃく) ⇒ 心神耗弱(しんしんこうじゃく)
進退極まる(しんたいきわまる) ⇒ 進退谷まる
死んで花見がなるものか ⇒ 死んで花実が咲くものか
人道に劣る ⇒ 人道に悖(もと)る
真理を極める ⇒ 真理を究める
酸いも辛いもかみ分ける ⇒ 酸いも甘いもかみ分ける
素読(すどく) ⇒ 素読(そどく)
寸暇(すんか)を惜しまず ⇒ 寸暇を惜しんで
⇒「寸暇」はわずかの暇。
成功裏のうちに ⇒ 成功裏に
正鵠(せいこく)を得る ⇒ 正鵠を射る
⇒「正鵠」は「的の真ん中にある黒い丸」。
精魂尽きる ⇒ 精根尽きる
⇒「精根」は物事をする精力と根気。
晴天の霹靂(へきれき) ⇒ 青天の霹靂
⇒後々の証拠となる言葉。
清貧洗うが如し ⇒ 赤貧洗うが如し
⇒この「赤」は「何もない」の意味。
昔日(せきじつ)の感 ⇒ 今昔(こんじゃく)の感
責任を追求する ⇒ 責任を追及する
絶対絶命 ⇒ 絶体絶命
切端(せっぱ)詰まる ⇒ 切羽詰まる
⇒「切羽」とは、刀のつばに添える薄い金具のこと。
説を曲げる ⇒ 節を曲げる
前後策 ⇒ 善後策
栴檀(せんだん)は双葉よりも芳し ⇒ 栴檀は双葉より芳し
さ行
【誤】 【正】
才月は人を待たず ⇒ 歳月は人を待たず
最好調 ⇒ 最高潮
最少限 ⇒ 最小限
采配を振るう ⇒ 采配を振る
⇒「采配」は戦場で大将が兵士を指揮するのに使う道具。だから「振る」。
漸次(ざんじ) ⇒ 漸次(ぜんじ)
⇒「しだいに」の意。暫時(ざんじ)は「しばらく」の意。
三味一体 ⇒ 三位一体
しかめつらしい ⇒ しかつめらしい
⇒「まじめくさって堅苦しい感じがする」の意。「しかめっ面」とは全く異なる。
時機(時期)を得た~ ⇒ 時宜(じぎ)を得た~
時期早尚(じきそうしょう) ⇒ 時期尚早(じきしょうそう)
思考錯誤 ⇒ 試行錯誤
嗜好(しこう)を凝らす ⇒ 趣向(しゅこう)を凝らす
四十にして立つ ⇒ 三十にして立つ
⇒『論語』の中の言葉。「四十にして惑わず」。
獅子心中の虫 ⇒ 獅子身中の虫
⇒内部の者でありながら、属している組織などに害をあたえる者。
思想堅固 ⇒ 志操堅固
舌鼓(したづつみ) ⇒ 舌鼓(したつづみ)
舌の先も乾かぬうちに ⇒ 舌の根も乾かぬうちに
凌(しの)ぎをけずる ⇒ 鎬をけずる
⇒「鎬」は刀の背に沿い、筋を立てて小高くなっている部分。
社交辞礼 ⇒ 社交辞令
若冠(じゃっかん) ⇒ 弱冠
⇒男子20歳または年が若いこと。
射程距離内に入る ⇒ 射程内に入る
⇒「射程距離」は二重表現。
愁波(しゅうは)を送る ⇒ 秋波を送る
⇒「秋波」は、女性の色っぽい目つき。
従来からの ⇒ 従来の
⇒「従来から」は二重表現。
縮少 ⇒ 縮小
十指(じゅっし)に余る ⇒ 十指(じっし)に余る
シュミレーション ⇒ シミュレーション(simulation)
準備満タン ⇒ 準備万端
⇒これはうちの次男の勘違い
情に深い ⇒ 情に厚い
将棋を打つ ⇒ 将棋を指す
⇒囲碁の場合は「打つ」。
照準を当てる ⇒ 照準を合わせる
初期の目的 ⇒ 所期の目的
⇒「所期」は期待していること、の意。
食指(しょくし)をそそる ⇒ 食欲をそそる
食指を伸ばす ⇒ 触手(しょくしゅ)を伸ばす
食指を伸ばす ⇒ 食指を動かす
⇒「食指」は人差し指のこと。
食事療法 ⇒ 食餌療法
職人気質(しょくにんきしつ) ⇒ 職人気質(しょくにんかたぎ)
序幕式 ⇒ 除幕式
白羽の矢をあてる ⇒ 白羽の矢を立てる
素人はだし ⇒ 素人ばなれ/玄人(くろうと)はだし
⇒「玄人はだし」は、「くろうとも裸足で逃げる」ほどすぐれているという意味。
心気一転 ⇒ 心機一転
新規巻き直し ⇒ 新規蒔き直し
⇒「改めて種を蒔き直す」という意味。
心神耗弱(しんしんもうじゃく) ⇒ 心神耗弱(しんしんこうじゃく)
進退極まる(しんたいきわまる) ⇒ 進退谷まる
死んで花見がなるものか ⇒ 死んで花実が咲くものか
人道に劣る ⇒ 人道に悖(もと)る
真理を極める ⇒ 真理を究める
酸いも辛いもかみ分ける ⇒ 酸いも甘いもかみ分ける
素読(すどく) ⇒ 素読(そどく)
寸暇(すんか)を惜しまず ⇒ 寸暇を惜しんで
⇒「寸暇」はわずかの暇。
成功裏のうちに ⇒ 成功裏に
正鵠(せいこく)を得る ⇒ 正鵠を射る
⇒「正鵠」は「的の真ん中にある黒い丸」。
精魂尽きる ⇒ 精根尽きる
⇒「精根」は物事をする精力と根気。
晴天の霹靂(へきれき) ⇒ 青天の霹靂
⇒後々の証拠となる言葉。
清貧洗うが如し ⇒ 赤貧洗うが如し
⇒この「赤」は「何もない」の意味。
昔日(せきじつ)の感 ⇒ 今昔(こんじゃく)の感
責任を追求する ⇒ 責任を追及する
絶対絶命 ⇒ 絶体絶命
切端(せっぱ)詰まる ⇒ 切羽詰まる
⇒「切羽」とは、刀のつばに添える薄い金具のこと。
説を曲げる ⇒ 節を曲げる
前後策 ⇒ 善後策
栴檀(せんだん)は双葉よりも芳し ⇒ 栴檀は双葉より芳し
総花的(そうかてき) ⇒ 総花的(そうばなてき)
相好(そうこう)を崩す ⇒ 相好(そうごう)を崩す
双壁(そうへき) ⇒ 双璧
