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日本語文法文章論 生糸は

2014-04-27 | 日本語文法文章論


日本語文章の解析である。
史実を伝説としてとらえなおし、絹の起源を紹介する。

それは紀元3000年前にあった話、そして6世紀ごろになってペルシャの僧が中国から蚕の卵を持ち出した話と続く。朝日新聞コラム、天声人語、20140427、富岡製紙工場が世界遺産へ、の、一文である。

本からの、受け売り、と断るところは、この用語に首をかしげる。
ある人の話をそのまま他の人に伝えること、人の話を受け売りする、ということを気にしてのことか。引用をとらえて謙辞としたか。

話題の主題主語は、地元は、引用詞に見える、いくつかに展開する。
日本近代化、伝習工女、そして哀史である。





史実というより伝説の部類
絹の起源

6世紀ごろには
地元は
富士山とは
官営施設は
糸は
生糸は
製糸場は
地域では



富岡製糸場が世界遺産へ
2014年4月27日05時00分

 史実というより伝説の部類だろう。紀元前3千年に近い古代中国で、帝王のお妃(きさき)が誤って蚕(かいこ)の繭(まゆ)を湯の中に落としてしまった。すると不思議、とてつもなく長くて細い糸が出てきたという。『虫と文明』(築地書館)という本に教わった、絹の起源をめぐる一説である

6世紀ごろには、ペルシャの僧が中国から、中を空洞にした杖に蚕の卵を隠して持ち出したそうだ。このわずかな卵が欧州の養蚕の礎(いしずえ)になり、フランスなどを中心に繁栄していったというのも、右の本からの受け売りである

明治の初めにフランス人の指導を仰ぎ、器械製糸の技術を取り入れたのが、群馬県の富岡製糸場だった。近隣の絹産業遺産群とともにユネスコの世界遺産に登録の運びとなり、早朝にとどいた朗報に地元はわいた

去年の富士山とは違い、「え?」と思った人もおいでだろう。だが明治政府の進めた「殖産興業」を語るときにこの官営施設は外せない。1個の繭からとれる糸は1500メートルにもおよぶ。その小さな白い虫が、日本の近代化を支えた時代があった

「伝習工女」と呼ぶ女子を全国から集め、技術を習得させて帰郷後に指導者にするのも大きな目的だったという。生糸はその後、外貨獲得の最大の輸出品に育っていく

富岡市教委の刊行物によれば、この製糸場は勤務時間も休日も合理的な環境だったという。他の地域では、近代化を底辺で支えた女工の厳しい労働もあった。朗報を喜びつつ、その哀史にも思いをいたしたい。

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