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日本文化論 ことはじめ13

2016-03-23 | 日本文化論
インターネットによる情報伝播は、それまでにない情報共有の時代となった。1990年代に展開して日本に大きな影響を及ぼした。インターネットそのものは、最先端科学技術の軍事利用への転用のための研究、米国防総省に高等研究計画局 ARPA  Advanced Research Projects Agency が寄与したことはよく知られている。1958年に設置され、軍事利用から変遷し、1990年にインターネットの学術部門との分離が行われた。1990年代から10年、またその後の10年と文化論を考える場合に、情報革命は切り離すことのできない展開である。その一方で情報格差が見える。デジタル デバイドは、富裕層がデジタル機器を利用し情報を得てさらに経済力を高め、貧困層との経済格差が広がるというように言われる。これはまた、文化に影響をどう及ぼすだろうか。




https://www.nic.ad.jp/timeline/
インターネット歴史年表 - JPNIC

1983
ARPANETから軍事部門(MILNET)を分離

1990
1969年10月にスタートしたARPANET (Advanced Research Projects Agency Network)は、学術利用が1981年のCSNET (Computer Science Research Network)構築と1986年のNational Science Foundation Network (NSFNET)への再構築により減少し、また軍事ネットワークが1983年にMILNET (Military Network)へと分離された後も、引き続き運用が続けられてきましたが、1990年2月に正式に運用が終了されました。PANET (Advanced Research Projects Agency Network)は設立以来、学術研究と軍事技術の双方に利用されていましたが、軍専用のMILNET (Military Network)が設立され、学術向けのARPANETとの分離が行われました。


1994
12月
Netscape Navigator公開
1993年に公開された米国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)作成のNCSA Mosaicに続いて、WebブラウザであるNetscape Navigatorの最初のバージョンが、Netscape Communications社よりリリースされました。機能制限版を無償配布したこともあり、Netscape Navigatorは一世を風靡するWebブラウザとなりました。

1995
8月 24日
米Microsoft社、「Windows95」「Internet Explorer 1.0」発表
TCP/IPを標準でサポートした、初めてのWindowsが公開されました。ブラウザInternet Explorerも装備され、インターネットへの接続が、格段に簡単になりました。

1997
9月 15日
Google検索登場
当時複雑化しつつあった既存の検索エンジンに対し、極めて簡素なインターフースながら的確な結果を返すと評判になりました。その後も成長を続け、2013年4月現在では世界一の検索エンジンと言えます。


2001
11月 16日
米Microsoft社が「Windows XP」を発売
一般ユーザー向けのWindows 9x系と、ビジネスユーザー向けのWindows NT系の統合を目指したOSとして、Windows XPが発売されました。Windows XPは、次期OSであるWindows Vistaが発売された後も根強い人気を誇り、最終的には2014年4月までサポート期間が延長されるなど、長い期間にわたり多くのユーザーに利用されるOSとなりました。また、あまりに多く利用されていたため、サポート終了時には大きな影響があり、一部組織ではサポート終了後も使われ続けました。


2001
1月 15日
Wikipediaプロジェクト始動
幅広いユーザー自身の手により編纂されている百科事典プロジェクトです。当初は記述する人間がいるのか、項目の内容は正確なのかといった疑問が呈されましたが、2013年4月現在では各言語を合わせると2500万を超える項目が存在しています。

2004
2月 4日
Facebook誕生
当初大学内の友人同士をつなぐコミュニケーションツールとしてスタートしたSNS (Social Network System)です。2013年8月時点では世界最大のSNSとなっています。


2005
2月 15日
YouTube設立
インターネット上における動画共有サービスとして現在多くのユーザーが利用している、YouTubeがサービスを開始しました。



SCII.jpデジタル用語辞典の解説
情報格差

コンピューターで扱うデジタル情報を持つ人と持たない人との間で生じている格差と、それによって生じる問題のこと。「デジタルデバイド」ともいう。1990年代以降、先進国ではITを当然の前提として社会システムの基盤を作り上げる風潮が強まった。それにともなって、パソコンなどの情報機器を持たなかったり、持っていても使用できない人々には、そのことが社会的な不利として働くようになった。IT化が進展することに並行して、ITを使えないために、手に入るはずの利益を逃したり、回避できるはずの損害を被ったりすることが新たな問題として現れている。アメリカではすでにデジタルデバイドの解消に向けて、労働者のためのパソコン教育、障害者のためのインターフェイス環境の整備が進んでいる。日本でも今や解決すべき社会問題となりつつあり、情報格差は国内の問題にとどまらず、発展途上国と先進国の間の問題でもある。情報環境が整備されていない国が市場競争で遅れをとる「南北の格差」をさらに拡大する危惧も生じている


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