⇒「璧」は「たま」の意。
疎縁 ⇒ 疎遠
袖振り合うも多少の縁 ⇒ 袖振り合うも他生の縁
⇒⇒「袖触れ合う・・・」と書くのも間違い。
袖を振られる ⇒ 袖にされる
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た行
【誤】 【正】
大禍(たいか)なく ⇒ 大過なく
⇒「過」は「あやまち」の意。
大義名文 ⇒ 大義名分
泰山鳴動 ⇒ 大山鳴動
体調をこわす ⇒ 体調をくずす/体をこわす
台風一家 ⇒ 台風一過
大舞台(だいぶたい) ⇒ 大舞台(おおぶたい)
大別すると3つに分けられる ⇒ 大別すると3つになる
絶えまざる努力 ⇒ 絶え間ない努力
高値の花 ⇒ 高嶺の花
⇒高い山に咲いている花、という意味。
高見の見物 ⇒ 高みの見物
多寡(たか)をくくる ⇒ 高をくくる
多士済済(たしさいさい) ⇒ 多士済済(たしせいせい)
⇒「たしさいさい」を許容する向きもある。
ダックアウト ⇒ ダッグアウト
立つ背がない ⇒ 立つ瀬がない
他人事(たにんごと) ⇒ 他人事(ひとごと)
短刀直入 ⇒ 単刀直入
単に~だけ ⇒ 単に/~だけ
⇒「単に~だけ」は二重表現。
力づく ⇒ 力ずく
調子の波に乗る 調子に乗る/波に乗る
緒(ちょ)につく ⇒ 緒(しょ)につく
慎んでお悔やみを申し上げます ⇒ 謹んでお悔やみを申し上げます
(石に)つまづく ⇒ (石に)つまずく
爪の垢(あか)を飲む ⇒ 爪の垢を煎じて飲む
デッドロックに乗り上げる ⇒ デッドロックに突き当たる
⇒デッドロックは「開かない錠前」のこと。
テトラポット ⇒ テトラポッド
出花をくじく ⇒ 出端をくじく
寺小屋 ⇒ 寺子屋
出る釘(くぎ)は打たれる ⇒ 出る杭(くい)は打たれる
手をこまねく ⇒ 手をこまぬく
⇒漢字で書くと「拱く」。
~と言えども ⇒ ~といえども(~と雖も)
灯下親しむ ⇒ 灯火親しむ
頭身大 ⇒ 等身大
堂にはいる ⇒ 堂に入(い)る
当を射る ⇒ 当を得る/的を射る
独壇場(どくだんじょう) ⇒ 独擅場(どくせんじょう)
⇒「独壇場(どくだんじょう)」は「独擅場」が誤読されて一般化した言葉。
ドッヂボール ⇒ ドッジボール
飛ぶ鳥後を濁さず ⇒ 立つ鳥後を濁さず
取りつく暇がない ⇒ 取りつく島がない
泥試合(どろじあい) ⇒ 泥仕合
とんでもございません/とんでもありません ⇒ とんでもないことです/とんでもないことでございます
⇒「とんでもな+い」という言葉。
とんぼ帰り ⇒ とんぼ返り
な行
【誤】 【正】
無い袖をしぼって ⇒ 無い袖を振って
泣かず飛ばず ⇒ 鳴かず飛ばず
無しのつぶて ⇒ 梨のつぶて
捺印を押してください ⇒ 捺印してください
斜めに構える ⇒ 斜(しゃ)に構える
ナフキン ⇒ ナプキン
習い性(しょう)となる ⇒ 習い性(せい)となる
何なく合格 ⇒ 難なく合格
難波船 ⇒ 難破船
二の句が出ない/二の句が告げない ⇒ 二の句が継げない
二の舞を踏む ⇒ 二の舞を演ずる
⇒「二の舞を踏む」を許容する向きもある。
憎まれっ子世をはばかる ⇒ 憎まれっ子世にはばかる
20~30%程度 ⇒ 20~30%
濡れ手に粟(あわ) ⇒ 濡れ手で粟
願わくば ⇒ 願わくは
熱にうなされる ⇒ 熱に浮かされる
ねむけまなこ ⇒ ねぼけまなこ
⇒漢字で書くと「寝惚け眼」。
念頭に入れる ⇒ 念頭に置く
~の恐れがある ⇒ ~のおそれ(虞)がある
乗るか反(そ)るか ⇒ 伸るか反るか
⇒もともとは、「前に伸びるか、反対に後ろに反り返るか」という意味。
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は行
【誤】 【正】
ハート型のペンダント ⇒ ハート形のペンダント
⇒「型」はタイプ、パターン、形を作る元になるものを指す場合。
働きずくめ ⇒ 働きづめ
バトミントン ⇒ バドミントン
鼻にも掛けない ⇒ 洟(はな)も引っ掛けない/歯牙(しが)にもかけない
⇒まったく相手にしないこと。
花を捨てて実(み)を取る ⇒ 名を捨てて実(じつ)を取る
歯にころもを着せぬ ⇒ 歯にきぬ着せぬ
腹が煮えくり返る ⇒ 腸(はらわた)が煮えくり返る
⇒「腸」には「こころ、性根」という精神的な意味がある。
波乱万丈 ⇒ 波瀾万丈
⇒「波乱万丈」は新聞が考案した代用表記。
犯罪を犯す ⇒ 罪を犯す
⇒「犯罪を犯す」は二重表現。
万善の策 ⇒ 万全の策
班点 ⇒ 斑点
万来(ばんらい)の拍手 ⇒ 万雷の拍手
被害を被(こうむ)る ⇒ 被害を受ける/害を被る
⇒「被害を被る」は二重表現。
人を狩り集める ⇒ 人を駆り集める
微(び)に入り細(さい)に入る ⇒ 微に入り細を穿(うが)つ
⇒「穿(うが)つ」は「せんさくする」。
暇にまかせて ⇒ 暇に飽(あ)かせて
瓢箪(ひょうたん)から独楽(こま) ⇒ 瓢箪から駒(こま)
⇒「駒」は「馬」のこと。
日を夜に継ぐ ⇒ 夜を日に継ぐ
⇒「昼も夜も休まず」の意味。
