秋桜
2013-09-29 | 日記
秋の桜と書いて、コスモス なんと、秋桜 あきざくら で、メキシコ原産のキク科コスモス属の花、コスモス Cosmos の和名とあるではないか。
日本には明治時代に渡来し、秋に咲き花弁の形が桜に似ているところから名づけられたとかで、これをコスモスと読ませるようになったのは、1977年、昭和52年の山口百恵の、秋桜(コスモス) 作詞、作曲がさだまさしのヒット作となってからのことである、とあって、あらたに知ったようなことだ。
>うす紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 比頃涙もろくなった母が 庭先でひとつ咳をする
日本の歌百選に選ばれている。小春日和と謳っている。
もう咲いているし、10月になればみられる。
小春はもともと陰暦10月の別名で小六月ともいい陰暦10月、太陽暦では11月頃になるので、9月の末の今からすれば、まだ少し先だ。
曼珠沙華、秋桜と印象の強い花である。野の草花と言う様子で密生すると、風に吹かれて風情がある。曼珠沙華のいろどりを強調した壁紙だが、いかがか・・・
秋櫻子と言えば俳句作者である。
水原秋櫻子の俳句
suien.ne.jp/0001/syuosi/kansyo.htm
野の虹と春田の虹と空に合ふ野から立った虹の孤と、春田から立ち上がった虹の孤が空で出合い、一つの孤をなす虹となった。色彩ゆたかな春の景色。
コスモスを離れし蝶に谿深し
『葛飾』所収。昭和15年作。秋櫻子は、赤城山に数十回登ってい
るが、第2回目に水沼口から登ったときの句。「朝から気持ちのよ
い秋晴れで、上州の山々が嶺をつらねて立ち並んでいた」と自解に
ある。微風に揺れる一叢のコスモスをひらひらと飛んでいた蝶は、
コスモスを離れて、深い谿の空へと舞い出ていったのである。コス
モスを飛ぶやさしい蝶に比べ、その同じ蝶が谿の空を風に煽られて
飛ぶ荒々しい蝶となる落差に、蝶の魂の激しさが読みれる。また、
谿を隔てて連なる峰々とそこに浮かぶようなコスモスの色合いが美
しい。 (高橋正子)
正岡子規(1867-1902)
高浜虚子(1874-1959)
水原秋桜子(1892-1981)
近代俳句 高浜虚子に入門、東大俳句会を設立
昭和初め、阿波野青畝あわのせいほ1899-1992、山口誓子やまぐちせいし1901-1994、高野素十たかのすじゅう1893-1976
ホトトギス 写生と短歌的な叙情 あきらめし旅あり硯洗ひけり
人間の内面を写してこそ文芸の真実、と主張
高浜虚子の、客観写生に反するものであり、論争、ホトトギスを離脱、昭和39年に馬酔木あしびを主宰
40歳代の秋桜子は連作俳句を試みたり無季非定型句を作るなどさまざまな創作活動
無定形俳句から、やがて有季定型句の世界で独自の道を歩む
馬酔木からは石田波郷(いしだはきょう1913-1969)、加藤楸邨(かとうしゅうそん1905-1993)などの俳人
秋桜(コスモス) 山口百恵 - YouTube
► 3:38► 3:38
www.youtube.com/watch?v=aG8Quie3eY0
桜(コスモス) - 季節の花300
www.hana300.com/cosmos.html
季節の花 300. 秋桜 (コスモス). (Cosmos) (+ チョコレートコスモス) コスモス 「コスモス」 撮影日 : 2002.10. 6 (平成14年) 撮影場所: 江戸川区 葛西臨海公園 コスモス 「コスモス」
http://www.hana300.com/cosmos2.html
水原 秋桜子 みずはら しゅうおうし、1892年明治25年10月9日 - 1981年昭和56年7月17日
日本には明治時代に渡来し、秋に咲き花弁の形が桜に似ているところから名づけられたとかで、これをコスモスと読ませるようになったのは、1977年、昭和52年の山口百恵の、秋桜(コスモス) 作詞、作曲がさだまさしのヒット作となってからのことである、とあって、あらたに知ったようなことだ。
>うす紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 比頃涙もろくなった母が 庭先でひとつ咳をする
日本の歌百選に選ばれている。小春日和と謳っている。
もう咲いているし、10月になればみられる。
小春はもともと陰暦10月の別名で小六月ともいい陰暦10月、太陽暦では11月頃になるので、9月の末の今からすれば、まだ少し先だ。
曼珠沙華、秋桜と印象の強い花である。野の草花と言う様子で密生すると、風に吹かれて風情がある。曼珠沙華のいろどりを強調した壁紙だが、いかがか・・・
秋櫻子と言えば俳句作者である。
水原秋櫻子の俳句
suien.ne.jp/0001/syuosi/kansyo.htm
野の虹と春田の虹と空に合ふ野から立った虹の孤と、春田から立ち上がった虹の孤が空で出合い、一つの孤をなす虹となった。色彩ゆたかな春の景色。
コスモスを離れし蝶に谿深し
『葛飾』所収。昭和15年作。秋櫻子は、赤城山に数十回登ってい
るが、第2回目に水沼口から登ったときの句。「朝から気持ちのよ
い秋晴れで、上州の山々が嶺をつらねて立ち並んでいた」と自解に
ある。微風に揺れる一叢のコスモスをひらひらと飛んでいた蝶は、
コスモスを離れて、深い谿の空へと舞い出ていったのである。コス
モスを飛ぶやさしい蝶に比べ、その同じ蝶が谿の空を風に煽られて
飛ぶ荒々しい蝶となる落差に、蝶の魂の激しさが読みれる。また、
谿を隔てて連なる峰々とそこに浮かぶようなコスモスの色合いが美
しい。 (高橋正子)
正岡子規(1867-1902)
高浜虚子(1874-1959)
水原秋桜子(1892-1981)
近代俳句 高浜虚子に入門、東大俳句会を設立
昭和初め、阿波野青畝あわのせいほ1899-1992、山口誓子やまぐちせいし1901-1994、高野素十たかのすじゅう1893-1976
ホトトギス 写生と短歌的な叙情 あきらめし旅あり硯洗ひけり
人間の内面を写してこそ文芸の真実、と主張
高浜虚子の、客観写生に反するものであり、論争、ホトトギスを離脱、昭和39年に馬酔木あしびを主宰
40歳代の秋桜子は連作俳句を試みたり無季非定型句を作るなどさまざまな創作活動
無定形俳句から、やがて有季定型句の世界で独自の道を歩む
馬酔木からは石田波郷(いしだはきょう1913-1969)、加藤楸邨(かとうしゅうそん1905-1993)などの俳人
秋桜(コスモス) 山口百恵 - YouTube
► 3:38► 3:38
www.youtube.com/watch?v=aG8Quie3eY0
桜(コスモス) - 季節の花300
www.hana300.com/cosmos.html
季節の花 300. 秋桜 (コスモス). (Cosmos) (+ チョコレートコスモス) コスモス 「コスモス」 撮影日 : 2002.10. 6 (平成14年) 撮影場所: 江戸川区 葛西臨海公園 コスモス 「コスモス」
http://www.hana300.com/cosmos2.html
水原 秋桜子 みずはら しゅうおうし、1892年明治25年10月9日 - 1981年昭和56年7月17日