ひんしゅくを買われる ⇒ ひんしゅくを買う
風光明美 ⇒ 風光明媚
風物誌 ⇒ 風物詩
深い絆(きずな) ⇒ 強い絆
⇒「絆」は「綱」のことだから、深くはならない。
不響和音 ⇒ 不協和音
富士写真フィルム
(会社名) ⇒ 富士写真フイルム
⇒「イ」は全角。
不正が明るみになる ⇒ 不正が明るみに出る
物議(ぶつぎ)を呼ぶ ⇒ 物議を醸(かも)す
⇒「醸す」は「生じさせる」。
フリーの客 ⇒ 振りの客
⇒なじみのない突然の客。
ブリジストン
(会社名) ⇒ ブリヂストン
プレゼンテーター ⇒ プレゼンター
下手な考え休むに似たり ⇒ 下手の考え休むに似たり
ヘソを抱(かか)えて笑う ⇒ 腹を抱えて笑う/おなかを抱えて笑う
⇒ヘソは抱えられない。
法外の幸せ ⇒ 望外の幸せ
奉加帳(ほうかちょう) ⇒ 奉加帳(ほうがちょう)
⇒寺社への寄進の内容と寄進者を記した帳面のこと。
ほうずき ⇒ ほおずき
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ま行~
【誤】 【正】
的(まと)を得る ⇒ 的を射る
⇒「当を得る」と混同してはダメ。
まゆをしかめる ⇒ 顔をしかめる
まゆをしかめる ⇒ まゆをひそめる
丸の内弁当 ⇒ 幕の内弁当
⇒昔聞いた所ジョージさんの勘違いです。
満面朱に染まる ⇒ 満面朱を注ぐ
身入りのいい仕事 ⇒ 実入りのいい仕事
見かけ倒れ ⇒ 見かけ倒し
三日に空けず ⇒ 三日に上げず
⇒三日も間をおかない、つまり中断しないという意味。なお、二日に上げず、四日に上げずのような言い方はない。
身にこたえる ⇒ 骨身にこたえる
身の周り ⇒ 身の回り
実もたわわに ⇒ 枝もたわわに
⇒「たわわ」はたわみしなうさま。
身を削る ⇒ 骨身を削る
身を粉(こな)にする ⇒ 身を粉(こ)にする
民族芸能 ⇒ 民俗芸能
無実を晴らす ⇒ 無実の罪を晴らす
娘十八、番茶も出花 ⇒ 鬼も十八、番茶も出花
⇒鬼のような恐ろしい顔をした者でも、18歳という娘ざかりのころには美しさが現れる、という意味。
胸先三寸 ⇒ 胸三寸
目覚めが悪い ⇒ 寝覚めが悪い
目にものを言わせてやる ⇒ 目にもの見せてやる
目鼻(めはな)が利く ⇒ 目端(めはし)が利く
黙否権 ⇒ 黙秘権
求めよさらば開かれん ⇒ 求めよさらば与えられん
焼けぼっ栗(くり)に火がつく ⇒ 焼けぼっくいに火がつく
⇒「焼け棒杭(ぼうくい)」のこと。
病(やまい)膏盲(こうもう)に入る ⇒ 病膏肓に入る
⇒「膏肓」は本来「こうこう」と読む。「こうもう」は慣用読み。
優性保護法 ⇒ 優生保護法
弓矢を引く ⇒ 弓を引く
横車(よこぐるま)を入れる ⇒ 横槍(よこやり)を入れる
⇒「邪魔をする」意味。
横車(よこぐるま)を入れる ⇒ 横車を押す
⇒「道理に合わないことを無理に押し通す」意味。
寄る年 ⇒ 寄る年波
離発着 ⇒ 離着陸
驢馬(ろば)に鞭打つ ⇒ 駑馬(どば)に鞭打つ
⇒ 「駑馬」は「のろい馬」。
総花的(そうかてき) ⇒ 総花的(そうばなてき)
相好(そうこう)を崩す ⇒ 相好(そうごう)を崩す
双壁(そうへき) ⇒ 双璧
⇒「璧」は「たま」の意。
疎縁 ⇒ 疎遠
袖振り合うも多少の縁 ⇒ 袖振り合うも他生の縁
⇒⇒「袖触れ合う・・・」と書くのも間違い。
袖を振られる ⇒ 袖にされる
無い袖をしぼって ⇒ 無い袖を振って
泣かず飛ばず ⇒ 鳴かず飛ばず
無しのつぶて ⇒ 梨のつぶて
捺印を押してください ⇒ 捺印してください
斜めに構える ⇒ 斜(しゃ)に構える
ナフキン ⇒ ナプキン
習い性(しょう)となる ⇒ 習い性(せい)となる
何なく合格
間違いではなくて、間違えやすい、ということだが、違うと違えると、このことばでいうとなると、これとあれとを違えて、これとあれとが違って、なのか、これとあれが違えて、いや、これとあれを違える、これとあれが違う、のか。
AとBとを まちがう
AとBとを まちがえる
Cが AとBとを まちがう
Cが AとBとを まちがえる
間違えやすい
間違いやすい
AとBとを まちがえやすい
AとBとを まちがいやすい
Cが AとBとを まちがえやすい
Cが AとBとを まちがいやすい
Aが Bと まちがえやすい
Aが Bと まちがいやすい
Cは Aが Bと まちがえやすい
Dは Aが Bと まちがいやすい
間違えやすいという言葉を集めたサイトがある。
がんばれ凡人のページにある、たくさんの情報があっておもしろい。
中学生の学習応援ページ、受験むけ、そして高校生とあって、一般人向けにもなったようだ。
「中学受験生のための資料や問題集が中心だった」とあるから、サイトのスタートから作り上げてきたものだと思う。
そのなかから、間違えやすい日本語を引用して感謝を申し上げる。
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/machi1.htm
間違えやすい日本語
あなたの日本語は、どこか間違っていませんか?
いっしょに、学んでいきましょう!
>
あ行
【誤】 【正】
愛苦しい⇒ 愛くるしい
愛想をふりまく⇒ 愛嬌(あいきょう)をふりまく
愛想ずかし⇒ 愛想づかし
「愛想」と「づかし」のように二語に分解できる場合は「づ」が正しい。
合槌(あいづち)を打つ ⇒ 相槌を打つ
「相槌」は、向き合った鍛冶の師と弟子が交互に槌を打ち合ったことからきた言葉。
合いの手を打つ ⇒ 合いの手を入れる
悪(あく)どい ⇒ あくどい
「くどい」に「あ」がついたもので、「度を超す」という意味。
足げりにする⇒ 足げにする
頭をかしげる⇒ 首をかしげる
足下をすくわれる⇒ 足をすくわれる
後仕末 ⇒ 後始末
後へも先へも引けぬ⇒ 後へも先へも行けぬ
アボガド⇒ アボカド
蟻(あり)の入り込む隙(すき)もない⇒ 蟻のはい出る隙もない
許婚(いいなづけ)⇒ 許婚(いいなずけ)
怒り心頭に達する⇒ 怒り心頭に発する
「心頭」とは、「心の中」。
息咳切って⇒ 息急き切って
池の中の蛙(かわず)⇒ 井の中の蛙
礎(いしづえ)⇒ 礎(いしずえ)
依存心(いぞんしん)⇒ 依存心(いそんしん)
痛い腹をさぐられる⇒ 痛くもない腹をさぐられる
やましいことはないのに疑われること。
一段落(ひとだんらく)つく⇒ 一段落(いちだんらく)つく
一同に会す⇒ 一堂に会す
一早く⇒ いち早く(逸早く)
一矢(いちや)を報いる ⇒ 一矢(いっし)を報いる
一連托生(いちれんたくしょう) ⇒ 一蓮托生
⇒同じ心で念仏を唱えれば、同じ蓮(はす)の上に生まれ変わる、という仏教の教え。
一獲千金⇒ 一攫千金
「一獲千金」は新聞独自の書き方。
いづれは⇒ いずれは
一部の隙もない⇒ 一分の隙もない
一身同体⇒ 一心同体
一睡の夢⇒ 一炊の夢
⇒粟飯を炊いているほんの短い間。
一等地(いっとうち)を抜く⇒ 一頭地を抜く
稲妻(いなづま)⇒ 稲妻(いなずま)
二語(稲と妻)に分解しにくい場合は「ず」と書く。「人妻」は二語の連用として「ひとづま」と書く。
遺髪(いはつ)を接ぐ⇒ 衣鉢を継ぐ
今だに ⇒ 未だに
いまはの際⇒ いまわの際
嫌が上にも/否が上にも ⇒ いや(弥)が上にも
⇒いよいよ、ますますの意味。
嫌気(いやけ)がする ⇒ 嫌気がさす
異和感 ⇒ 違和感
言わゆる ⇒ 所謂
印籠(いんろうを渡す⇒ 引導(いんどう)を渡す
有為(うい)の士⇒ 有為(ゆうい)の士
⇒「才能のある人」のこと。
上へ下への大騒ぎ⇒ 上を下への大騒ぎ
ウォッカ⇒ ウォツカ
後ろ足で砂をかける⇒ 後足(あとあし)で砂をかける
去り際に迷惑をかけること。
後ろ立て⇒ 後ろ盾
薄皮をはぐように回復する⇒ 薄紙をはぐように回復する
嘘ぶく ⇒ 嘯(うそぶ)く
有頂点 ⇒ 有頂天
うっとおしい⇒ うっとうしい(鬱陶しい)
うなづく⇒ うなずく
二語に分解しにくい例。ただし「うなづく」も特例的に認められている。
迂余曲折(うよきょくせつ)⇒ 紆余曲折
裏寂しい(うらさびしい)⇒ 心寂しい(うらさびしい)
恨み骨髄に達した⇒ 恨み骨髄に徹(てっ)した
うるおぼえ⇒ うろおぼえ
上前をかすめる⇒ 上前をはねる
うんちくを垂れる⇒ うんちくを傾ける
笑顔がこぼれる ⇒ 笑みがこぼれる
⇒顔がこぼれたら大変。
沿岸ぞい ⇒ 沿岸
⇒「沿岸ぞい」は二重表現。
炎天下のもとで ⇒ 炎天下
⇒誤用例は「下」と「もと」が重言。
縁は奇なもの味なもの ⇒ 縁は異なもの味なもの
お愛想してください ⇒ お勘定してください
⇒「おあいそ」は店側が言う。
置いてきぼり ⇒ 置いてけぼり
⇒由来は、江戸・本所の堀で釣った魚を、幽霊が「置いてけ、置いてけ」と言ったというもの。
仰(おう)せ ⇒ 仰(おお)せ
大番振る舞い ⇒ 大盤振る舞い
大見栄(おおみえ)を切る ⇒ 大見得を切る
⇒「見得」はもともと歌舞伎などの大事な場面で役者が見せる大げさな表情やしぐさ。
御頭付きの鯛 ⇒ 尾頭付きの鯛
お体をご自愛ください ⇒ ご自愛ください
⇒「自愛」とは自分の体を大切にするという意味なので、「お体を」は不要。
屋上屋を重ねる ⇒ 屋上屋を架す
憶病(おくびょう) ⇒ 臆病
⇒「憶病」は新聞独自の書き方。
遅れを取る ⇒ 後れを取る
押し着せ ⇒ お仕着せ
押しも押されぬ ⇒ 押しも押されもせぬ/押すに押されぬ
⇒誰からも実力を認められ、ゆるぎない地位をしめていること。
遅巻きながら ⇒ 遅蒔きながら
お話する ⇒ お話しする
おぼつかぬ ⇒ おぼつかない
⇒「おぼつかな」が語幹(変化しない)、「い」が活用語尾(変化する)。
汚名を挽回する ⇒ 汚名を返上する/名誉を挽回する
⇒「汚名挽回」では汚名を取り戻すことになってしまう。ただし「挽回」は「元に戻す」という意味があるので、「汚名挽回」は「汚名の状態を元に戻す」と考えられ、誤用ではないとする向きもある。
思いもつかない ⇒ 思いも寄らない
お求めやすい ⇒ お求めになりやすい
親不幸 ⇒ 親不孝
先生、おられますか? ⇒ 先生、いらっしゃいますか?
⇒「おる」は「居る」の謙譲語なので、「られる」をつけて尊敬の形にしようとするのは間違い。
恩を着せる ⇒ 恩に着せる
か行
【誤】 【正】
魁(かい)より始めよ ⇒ 隗より始めよ
快気炎 ⇒ 怪気炎
⇒怪しく感じるほどの盛んな意気。
外交辞礼 ⇒ 外交辞令
瓦壊(がかい) ⇒ 瓦解
掻き入れ時 ⇒ 書き入れ時
⇒帳簿の記入が忙しくなるから。
各位殿 ⇒ 各位
学舎 ⇒ 学舎(まなびや)
欠け替えのない存在 ⇒ 掛け替えのない存在
崖っ淵 ⇒ 崖っ縁
⇒「淵」は川・沼などの、水が深くよどんでいる所の意味。
傘(かさ)に懸かって ⇒ 嵩(かさ)に懸かって
⇒「嵩」は容積や体積のこと。量や大きさにたのんでふるまうという意味。
かたづを飲む ⇒ かたずを飲む
片肘(かたひじ)張る ⇒ 肩肘張る
肩を撫で下ろす ⇒ 胸を撫で下ろす
価値感 ⇒ 価値観
喝(かつ)を入れる ⇒ 活を入れる
かねてから/かねてより ⇒ かねて
⇒「かねて」は「あらかじめ」「以前から」の意味だから、「より」「から」などをつけると二重表現。
金にまかせて ⇒ 金に飽(あ)かせて
彼女に首っ引き ⇒ 彼女に首っ丈(たけ)
カムチャッカ半島 ⇒ カムチャツカ半島
彼は語学に堪能(たんのう)だ。 ⇒ 彼は語学に堪能(かんのう)だ。
⇒「フランス料理を堪能する」というような場合は「たんのう」と読む。
感違い ⇒ 勘違い
勘忍袋 ⇒ 堪忍袋
間髪(かんぱつ)を入れず ⇒ 間髪(かん、はつ)を入れず
完壁(かんぺき) ⇒ 完璧
⇒「璧」は「たま」の意味。「完璧」は「傷のない玉」。
効いたふうなことを言う/聞いたふうなことを言う ⇒ 利いたふうなことを言う
気慨を示す ⇒ 気概を示す
危機一発 ⇒ 危機一髪
気骨(きこつ)が折れる仕事 ⇒ 気骨(きぼね)が折れる仕事
⇒気苦労が多く、神経が疲れる仕事。
疑心暗鬼を抱く ⇒ 疑心暗鬼を生ずる
絆(きずな)を深める ⇒ 絆を強める
⇒「絆」はもともと「動物をつなぎとめる綱」。それが人と人との結びつきの意味に。つないでいる「もの」なので深めることはできない。
木で花をくくる ⇒ 木で鼻をくくる
⇒そっけなく冷淡な態度のこと。
木に寄りて魚を求める ⇒ 木に縁(よ)りて魚を求める
肝入り(きもいり) ⇒ 肝煎り
肝に命じる ⇒ 肝に銘じる
⇒「肝に刻みつける」の意。
キャノン
(会社名) ⇒ キヤノン
⇒「ヤ」は全角。
キューピー
(会社名) ⇒ キユーピー
⇒「ユ」は全角。
興味深々 ⇒ 興味津々
清水の欄干(らんかん)から飛び降りる ⇒ 清水の舞台から飛び降りる
綺羅星(きらぼし)のごとく ⇒ 綺羅星(きら、ほし)のごとく
⇒「綺羅」は「きれいな衣服」の意味。
極め付け ⇒ 極め付き
⇒極書(きわめがき)が付いている、という意味。
金(きん)の草鞋(わらじ) ⇒ 金(かね)の草鞋
⇒「ゴールド」ではなく「金属」の意味。
草木もなびく丑三つ時 ⇒ 草木も眠る丑三つ時
くしの歯が抜けたよう ⇒ くしの歯が欠けたよう
苦汁の決断 ⇒ 苦渋の決断
苦汁を味わう ⇒ 苦渋を味わう
苦渋をなめる ⇒ 苦汁をなめる
口先三寸(くちさきさんずん) ⇒ 舌先三寸(したさきさんずん)
口をにごす ⇒ 言葉をにごす
国敗れて山河あり ⇒ 国破れて山河あり
⇒語源(唐の詩人・杜甫の「春望」)にしたがうとこの字を使う。
首実験 ⇒ 首実検
⇒討ち取った武将の生首による本人確認。
雲を散らすように ⇒ 蜘蛛(くも)の子を散らすように
黒白(くろしろ)をつける ⇒ 黒白(こくびゃく)をつける
軽卒(けいそつ) ⇒ 軽率
気嫌いする ⇒ 毛嫌いする
原価償却 ⇒ 減価償却
⇒価値が減少するから原価ではなく減価。
喧々諤々(けんけんがくがく) ⇒ 喧々囂々(けんけんごうごう)
⇒侃々諤々(かんかんがくがく)
言質(げんしつ) ⇒ 言質(げんち)
⇒後々の証拠となる言葉。
現状回復 ⇒ 原状回復
⇒事態を元の状態に戻すこと。
剣もほろろ ⇒ けんもほろろ
⇒つっけんどんなようすを表すが、「けん」も「ほろろ」も雉(きじ)の鳴き声のこと。
言を待たない ⇒ 言を俟たない
⇒「あらためて言うまでもない」の意味。
紅顔の美少女 ⇒ 紅顔の美少年
厚顔無知 ⇒ 厚顔無恥
公算が強い ⇒ 公算が大きい
頌春(こうしゅん) ⇒ 頌春(しょうしゅん)
⇒年賀状のあいさつ言葉。
後世畏るべし(こうせいおそるべし) ⇒ 後生畏るべし
⇒「後生」は後から生まれた人。
口答試問 ⇒ 口頭試問
効を奏する ⇒ 功を奏する
声をあらげる ⇒ 声をあららげる
⇒漢字で書くと「声を荒らげる」。
心ずくし ⇒ 心づくし
古式豊かに ⇒ 古式ゆかしく
⇒「ゆかしく(床しく)」は、何となく懐かしさを感じる、上品で優れているという意味。
こじんまり ⇒ こぢんまり
ご静聴ありがとうございました ⇒ ご清聴ありがとうございました
⇒「清聴」は他人が自分の話を聴いてくれることを敬って言う言葉。
御多聞(ごたぶん)に漏れず ⇒ 御多分に漏れず
⇒「多分」は「大部分」の意味。
木っ葉微塵(こっぱみじん) ⇒ 木っ端微塵
⇒「こっぱ」は木の葉ではなく、木の削りくず。
言(こと)切れる ⇒ 事切れる
⇒「死ぬ」「命が絶える」意味。
事さら ⇒ ことさら(殊更)
こぼれ日 ⇒ 木漏れ日
コミニュケーション ⇒ コミュニケーション
(communication)
コラム欄 ⇒ コラム
⇒コラム(column)自体が新聞などの欄、段の意味。
孤立無縁 ⇒ 孤立無援
五里夢中 ⇒ 五里霧中
さ行
【誤】 【正】
才月は人を待たず ⇒ 歳月は人を待たず
最好調 ⇒ 最高潮
最少限 ⇒ 最小限
采配を振るう ⇒ 采配を振る
⇒「采配」は戦場で大将が兵士を指揮するのに使う道具。だから「振る」。
漸次(ざんじ) ⇒ 漸次(ぜんじ)
⇒「しだいに」の意。暫時(ざんじ)は「しばらく」の意。
三味一体 ⇒ 三位一体
しかめつらしい ⇒ しかつめらしい
⇒「まじめくさって堅苦しい感じがする」の意。「しかめっ面」とは全く異なる。
時機(時期)を得た~ ⇒ 時宜(じぎ)を得た~
時期早尚(じきそうしょう) ⇒ 時期尚早(じきしょうそう)
思考錯誤 ⇒ 試行錯誤
嗜好(しこう)を凝らす ⇒ 趣向(しゅこう)を凝らす
四十にして立つ ⇒ 三十にして立つ
⇒『論語』の中の言葉。「四十にして惑わず」。
獅子心中の虫 ⇒ 獅子身中の虫
⇒内部の者でありながら、属している組織などに害をあたえる者。
思想堅固 ⇒ 志操堅固
舌鼓(したづつみ) ⇒ 舌鼓(したつづみ)
舌の先も乾かぬうちに ⇒ 舌の根も乾かぬうちに
凌(しの)ぎをけずる ⇒ 鎬をけずる
⇒「鎬」は刀の背に沿い、筋を立てて小高くなっている部分。
社交辞礼 ⇒ 社交辞令
若冠(じゃっかん) ⇒ 弱冠
⇒男子20歳または年が若いこと。
射程距離内に入る ⇒ 射程内に入る
⇒「射程距離」は二重表現。
愁波(しゅうは)を送る ⇒ 秋波を送る
⇒「秋波」は、女性の色っぽい目つき。
従来からの ⇒ 従来の
⇒「従来から」は二重表現。
縮少 ⇒ 縮小
十指(じゅっし)に余る ⇒ 十指(じっし)に余る
シュミレーション ⇒ シミュレーション(simulation)
準備満タン ⇒ 準備万端
⇒これはうちの次男の勘違い
情に深い ⇒ 情に厚い
将棋を打つ ⇒ 将棋を指す
⇒囲碁の場合は「打つ」。
照準を当てる ⇒ 照準を合わせる
初期の目的 ⇒ 所期の目的
⇒「所期」は期待していること、の意。
食指(しょくし)をそそる ⇒ 食欲をそそる
食指を伸ばす ⇒ 触手(しょくしゅ)を伸ばす
食指を伸ばす ⇒ 食指を動かす
⇒「食指」は人差し指のこと。
食事療法 ⇒ 食餌療法
職人気質(しょくにんきしつ) ⇒ 職人気質(しょくにんかたぎ)
序幕式 ⇒ 除幕式
白羽の矢をあてる ⇒ 白羽の矢を立てる
素人はだし ⇒ 素人ばなれ/玄人(くろうと)はだし
⇒「玄人はだし」は、「くろうとも裸足で逃げる」ほどすぐれているという意味。
心気一転 ⇒ 心機一転
新規巻き直し ⇒ 新規蒔き直し
⇒「改めて種を蒔き直す」という意味。
心神耗弱(しんしんもうじゃく) ⇒ 心神耗弱(しんしんこうじゃく)
進退極まる(しんたいきわまる) ⇒ 進退谷まる
死んで花見がなるものか ⇒ 死んで花実が咲くものか
人道に劣る ⇒ 人道に悖(もと)る
真理を極める ⇒ 真理を究める
酸いも辛いもかみ分ける ⇒ 酸いも甘いもかみ分ける
素読(すどく) ⇒ 素読(そどく)
寸暇(すんか)を惜しまず ⇒ 寸暇を惜しんで
⇒「寸暇」はわずかの暇。
成功裏のうちに ⇒ 成功裏に
正鵠(せいこく)を得る ⇒ 正鵠を射る
⇒「正鵠」は「的の真ん中にある黒い丸」。
精魂尽きる ⇒ 精根尽きる
⇒「精根」は物事をする精力と根気。
晴天の霹靂(へきれき) ⇒ 青天の霹靂
⇒後々の証拠となる言葉。
清貧洗うが如し ⇒ 赤貧洗うが如し
⇒この「赤」は「何もない」の意味。
昔日(せきじつ)の感 ⇒ 今昔(こんじゃく)の感
責任を追求する ⇒ 責任を追及する
絶対絶命 ⇒ 絶体絶命
切端(せっぱ)詰まる ⇒ 切羽詰まる
⇒「切羽」とは、刀のつばに添える薄い金具のこと。
説を曲げる ⇒ 節を曲げる
前後策 ⇒ 善後策
栴檀(せんだん)は双葉よりも芳し ⇒ 栴檀は双葉より芳し
さ行
【誤】 【正】
才月は人を待たず ⇒ 歳月は人を待たず
最好調 ⇒ 最高潮
最少限 ⇒ 最小限
采配を振るう ⇒ 采配を振る
⇒「采配」は戦場で大将が兵士を指揮するのに使う道具。だから「振る」。
漸次(ざんじ) ⇒ 漸次(ぜんじ)
⇒「しだいに」の意。暫時(ざんじ)は「しばらく」の意。
三味一体 ⇒ 三位一体
しかめつらしい ⇒ しかつめらしい
⇒「まじめくさって堅苦しい感じがする」の意。「しかめっ面」とは全く異なる。
時機(時期)を得た~ ⇒ 時宜(じぎ)を得た~
時期早尚(じきそうしょう) ⇒ 時期尚早(じきしょうそう)
思考錯誤 ⇒ 試行錯誤
嗜好(しこう)を凝らす ⇒ 趣向(しゅこう)を凝らす
四十にして立つ ⇒ 三十にして立つ
⇒『論語』の中の言葉。「四十にして惑わず」。
獅子心中の虫 ⇒ 獅子身中の虫
⇒内部の者でありながら、属している組織などに害をあたえる者。
思想堅固 ⇒ 志操堅固
舌鼓(したづつみ) ⇒ 舌鼓(したつづみ)
舌の先も乾かぬうちに ⇒ 舌の根も乾かぬうちに
凌(しの)ぎをけずる ⇒ 鎬をけずる
⇒「鎬」は刀の背に沿い、筋を立てて小高くなっている部分。
社交辞礼 ⇒ 社交辞令
若冠(じゃっかん) ⇒ 弱冠
⇒男子20歳または年が若いこと。
射程距離内に入る ⇒ 射程内に入る
⇒「射程距離」は二重表現。
愁波(しゅうは)を送る ⇒ 秋波を送る
⇒「秋波」は、女性の色っぽい目つき。
従来からの ⇒ 従来の
⇒「従来から」は二重表現。
縮少 ⇒ 縮小
十指(じゅっし)に余る ⇒ 十指(じっし)に余る
シュミレーション ⇒ シミュレーション(simulation)
準備満タン ⇒ 準備万端
⇒これはうちの次男の勘違い
情に深い ⇒ 情に厚い
将棋を打つ ⇒ 将棋を指す
⇒囲碁の場合は「打つ」。
照準を当てる ⇒ 照準を合わせる
初期の目的 ⇒ 所期の目的
⇒「所期」は期待していること、の意。
食指(しょくし)をそそる ⇒ 食欲をそそる
食指を伸ばす ⇒ 触手(しょくしゅ)を伸ばす
食指を伸ばす ⇒ 食指を動かす
⇒「食指」は人差し指のこと。
食事療法 ⇒ 食餌療法
職人気質(しょくにんきしつ) ⇒ 職人気質(しょくにんかたぎ)
序幕式 ⇒ 除幕式
白羽の矢をあてる ⇒ 白羽の矢を立てる
素人はだし ⇒ 素人ばなれ/玄人(くろうと)はだし
⇒「玄人はだし」は、「くろうとも裸足で逃げる」ほどすぐれているという意味。
心気一転 ⇒ 心機一転
新規巻き直し ⇒ 新規蒔き直し
⇒「改めて種を蒔き直す」という意味。
心神耗弱(しんしんもうじゃく) ⇒ 心神耗弱(しんしんこうじゃく)
進退極まる(しんたいきわまる) ⇒ 進退谷まる
死んで花見がなるものか ⇒ 死んで花実が咲くものか
人道に劣る ⇒ 人道に悖(もと)る
真理を極める ⇒ 真理を究める
酸いも辛いもかみ分ける ⇒ 酸いも甘いもかみ分ける
素読(すどく) ⇒ 素読(そどく)
寸暇(すんか)を惜しまず ⇒ 寸暇を惜しんで
⇒「寸暇」はわずかの暇。
成功裏のうちに ⇒ 成功裏に
正鵠(せいこく)を得る ⇒ 正鵠を射る
⇒「正鵠」は「的の真ん中にある黒い丸」。
精魂尽きる ⇒ 精根尽きる
⇒「精根」は物事をする精力と根気。
晴天の霹靂(へきれき) ⇒ 青天の霹靂
⇒後々の証拠となる言葉。
清貧洗うが如し ⇒ 赤貧洗うが如し
⇒この「赤」は「何もない」の意味。
昔日(せきじつ)の感 ⇒ 今昔(こんじゃく)の感
責任を追求する ⇒ 責任を追及する
絶対絶命 ⇒ 絶体絶命
切端(せっぱ)詰まる ⇒ 切羽詰まる
⇒「切羽」とは、刀のつばに添える薄い金具のこと。
説を曲げる ⇒ 節を曲げる
前後策 ⇒ 善後策
栴檀(せんだん)は双葉よりも芳し ⇒ 栴檀は双葉より芳し
総花的(そうかてき) ⇒ 総花的(そうばなてき)
相好(そうこう)を崩す ⇒ 相好(そうごう)を崩す
双壁(そうへき) ⇒ 双璧
⇒「璧」は「たま」の意。
疎縁 ⇒ 疎遠
袖振り合うも多少の縁 ⇒ 袖振り合うも他生の縁
⇒⇒「袖触れ合う・・・」と書くのも間違い。
袖を振られる ⇒ 袖にされる
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た行
【誤】 【正】
大禍(たいか)なく ⇒ 大過なく
⇒「過」は「あやまち」の意。
大義名文 ⇒ 大義名分
泰山鳴動 ⇒ 大山鳴動
体調をこわす ⇒ 体調をくずす/体をこわす
台風一家 ⇒ 台風一過
大舞台(だいぶたい) ⇒ 大舞台(おおぶたい)
大別すると3つに分けられる ⇒ 大別すると3つになる
絶えまざる努力 ⇒ 絶え間ない努力
高値の花 ⇒ 高嶺の花
⇒高い山に咲いている花、という意味。
高見の見物 ⇒ 高みの見物
多寡(たか)をくくる ⇒ 高をくくる
多士済済(たしさいさい) ⇒ 多士済済(たしせいせい)
⇒「たしさいさい」を許容する向きもある。
ダックアウト ⇒ ダッグアウト
立つ背がない ⇒ 立つ瀬がない
他人事(たにんごと) ⇒ 他人事(ひとごと)
短刀直入 ⇒ 単刀直入
単に~だけ ⇒ 単に/~だけ
⇒「単に~だけ」は二重表現。
力づく ⇒ 力ずく
調子の波に乗る 調子に乗る/波に乗る
緒(ちょ)につく ⇒ 緒(しょ)につく
慎んでお悔やみを申し上げます ⇒ 謹んでお悔やみを申し上げます
(石に)つまづく ⇒ (石に)つまずく
爪の垢(あか)を飲む ⇒ 爪の垢を煎じて飲む
デッドロックに乗り上げる ⇒ デッドロックに突き当たる
⇒デッドロックは「開かない錠前」のこと。
テトラポット ⇒ テトラポッド
出花をくじく ⇒ 出端をくじく
寺小屋 ⇒ 寺子屋
出る釘(くぎ)は打たれる ⇒ 出る杭(くい)は打たれる
手をこまねく ⇒ 手をこまぬく
⇒漢字で書くと「拱く」。
~と言えども ⇒ ~といえども(~と雖も)
灯下親しむ ⇒ 灯火親しむ
頭身大 ⇒ 等身大
堂にはいる ⇒ 堂に入(い)る
当を射る ⇒ 当を得る/的を射る
独壇場(どくだんじょう) ⇒ 独擅場(どくせんじょう)
⇒「独壇場(どくだんじょう)」は「独擅場」が誤読されて一般化した言葉。
ドッヂボール ⇒ ドッジボール
飛ぶ鳥後を濁さず ⇒ 立つ鳥後を濁さず
取りつく暇がない ⇒ 取りつく島がない
泥試合(どろじあい) ⇒ 泥仕合
とんでもございません/とんでもありません ⇒ とんでもないことです/とんでもないことでございます
⇒「とんでもな+い」という言葉。
とんぼ帰り ⇒ とんぼ返り
な行
【誤】 【正】
無い袖をしぼって ⇒ 無い袖を振って
泣かず飛ばず ⇒ 鳴かず飛ばず
無しのつぶて ⇒ 梨のつぶて
捺印を押してください ⇒ 捺印してください
斜めに構える ⇒ 斜(しゃ)に構える
ナフキン ⇒ ナプキン
習い性(しょう)となる ⇒ 習い性(せい)となる
何なく合格 ⇒ 難なく合格
難波船 ⇒ 難破船
二の句が出ない/二の句が告げない ⇒ 二の句が継げない
二の舞を踏む ⇒ 二の舞を演ずる
⇒「二の舞を踏む」を許容する向きもある。
憎まれっ子世をはばかる ⇒ 憎まれっ子世にはばかる
20~30%程度 ⇒ 20~30%
濡れ手に粟(あわ) ⇒ 濡れ手で粟
願わくば ⇒ 願わくは
熱にうなされる ⇒ 熱に浮かされる
ねむけまなこ ⇒ ねぼけまなこ
⇒漢字で書くと「寝惚け眼」。
念頭に入れる ⇒ 念頭に置く
~の恐れがある ⇒ ~のおそれ(虞)がある
乗るか反(そ)るか ⇒ 伸るか反るか
⇒もともとは、「前に伸びるか、反対に後ろに反り返るか」という意味。
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は行
【誤】 【正】
ハート型のペンダント ⇒ ハート形のペンダント
⇒「型」はタイプ、パターン、形を作る元になるものを指す場合。
働きずくめ ⇒ 働きづめ
バトミントン ⇒ バドミントン
鼻にも掛けない ⇒ 洟(はな)も引っ掛けない/歯牙(しが)にもかけない
⇒まったく相手にしないこと。
花を捨てて実(み)を取る ⇒ 名を捨てて実(じつ)を取る
歯にころもを着せぬ ⇒ 歯にきぬ着せぬ
腹が煮えくり返る ⇒ 腸(はらわた)が煮えくり返る
⇒「腸」には「こころ、性根」という精神的な意味がある。
波乱万丈 ⇒ 波瀾万丈
⇒「波乱万丈」は新聞が考案した代用表記。
犯罪を犯す ⇒ 罪を犯す
⇒「犯罪を犯す」は二重表現。
万善の策 ⇒ 万全の策
班点 ⇒ 斑点
万来(ばんらい)の拍手 ⇒ 万雷の拍手
被害を被(こうむ)る ⇒ 被害を受ける/害を被る
⇒「被害を被る」は二重表現。
人を狩り集める ⇒ 人を駆り集める
微(び)に入り細(さい)に入る ⇒ 微に入り細を穿(うが)つ
⇒「穿(うが)つ」は「せんさくする」。
暇にまかせて ⇒ 暇に飽(あ)かせて
瓢箪(ひょうたん)から独楽(こま) ⇒ 瓢箪から駒(こま)
⇒「駒」は「馬」のこと。
日を夜に継ぐ ⇒ 夜を日に継ぐ
⇒「昼も夜も休まず」の意味。
ひんしゅくを買われる ⇒ ひんしゅくを買う
風光明美 ⇒ 風光明媚
風物誌 ⇒ 風物詩
深い絆(きずな) ⇒ 強い絆
⇒「絆」は「綱」のことだから、深くはならない。
不響和音 ⇒ 不協和音
富士写真フィルム
(会社名) ⇒ 富士写真フイルム
⇒「イ」は全角。
不正が明るみになる ⇒ 不正が明るみに出る
物議(ぶつぎ)を呼ぶ ⇒ 物議を醸(かも)す
⇒「醸す」は「生じさせる」。
フリーの客 ⇒ 振りの客
⇒なじみのない突然の客。
ブリジストン
(会社名) ⇒ ブリヂストン
プレゼンテーター ⇒ プレゼンター
下手な考え休むに似たり ⇒ 下手の考え休むに似たり
ヘソを抱(かか)えて笑う ⇒ 腹を抱えて笑う/おなかを抱えて笑う
⇒ヘソは抱えられない。
法外の幸せ ⇒ 望外の幸せ
奉加帳(ほうかちょう) ⇒ 奉加帳(ほうがちょう)
⇒寺社への寄進の内容と寄進者を記した帳面のこと。
ほうずき ⇒ ほおずき
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ま行~
【誤】 【正】
的(まと)を得る ⇒ 的を射る
⇒「当を得る」と混同してはダメ。
まゆをしかめる ⇒ 顔をしかめる
まゆをしかめる ⇒ まゆをひそめる
丸の内弁当 ⇒ 幕の内弁当
⇒昔聞いた所ジョージさんの勘違いです。
満面朱に染まる ⇒ 満面朱を注ぐ
身入りのいい仕事 ⇒ 実入りのいい仕事
見かけ倒れ ⇒ 見かけ倒し
三日に空けず ⇒ 三日に上げず
⇒三日も間をおかない、つまり中断しないという意味。なお、二日に上げず、四日に上げずのような言い方はない。
身にこたえる ⇒ 骨身にこたえる
身の周り ⇒ 身の回り
実もたわわに ⇒ 枝もたわわに
⇒「たわわ」はたわみしなうさま。
身を削る ⇒ 骨身を削る
身を粉(こな)にする ⇒ 身を粉(こ)にする
民族芸能 ⇒ 民俗芸能
無実を晴らす ⇒ 無実の罪を晴らす
娘十八、番茶も出花 ⇒ 鬼も十八、番茶も出花
⇒鬼のような恐ろしい顔をした者でも、18歳という娘ざかりのころには美しさが現れる、という意味。
胸先三寸 ⇒ 胸三寸
目覚めが悪い ⇒ 寝覚めが悪い
目にものを言わせてやる ⇒ 目にもの見せてやる
目鼻(めはな)が利く ⇒ 目端(めはし)が利く
黙否権 ⇒ 黙秘権
求めよさらば開かれん ⇒ 求めよさらば与えられん
焼けぼっ栗(くり)に火がつく ⇒ 焼けぼっくいに火がつく
⇒「焼け棒杭(ぼうくい)」のこと。
病(やまい)膏盲(こうもう)に入る ⇒ 病膏肓に入る
⇒「膏肓」は本来「こうこう」と読む。「こうもう」は慣用読み。
優性保護法 ⇒ 優生保護法
弓矢を引く ⇒ 弓を引く
横車(よこぐるま)を入れる ⇒ 横槍(よこやり)を入れる
⇒「邪魔をする」意味。
横車(よこぐるま)を入れる ⇒ 横車を押す
⇒「道理に合わないことを無理に押し通す」意味。
寄る年 ⇒ 寄る年波
離発着 ⇒ 離着陸
驢馬(ろば)に鞭打つ ⇒ 駑馬(どば)に鞭打つ
⇒ 「駑馬」は「のろい馬」。
総花的(そうかてき) ⇒ 総花的(そうばなてき)
相好(そうこう)を崩す ⇒ 相好(そうごう)を崩す
双壁(そうへき) ⇒ 双璧
⇒「璧」は「たま」の意。
疎縁 ⇒ 疎遠
袖振り合うも多少の縁 ⇒ 袖振り合うも他生の縁
⇒⇒「袖触れ合う・・・」と書くのも間違い。
袖を振られる ⇒ 袖にされる
無い袖をしぼって ⇒ 無い袖を振って
泣かず飛ばず ⇒ 鳴かず飛ばず
無しのつぶて ⇒ 梨のつぶて
捺印を押してください ⇒ 捺印してください
斜めに構える ⇒ 斜(しゃ)に構える
ナフキン ⇒ ナプキン
習い性(しょう)となる ⇒ 習い性(せい)となる
何なく合格